音色の変遷
久しぶりに黒野さんのヒロミチ工房を訪ねました。これも岡梨奈孝至の充電の操作のひとつみたいなものです。私のオカリナのコンサート活動は、黒野さんを最初に訪問した時の、黒野さんの一押しで始めることになったのは、以前に述べたとおりです。ですから黒野さんを訪ねることは、恩師を訪ねることでもあり、また言葉を変えると、一種の里帰りのようなものなのです。ただ、いわゆる里帰りとは、大きく違うところは、普通は里は昔のままで親は齢をかさねていくだけですが、黒野さんの場合は、どんどんヴァージョン・アップされ、尋ねるたびにその演奏の仕方もテクニックも変わっていて、とても勉強になるのです。もう一つ、大きく変化していくのがヒロミチ・オカリナの音色です。今夜訪ねて驚いたことに、ヒロミチ・オカリナの音色が、再び私の求めていた、ヒロミチ・オカリナの初期のころのオカリナに近い音色に、変わってきているのです!!もちろん私にはこの音色の変遷は、大歓迎です。まったく予期していなかったことですが、その私好みの音色のC管を、お預かりすることになったのです!!今まで吹いていたお気に入りのC管(これも初期のヒロミチ・オカリナですが)よりもよく響いて、遠くまで到達します。この1ヵ月のコンサートずくしで放電し切った岡梨奈孝至は、この新しいヒロミチ・オカリナのC管で、完全に充電されたようです。