「Casshern」
2003年(?)紀里谷和明監督
判定:☆☆/4
「最近のハリウッド映画って見ごたえないし~」
などとスノッブ丸出し発言をのたまわっていたねぴゅうさんですが、
昨日Casshernを観てきちゃいました。
なんでかというと、無料券を貰ったからなのですが、相棒に見捨てられて一人暗闇でこっそり鑑賞してきました。
結論から言うと、ふつうにまあまあ楽しめました。
今さっき批評とか見たら、いたるところでけちょんけちょんに言われていますが、正直なんでそんなにけちょんけちょんに言われるのか分からなかったなあ。。
で、映画はともあれ(?)なんでまたここまで酷評されるのか考察してみました。(いらない?)
1.期待値大過ぎ
私の場合は、全く前宣伝とかプロモーションとか知らずに、さくっと映画だけ見たので、期待は全然してなかったのが良かったのかもしれません。
最近の映画ってトレーラーの方が面白いってこと覆うにしてあるから。
2.原作ファンの厳しい目
職場の原作アニメファンだったという人は、「あんな酷い映画は始めてみました!」と息巻いていました。(そりゃ見てなさすぎ)
昔の思い出も相まって、厳しい目で見られているような気も。
3.確かにホントに大した作品でもない
今更日本刀で戦ってもKBにしか見えないよとか、
話の辻褄、アレアレ?とか、
ものすご~く説教臭いとか、
その割には結論がそれかよとか、
つっこみどころは満載です。
でもまあ今時、このくらいのレベルの映画はたくさんありますし。
4.映画っぽくない
言われ尽くされている観があるけど、ホントにPVっぽい。
だから好き嫌いはありそう。
映画の作法を無視している。それがヘンで面白でもあるが。
5.反戦過ぎるとか?
テーマはかなり直球。かつ多岐。
最後まで一体この落とし前をどう付けるんだろう?とハラハラした。
こういう直球テーマは、70年台とかには受けたんだろうか?
今時、自衛隊派遣も現実となってこういうテーマにおきれいな答えを出すのも返って非現実的。
製作者の混乱振りが伺えるラスト。このテーマを扱える器じゃなかったとか。原作アニメのラストはどーだったんだろ?
…しまった。擁護するつもりだったのに、なんか批判してるっぽい。
いずれにしろ、これくらいのレベルの作品は今時の日本にはゴロゴロしており、特にこれが酷評されるのはなんでなのかな?と。
高校生同士が殺しあったり、小さな子供が白塗りの幽霊だったり、女が男の足をちょん切ったりするような映画よりは、何倍もまし。と思ったのでした。
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