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テーマ:大河ドラマ『風林火山』(345)
カテゴリ:テレビ
今回は歴史的名場面だけあって面白かったです。
武田晴信、今川義元、北条氏康の三者による善徳寺の会見。そこで盟約した甲相駿三国同盟。 誓約書にそれぞれが署名し、それを燃やし灰にし、酒にその灰を煎じて飲んでこそ盟約した証となる。正しく戦国時代の習わしです。 ご存知かもしれませんが、なぜこの三大名が同盟を交わしたかを簡単に説明します。 武田晴信にとって最大の宿敵は長尾景虎であり、北条や今川と敵対することは今の所利無しの状況でした。 北条氏康は関東管領上杉憲政を追い払い、関東制圧に向け大きく前進したものも、その上杉憲政が越後の長尾景虎を頼ってしまことを背景に、長尾景虎との戦は避けられない状況でした。 そして、駿府の今川義元。この名前は歴史の教科書でも頻繁に出てくるので知っておられる方も多いと思います。今川と北条は昔から仲が悪く、度々駿府と相模の国境近くで争ってきました。今川義元の最大の目的は上洛して天下に号令し、足利幕府に代わり日本を統治することでした。もちろん、晴信や氏康もそう考えていたでしょう。 上洛するには北条と決着をつけるか、和睦して同盟を結ぶかのどちらかでしたが、頑固者の義元は和睦には反対でした。 そこで、義元の軍師雪斎(徳川家康の師)が三国同盟の利を義元に悟らせます。その後雪斎は晴信、氏康と会い、三国同盟の話を持ちかけます。 ドラマでは、勘助が景虎が上洛して越後を留守にしているうちに晴信に三国同盟締結を急がせます。 織田との戦で三河に出陣していた今川義元は北条が攻めてきたことに激怒し、すぐさま駿府に引き揚げます。駿府城で義元は嫡男の氏真にすごい剣幕でどなりつけます。ここでの氏真の馬鹿さ加減は面白かったです。 武田は今川の援軍という名目で駿河に出陣します。 史実どおり雪斎が今川、武田、北条の仲立ちをし、3大名による善徳寺会見を成功させました。 元々武田は今川から姫を、晴信の息子義信に嫁がせていました。晴信の娘を氏康の息子氏政に、氏康の娘を義元の息子氏真に嫁がせることで三国の同盟は成立しました。 しかし、この同盟は西暦1560年に起きる歴史的事件が原因でもろくも崩れ去ります。 ☆今日のニコニコ☆ ・機動戦士ガンダム00 OPを風林火山にしてみた 本当にOOのOPパロが多い。それだけ公式OPが気に入らなかったのでしょうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/10/14 12:46:30 AM
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