ナルトーンの大好き！競馬ブログ

２歳Ｇ１を取ってからクラッシックでは苦戦。早熟とか長距離ダメなどと言われた
時期もありましたが、５歳で見事春のグランプリ、宝塚記念を制覇しました。

グランプリ連覇の偉業を達成するのでしょうか？

【過去一年のレース】

09/01/25中山　ＡＪＣＣ(G2)芝2200　良　池添謙一　57　11番　1人気　8着
　　　　　　　　前61.5-後60.0 ▼５－△１－△９瞬発戦

　　　後方２番手追走。４角で外に出して追い込むが全く届かず。人気だったが前が
　　　止まらないと厳しい。


09/03/01中山　中山記念(G2)芝1800　稍　池添謙一　57　5番　4人気　2着
　　　　　　　　前49.8-後47.3 ▼２－▼７－△５瞬発戦

　　　普段は最後方だが、1角まで誰も飛ばさないので、持ったままでも前とは差が
　　　無く１角へ。後方追走。直線向いて前とは４馬身差。直線内に入れて伸びてきたが
　　　わずかに届かず。

　　　最後の伸び脚は素晴らしく惜しい競馬。やはり直線の長い東京・京都がいいなぁ～。


09/04/05阪神　産経大阪杯(G2)芝2000　良　池添謙一　57　8番　3人気　1着
　　　　　　　　前60.0-後59.7 ▼２－▼７－△５瞬発戦　　　　　　　　　　　

　　　中団でディープスカイを見る位置追走。４角でディープスカイが上がって行くと
　　　一緒に上がっていって、直線でディープスカイとは１馬身差。直線入り口から
　　　追いだし開始。そのまま前を交わして坂の上りで先頭に立つと、差し返そうとする
　　　ディープスカイを抑えてゴール。

　　　直線の２頭の走りを見るとわかるのだが、ドリームジャーニーのほうがピッチが
　　　短い。速い回転でスピードに乗るのは馬体重が４２８キロと小柄だからか。
　　　大飛びの馬と対戦するのは大変だけど、それだけエンジンがいいということ。
　　　なんとなく、引退したスズカフェニックスを思いだした。素晴らしいエンジンの
　　　馬。ただ、距離はマイルだと短いし、天皇賞（春）は長い。次は宝塚かな？


09/05/03京都　天皇賞(春)(G1)芝3200　良　池添謙一　58　12番　5人気　3着
　　　　　　　　前60.2-中75.2-後59.0 △１－▼５－△７瞬発戦

　　　いつものように後方追走。４角でも後方だったが、馬場の真ん中やや外から
　　　追いだすと前とは５馬身差。最後までいい脚で来たが前に及ばなかった。

　　　この距離／斤量は持たないと言われていたが、最後まで脚色は衰えずむしろ
　　　追い詰めていた。良く頑張った。


09/06/28阪神　宝塚記念(G1)芝2200　良　池添謙一　58　9番　2人気　1着
　　　　　　　　前59.0-後59.6 ▼６－△２－△３瞬発戦

　　　ちょっと下げて追走すると、目の前にサクラとディープが居る位置取り。その
　　　まま一団でディープスカイを見る形で４角でディープが動くと一緒に追い出し。
　　　４角大外をまわして、直線は最後の坂でも止まらず2着のサクラを1・1/2馬身
　　　離してゴール。
　　
　　　かなり体調がよかったし展開もこの馬の注文どおり。池添騎手の願いが届いた
　　　のか、馬場も良。条件がそろった。それでも、昨年の夏の小倉記念から休み
　　　なく走ってこの成績。疲れ知らずなのか^^;
　　　ＡＪＣＣでは８着と頓挫もあったが、春は走るたびによくなってきた。


09/09/27中山　オールカマー(G2)芝2200　良　池添謙一　59　9番　1人気　2着
　　　　　　　　前61.0-後58.2 ▼７－▼１－△４瞬発戦

　　　もさっとしたスタートで中団追走。４角外から追い上げるがスローで前も
　　　速くなり先頭のマツリダゴッホを捉えることが出来なかった。


09/11/01東京　天皇賞(秋)(G1)芝2000　良　池添謙一　58　12番　4人気　6着
　　　　　　　　前59.8-後57.4 ▼９－△５－△３瞬発戦

　　　出負け。後方外追走。そのまま馬群の中４角を回して後方から追い上げるが
　　　前には届かず。　　　　　　　　　


【ドリームジャーニーの競馬】

ブエナビスタ同様後ろからの競馬。４角外を回して直線をピッチ走法で矢のような
スピードで駆け抜ける。


【ドリームジャーニーの死角】

こちらもブエナビスタ同様に外からまくって直線勝負の競馬になるのでオールカマー
のように取りこぼしがある。特に最近の2走は前半がスロー。これだと前が残って
しまうので、後ろからだとどうしても厳しい。

また、馬ゴミに入れると良くない。ブエナビスタは馬が不器用と書いたが、
こっちは鞍上の問題か?

池添騎手は「平成まくり王」だと思っていて、かつて札幌のエルムＳではメイショウ
トウコンがすごいまくりでロングプライド・マコトスパルビエロを相手にしない競馬
をした。

その後、いろいろと見ているとこの馬含めてまくりが上手い。逆に馬群に入れると
どうも冴えない。以前話題になったオークスのトールポピーも一旦外に出そうと
して外の馬にぶつけ、そこから内にキレ込んで内の馬にぶつかったりしている。

まくり技術は天下一品だが、馬ゴミを捌くのが苦手なんだと思っている。


【有馬記念の評価】

今回９番枠なので、ちょっと下げて中団追走。４角外に出して最後の坂を駆け上がる
競馬になると思う。その時前とどのくらい差が出来るか。それによって勝ち負けが
決まると思う。

気になるのは天皇賞の敗戦。中山記念から宝塚までは負けてなお強しと思わせる
競馬だった。夏休み後の2戦、特に天皇賞秋は不満が残るレース。使ってよくなる
タイプだとすると調子が上がってきているか判断に悩む。

いずれにせよブエナと同様直線の短い中山でどこまで追い込めるか。阪神で勝って
いるように坂は大丈夫。渋った馬場は嫌い。