カテゴリ:展覧会の鑑賞
岡山県立美術館で原田直次郎展を見た。
原田直次郎という名前を知らなかったけれど、 靴屋の親父というこの絵は見たことがある。 年表を見ると、7歳でフランス語を習い、 明治17年、20歳でドイツのミュンヘンに渡り、 美術アカデミーで西洋絵画を本格的に学んだ。 資産家でもあったんだろうけれど、 子どものころから才能を発揮し、 英才教育を施されたのかもしれない。 ドイツでは、森鴎外と出会い親しくなった、 鴎外の「うたかたの記」は、彼をモデルにしているそうだ。 日本に帰ってから、洋画排斥の苦難が待っていたけれど、 森鴎外が彼を援護する論文を発表し続けたそうだ。 そんな状況の中で、「西洋画はますます奨励すべし」と謳い、 騎龍観音(右から2番目)を発表し、弟子を育てていったそうだ。 騎龍観音は、200号以上ありそうな大作で、 間近で見ると、その迫力に圧倒された。 やがて病にかかり、36歳の若さで亡くなってしまうが、 日本の近代洋画は、この人から普及していったんだろうなあ。 明日は、また敦賀。 施設の家族説明会がある。 昨日プールで泳いだら、太腿のブクブクしびれる感じがほとんどなくなって、 500m泳ぐことができた。 プールで泳げたら、腰痛も楽になっていくだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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