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2020.01.06
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首 [ 北野 武 ]



皆様こんにちは😄
本日もオダブックの「一日一冊📚」を
ご覧頂きありがとうございます。

本日ご紹介致します本がコチラ!!

【首】



何でしょうね〜。タイトル見ただけだと不気味さであまり手に取りたくない感じがしていたのですが、よく見ると著者が「北野武」だったので
「まぁ、北野武なら間違いないだろう。」
という自分の中の暗黙のルールにより買いました(笑)

読む前の印象は、タイトルからしていきなり「首」ですので、ホラー小説間違いなしと思いましたが、
実際に読んでみますと、ホラー要素はほとんどなく
「本能寺の変を北野武が書くとこうなる!!」という内容の本でした。

「本能寺の変」は「織田信長」が「明智光秀」の裏切りで殺された場所によりその事件名が付けられているかなりメジャーな出来事ですが、「本能寺の変」の原因はというと様々な説があります。
明智光秀が信長に恨みを抱いていたから、
もしくは徳川家康や羽柴秀吉の謀略だったからなど多くの著者が様々な書籍で紹介していて、どれもが信憑性もあるものです。そして大抵の書籍で共通しているのが主人公に目線を合わせるので必然と「主人公が良い人」になりがち(もしくは良い人に見えてしまう)という点です。
「本能寺の変を起こした側が悪い」
というよりは、
「起こされた信長が悪い」
という気分になれた書籍も多かったのですが、今回のこの「首」に関しては全員が悪人です。
まさに戦国版「アウトレイジ」です。
むしろ読み終わった後は、天下を取ろうとする人物やその従者は、かなりの悪人でないと務まらないような気さえしてきました。

主人公は秀吉に仕えた家来で
「曽呂利新左衛門(そろりしんざえもん)」
※架空の人物だと思って読んでいたのですが、読み終えた後調べましたら、実在した可能性のある人物でした😥
による落語の語り口で物語はスタートします。

現代風の会話、難解な言葉も著者が適宜解説を入れながら話を進めてくれるので、特に突っかかることもありません。新たな視点で描かれる、北野武版「本能寺の変」オススメです。



首【電子書籍】[ 北野 武 ]





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最終更新日  2020.01.06 21:12:49
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