レボリューショナリーロード
という映画を見た。すばらしい映画だった。いい映画に出会うと、私は最後の特典映像(だいたい俳優や監督のインタビューが多い)からネットに載ってるレビューまで、気になって気になってみてしまう。「結婚が怖くなった」ってレビューが多い。笑でも、これが現実なんだよなー。この夫婦の物語は、何も映画の世界ではなくって、もしかしたら、隣のあの夫婦も直面している問題かもしれないってところが、この映画の凄み。そして、こんなことをぼんやり思いました。多くの人たちは、結婚を夢見て、一緒に暮らし、子どもを産んで、でも、そこに本当に満足している家族は一体どのくらいいるんだろう?誰もが、現状に満足はしていないけど、その気持ちにフタをして、日々を鈍感に生きることによって、なんとか現状に適応しているのではないか。ある意味、この夫婦はフタができずに爆発してしまったのだけど、こっちがバカげてるとは全く思えない。私はね。なにをもって幸せだとするのか。建前?生き甲斐?夫婦間の問題にフォーカスしてるけど、実はいろんな問題が混じり合っている。監督は、サム・メンデス。主演女優のケイトの旦那。サム・メンデスは「アメリカン・ビューティー」の監督でもある。当時はあまりピンとこなかったけど、この映画をみて、もっかい見てみようと思った。アメリカン・ビューティー(DVD) ◆20%OFF!それにしても、ハリウッドの俳優って、とてもプロ意識を感じる。最後のインタビューを聞いていると、ただの俳優としてとどまらず、一緒に作品を作り上げていて、細かい演出にまで相当こだわってるんだなってのが伝わってくる。この原作に惚れ込んだケイトは、ディカプリオを2年かけて口説いたらしい。まじで、プロフェッショナル。そんな作品の裏側は置いといて・・結婚している人にはぜひみてもらいたい作品。この映画、ちくりんは友達に、「共感しすぎるから見ない方がいいよ」って言われたらしい。笑