カテゴリ:ニコ
「ニコちゃん、お元気ですか? フィラリア予防の季節が参りましたので、 血液検査と予防にご来院ください」 ニコが亡くなったことを連絡していなかったので電話したら、 ちょうど先生は、犬たちの散歩中。 帰ってきてから電話をくれた。 お正月の2日まで元気だったこと、 3日だけ食欲がなかったけど、全く痛がらず、下痢もせず、鳴きもしないで、 4日の早朝に、ころんと横になるように亡くなったことを話したら、 心臓マヒだったんでしょうねえと言っていた。 先週、お花が届いた。 「ニコちゃんを偲んで」 と、矢野動物病院から。 この病院には、6年前からお世話になった。 オスのブジュが、去勢手術の後、体調を崩していった。 ブジュは、片側が停留睾丸で開腹手術をしたのだが、 傷口がなかなか塞がらなかった。 2年ぐらい、薬や注射を繰り返しているうちに、どんどん毛並みが悪くなり、 食べた物を吐いたり下痢したり、どんどん痩せていった。 留守にしているので、下痢に困り、週に3度の点滴が何ヶ月も続いた。 そのうち少しの段差でも上り下りできなくなった。 病名がわからず、全然治らないので、次々病院を変えて、 3軒目では入院もしたが治らず、諦めてくださいと言われた。 そして死にそうなので、4軒目に連れて行ったのが、この矢野動物病院。 いろいろ検査をして、肝性脳症と病名を突き止めた。 肝機能を良くする処方をしてくれて、やっと下痢が止まった。 そして少し食べることができるようになり、 そこから2週間、生き延びることができた。 そんなことがあったので、 ニコの胸のしこりは気になったけれど、 メスを入れるのは嫌だなあと思った。 先生は、そんな気持ちもよくわかってくれていた。 ブジュが亡くなってからは、年に一回しか行かないのに、 ニコのことをよく覚えてくれていた。 ニコが亡くなって、 もううちが、犬を飼うつもりのないこともわかっているだろうに、 お花を贈ってくださる気持ちが嬉しいなあと思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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