テーマ:自然育児を楽しもう(74)
カテゴリ:about learning
ざーっと、今井さんと藤村さんのお話を振り返ってきましたが…。 どうして自然育児友の会が、というより、今井さんが、 この「もうひとつの学びの場」について、 繰り返し会報で特集を組んだり、合宿でWSを開催し続けているのか。 それは、 「ボロボロになった家族をたくさん見てきた」 とおっしゃっていました。 あくまでも一例ですが、 子どもが学校に行きたくないと言う ↓ なだめたり、すかしたりして、なんとか行かせようとする ↓ でも子どもは行かない ↓ 母親は家で子どもを責める ↓ 自分の育児が間違っていたのかと自分を責める ↓ 夫や祖父母、親戚からも責められる ↓ 子どもはひきこもり、母親は鬱状態に…(ry」 みたいなことが、いろんな家庭で起こっていると。 今井さんは、そんな家庭をひとつでも減らすために、 学校以外にも学びの場はたくさんあるんだよ!ということを、 伝え続けていくために、 WSなどを続けているとお話されていました。 日本では「世間並みであること」とか「普通であること」に対する、 社会的要請が非常に強いですし、 世の中には、その年代に応じた場というのがそれぞれ準備されていて、 たしかに「本来行くべき場所に行かなくなる」と、 イロイロ不都合が生じるのは確か。 多くの場合、それは「大人の個人的な都合から見た不都合」、 だったりするんですが。 来年、娘が小学校に上がった後、 わたしは学童などを利用するWMになるわけで、 突然「学校に行きたくない」と言われたとしても、 単純に「ヒルノアイダドウスルノ??」ってことになっちゃうわけです。 実家は遠くて預けられないですし。 気持ちとしては休ませてあげたいけど、 自分の仕事もあって、会社もそんなに休めない。 なんの文句もなく、「本来行くべき場所」に行ってもらうほうが、 ラクーなようにできてるんですよねぇ…。 おお、怖い。 ま、それはさておいて、逆のパターンで、 「親が既存の公教育に疑問を持っていて、 子どもは楽しく通っている」というケースも、 対応には注意が必要だそうです。 子どもは親の鏡ですから、 「学校に行きたくない」と言ったとしても、 「自分はそうは思っていないけど、親が喜ぶからそう言っている」 ということもあるそう。 なので、公教育を離れて、オルタナティブ教育や、 ホームスクーリングを始めるとしても、 「いつでも(学校に)戻っていいんだよ」 というメッセージは、くりかえし伝えないといけないと。 小学生時代はホームスクーリングをしても、 本人の意思で中学校に進学するという子も多いそうです。 ということで、つらつら書いてきましたが、 今回のシリーズはこれでおしまいです。 来年はとりあえず地元の小学校に通ってみますが、 別にそこだけが「学びの場」ではない、 なにがあっても大丈夫、 とはらをくくれたことは、なにより得難い収穫でした。 今井さん、藤村さん、貴重なお話をありがとうございました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.06.03 22:58:01
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