カテゴリ:生活
仕事を辞めてから、
歌舞伎・バレエ・一人映画・海外一人旅・株 などなど、いろいろ初体験をしているけれど、 先日、初体験したのが株主総会。 株を始めたと言っても、 最低の一単位しか買ってない株主なので、 株主総会の案内が来ても、行くのが恥ずかしい気がしていた。 でも、いろんな会社の総会の案件を見た中で、 ちょっと行ってみたくなったのが関西電力。 株主からの提案事項がたくさん出ていたのだ。 環状線の福島の駅で降りて、会場へ向かう途中、 四国から来ていると言う年輩の女性に道を聞かれ、 一緒に歩いていった。 去年は、四国電力の総会に行ったけれど、 株主の意見なんか聞いてくれないと言う。 へえ、いろんなところの株を持っているんだなあ、 意見が言えるなんて、大株主なのかなあと思った。 10時から始まった、株主総会は、 思っていたような華やかなものではなく、 体育館のような会場で、労働組合の大会のような感じ。 原子力発電についての安全性についての質問や、 労働条件の改善、経営陣の政治家への献金の批判など、 鋭い意見が相次いだ。 いろいろな質問が出ても、同じような返答ばかり繰り返されるけれど、 司会者はとても、進行がうまいなあと思った。 それぞれの質問を丁寧に聞き、短時間の間に要約し、 返答する人を割り当てる。 ちょっと異様に感じたのが、前の方の席に座った人たち。 会社側の説明に、いちいち「はい」と大きな声で返事し、 会社側を養護するサクラのような感じ。 出てきた意見は、賛成者が少なく、全て否決されていった。 反対者が出していた資料を見て、 株主となって原発に反対をする運動をしている団体があるのを知った。 そして一緒に来た四国の女性も、こんな団体に入っているのかもしれないと思った。 私は2階のすみの方に座っていたが、 横に座っていた年配の男性が、 反対の意見を聞く度に、「けっ」と嫌みな声を出すのが気になった。 でも、私も1時を過ぎても、延々続いているし、 お腹は空いてくるし、夕方から予定もあったし途中で退場した。 2階の片すみに休憩コーナーがあり、お茶とお菓子がつまめるようになっていた。 エイベックスの株主総会では、浜崎あゆみなどの出るコンサートがあると聞いていたし、 株主総会ってもっと華やかなものかなと思っていたけれど、全然ちがった。 電力会社がかかえる、いろいろな問題や、 原子力発電所の実体や、問題点がわかってよかった。 こういう運動の仕方もあるんだなあ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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