カテゴリ:格闘
今更11月の話題というのも遅れているが、
スカパーで、曙が闘っているのを見た。 対戦相手は……、Aトレイン? WWEで見なくなったと思っていたら、 なんと、全日本プロレスで活躍していたとは。 今はジャイアント・バーナードと名乗っているらしい。 背中までびっちり生えていた毛が ツルツルになっていたので、別人かと思った。 どうでもいいがアンタ、Aトレインの前は アルバートって名前じゃなかったか? 試合はというと、驚くべきことに曙が圧倒。 7分37秒、64からの体固めでシングル初勝利。 あれだけK-1や総合でメタメタにされ、 「マケボノ」とまで揶揄された男が、である。 こんなんでいいのか、プロレスは? マケボノというと、思い起こすのは2003年大晦日、 ボブ・サップとのデビュー戦である。 バキッ、どちゃっ。 なんか、そんな感じだった。 うつ伏せのまま肉塊と化したそのシーンは、 視聴率で初めて紅白歌合戦を超えた瞬間でもあった。 続いて2004年の大晦日、ホイス・グレーシー戦。 138kgもの体重差にもかかわらず、またしても1RKO負け。 年末の風物詩だった“永田の秒殺祭り”が、 この年から“マケボノ秒殺伝説”に。 そう、この時点で彼は負けっぷりで 市民権を得るという特異な存在になったのだ。 2005年の年末も、素人のボビー・オロゴン相手に判定負け。 しかし、この時は「試合が長い=とっとと沈め」などと 非難までされている。 わかるだろうか。秒殺&連敗こそがマケボノなのだ。 その境地は、ある意味ハルウララ以上である。 今回の対戦相手・バーナードは、三冠王者・小島が 前月の防衛戦で死闘を繰り広げたほどの相手。 WWF時代にはIC王座にも輝いた、 はっきり言って強敵である。 団体こそ違うが、仮にもIWGP元王者の中邑真輔が 「プロレスが一番すげぇんだよ!」と吼えているわけだ。 ならば、プロレスは曙に負けてはならない。 曙をビッグ・ショーと同じように見てはいけない。 レスラーの強さとは、ストーリーの裏付けがあって 初めて認知されるもの。ところが、彼にはそれがない。 むしろ、弱キャラが定着してしまっている。 そんな男に正々堂々の勝負で白星を与えてしまったら、 間接的にベルトの価値を下げることになってしまう。 全日のファンは、このことについてどう思っているのか? 力士時代の同期、力皇がGHCのベルトを巻いたことも、 事態をややこしくしているのかもしれない。 さて、この日の曙は非常に忙しく、 セミファイナルのグレート・ムタ戦では、 停電中に『グレート・ボノ』として乱入までしている。 試合後、ボノが何者なのかという質問に、 ちょっと顔がメイクで荒れてしまった曙が答えていた。 「もう火山の方に帰りました。キラウエアの方に」 心温まるコメントというか。 これこそ、日本のプロレスの良いところというか。 もっと、こういう部分を大事にしたらいいのに。 あ、因みにこの日のファイナルは、小島と健介の三冠戦。 小島から健介から生涯で初めて勝利を奪った、あの激闘である。 試合には、スタン・ハンセンがPWF会長として 立ち会ったのだが、ズボンからシャツがはみ出ていた。 ウィ――――――――――。 もう、小学生じゃないんだから。 小島の熱い涙も吹っ飛んでしまいまひた。 ……。 今更ついでに、正月の写真を公開。 壮一朗と実家のパピヨンである。 最近、うちの坊っちゃんったら、歯が生えてきたのよ。 移動距離も、ガンタンク並になってきたかな。 Please crick here !! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
なりますよ。もうプロレスなんて何年観てないだろう。歯が生えてきて、何かすっかり赤ちゃんじゃなくて子どもですな。我が家では完全にママ似で感想が一致しているが、甘んじて受け入れてくれ。
曙のコメントが片言でも現代風に「方」が多用されているのが気になった。今回はそれだけだ。 (2006.01.26 10:51:37)
T.Oさん
もはや、コアブロックシステムですらないな。 最終的には変形したり、フルアーマーになったり? せめて、大気圏に突入できるようにはなって欲しいな。 (2006.01.27 01:09:25)
キジーさん
壮一朗はそんなに嫌われていなかったよ。 今はだんだんヤンチャになってきたので、 どうなるかわからんけどな。 オレも基本的にはだいたと同じ意見だ。 (2006.01.28 20:52:38) |
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