昨年の今頃は10数回の分蜂があり、ほとんどシーズンが終わっていたのに、今年は時騒ぎはあるものの結局今のところ分蜂はない。内検すると、1箱で王台が切り落とされていたし、1箱では王椀が落とされていた。分蜂前のこうした行為は見た事がなかったので、M師に尋ねてみると蜜が充分ではないのではないかというので、巣箱を持ち上げてみると確かに軽い。蜂数はそこそこあるので、この春先の天候不順で蜜の消費が著しく、分蜂が調整されたものだろうと思う。まぁ、これから花蜜も足りてくるだろうし、仕切り直して6月頃には期待できるかもしれない。
それにしても、すぐ前の畑は潰されてアパートが2棟建てられたし、先週からは隣家がお墓を修理するとかで石屋さんが重機を持ち込んでなにやらドンドンやっているので、100メートルも離れていない巣箱にもあまりいい影響があるとは思えない。天候不順に加えて、今年はこうした環境劣化が重なって、蜂たちも本能的に警戒しているのかもしれない。唯一の楽しみは、キンリョウヘンとミスマフェットが花芽をつけたことで、キンリョウヘンは昨年も遅きに失して当てにならないが、ミスマヘットは実績があるから、時期に咲いてくれれば集蜂効果を実見できるだろうと思う。
ああ、早くいい蜂場を探したいものだ。
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