カテゴリ:思考
日本では、人間死ぬと仏になります。
そして、日本だけではないと思うけれど、良くこう言います。 「死者を悪く言うものじゃない」 私はこれが、中学生の頃からどうも好きじゃない。 その最初のきっかけは伯父の死です。 母の姉の旦那なので血の繋がりはないのですが、初めての親戚の死でした。 この伯父、親戚の中での評判はというと、ギャンブル(麻雀・パチンコ)が好きで家庭を蔑ろにしがちで、また金遣いが荒い・・・など、あまりいいものではなく。 はっきり言って「まったくもって だらしない おじさん」、略してマダオだった訳です。 うちの中でも、血の繋がった親戚は伯母の方だったので、どうしても伯母の肩を持ち、「全くあの人は・・・」みたいな事を言っていました。 でもって私はというと、まだ小学生だったしそういう部分(ギャンブル・家庭・金遣い)は知らなかったけれど、しかしたまに会いに行くと「一緒に風呂入るか?ん?」などからかわれるのが嫌で(シャイなアンチクショウだったんですヨ)、正直苦手でした。 ちなみに北島三郎そっくりでした。←どうでもいい しかし伯父の死後はというと、生前の伯父に対する評価は、概ねこの様になっていました。 ギャンブル好きで家庭を蔑ろ=まったくしたかない人だった (好意的なニュアンスで) 金遣いが荒い=豪気な人だった そして必然的に、良い思い出話だけ語り、良くない思い出はピタッと語られなくなりました。 私はこれが、なんか嫌だったんですよね。 伯父の存在はもう個々の記憶の中にしかありませんが、それを良い物だけ残したり美化することで捻じ曲げるのは、生前の伯父を否定しているような、殺しているような感じがして・・・。 伯父の思い出は、それぞれの人に良いのも悪いのもあるはずで、それらをひっくるめて伯父だったのですから、それを曲げたり修正したりするのは、嫌だなぁと・・・まぁそう思うわけです。 死人を冒涜するのは勿論良く無いけれど、しかし良いとこ悪いとこひっくるめて、正確に記憶し語る事が、真の意味での「死者を忘れない」って事になるんじゃあないかと・・・。 え~、なんかグダグダになってきたので、この辺でおさらばラクーダに襲われて死ねアマゾン社員。 どんな内容だろうとこんな内容だろうとシメはコレ↑で♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年10月17日 12時08分09秒
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