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長押 綴

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2012.09.27
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カテゴリ:.1次メモ
 アリスはけして美少女ではない。
 アリスはけして頭脳明晰ではない。
 アリスはけして完璧な良い子ではない。


 けれどそんなアリスは人に好かれた。

 子供の頃の朗らかだけれど意志を感じさせる強い瞳は、何も持たぬ怪物を惹きつけた。
 大人になってからの痛みを知る優しい腕は、重荷を背負う若者を救った。

 アリスを嫌う怪物の従者は、怪物の為に禁忌を侵した。


 それは―――




『ありす』
「ミロワール!探したのに、どこ行ってたの」
『ごめん、ありす』
「全く、もう式が始まるっていうのに!」
『ありす、きれい』
「……何よ、もう何度も見てきたじゃない、あなたは…」
『ぼく、しあわせ』
「…………それは、式の時にでも言ってよ!もう、なんであなたはそうやって……」




「…………アリス……何故気付かない」




――――――アリスが気付くまで、記すのをやめておこう。



 ……個人的見解を述べる。彼女の最大の弱点は、目が節穴なことだろう。

 おかげで主は幸せになっているが…………主、本当にそんな奴…で、いいんですか…?

 本当にそんな奴の為に永遠の生を捨ててしまってよかったんですか……?


                            従者
 










追記


 連日主導権を取り戻そうと頑張っている奴を毎回毎回力ずくで眠らせるのが面倒臭い

 しかし主が幸せそうなのでいいと思う事にする









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最終更新日  2015.12.26 23:52:30
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