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カテゴリ:科学本
「複雑な、あまりに複雑な」逢沢明(現代書館)
P187 「周期3はカオス(シャルコフスキー)」「三から万物が生まれる(老子)」「1、2、3・・・無限大(ガモフ)」など3の不思議について書かれている。そもそもポアンカレの三体問題も3だ。 P198 「一般不可能性定理」の一例。「三人で多数決をおこなったときに、三人ともが自分の好みにしたがって投票したはずなのに、結果がいろいろ変わってくる。また、全員がだれも望んでいないはずのものが選ばれる」というパラドックス。グーチョキパーの勝ち抜きの方式で多数決をやると変なことになる例が載っている。脳内のニューロンでも行われているかもしれない原理らしい。不思議だね。 P204 「NP完全性問題」について。「フェルマーの大定理」や「四色問題」が解決されてしまった現代での最大の難問。これは前に務めていた研究所でのボスが今一番頭を悩ませている問題のはず。自分としても何か貢献したいなと思ってたりして。ところで四色問題はそういえば面白そうな本が出ていたな・・・ちょっと欲しいかも。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年09月15日 14時29分38秒
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