|
カテゴリ:科学本
「量子力学の奇妙なところが思ったほど奇妙でないわけ」デヴィッド・リンドリー(松浦俊輔訳)(青土社)
P65 「波動関数は当然電子の状態と、それについてわかっていることによって決まるが、波動関数が何らかの形でその電子『である』と考えるのは誤解のもとである。波動関数は、観測される事物だけの独立した記述と考えるよりも、ある系ー観測されるものと行われる観測ーを記述するのだと言う方がいい」 例えばスクリーン上に電子検出器をいっぱい並べられるならば各検出器が電子の存在を知らせる確立は相対的に減る。逆に「実験室の設備が貧しければ」安い大きな検出器を使うことになってそれぞれのカウントは増える。極端にはシュテルンーゲルラッハ実験のように左か右かだけになってしまう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年09月07日 00時03分28秒
コメント(0) | コメントを書く
[科学本] カテゴリの最新記事
|
|