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テーマ:最近観た映画。(38857)
カテゴリ:日々雑感
地位のある人に会う場合、どうしても相手の事情に振り回されることがある。
昼過ぎ、某代議士と会うため訪問するが、3時間ほどの予定変更を言い渡される。 (まあ、いいわたすって態度なんだよね) こんな理不尽に空けられた時間は有効に過ごしておかないと、後で会った時、嫌味の一つもいいたくなるので注意注意! で、今日は近くに映画館があったので、そこで 蝉しぐれを観る。(木曜日はメンズデーで1000円だった) ご存知、藤沢周平の時代小説。 藤沢の生まれ故郷山形県鶴岡庄内をモデルにした、海坂藩の下級武士と幼馴染で後に殿様の側室になる娘の純愛小説です。 背景には藩権力者らによるお家騒動があります。 父親を切腹させた権力者への復讐心、権力構造に対する諦念ありながら、なお真摯に自分の人生を生き抜く姿が描かれています。 いかなる境遇におかれても背筋を伸ばして生きる。そんなメッセージが伝わってきました。 「忘れようと・・忘れ果てようとしても忘れられるものではございません」 「20年、人を思い続けたことがありますか」 20年の後、市川染五郎 木村佳乃 扮する主人公二人がお互いの思いを蝉しぐれのなかで静かに語りあう場面ではわかっていながら泣かされました。 自分も若かりし頃を思い返す歳になったのかな・・・ そんな大した思い出があるわけではないけれど・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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TBさせて頂きました。
美しい日本人、美しい日本の風景を見せてもらいました。 ふくのような女性は、もう今の日本にはいないですね。 だからこそ、映画の中のふくは一段と輝いて見えます。 (October 7, 2005 05:38:22 AM)
小学生の頃、家にあった”由井 正雪”(でしたっけ?)がどうのこうのと言うのを、ちょっと読んでみて、さっぱり分からなかったので、時代小説風の物は、読んだ事がないのですが、食べず嫌いと同じ状態かも知れませんので、何か読んでみようかなと思いました。
「忘れようと・・ 思い続けたことがありますか」 だなんて、胸にしみるお言葉です。 (October 8, 2005 09:35:46 AM) |