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テーマ:自己啓発すすめ(778)
カテゴリ:人生を楽しもう♪
第1章『幼少期~少年期(小学生)』 <長男として> 私は、1歳と7ヶ月目で下に弟ができたため、ほとんど母親を独占したり、思いっきり甘えたりした記憶がないんです。 また、これは母親から後になって言われたことですが、下の面倒もよく見、独り遊びも上手で本当に手のかからない子供だったようです。 さらに三人兄弟の真ん中ということもあり、周りをよく見たりして要領よく振舞うのがどうやら得意だったようです。 それでも、小ズルイことを考えるわけでもなく、どちらかというと内向的でおとなしい子供だったようです。 母親のことは独占することはできませんでしたが、その代わり父親を独占した事は何度もあります。 父は、私が誕生した時にたいそう喜び、早朝の6時台に生まれたのですが病院の中で大声をあげて万歳をしたそうです。 待ちに待った長男の誕生がよほど嬉しかったのでしょう。そして物心ついた頃から家族では父親の次という位置付けになっていました。 今でも覚えている誇らしげな事があります。 私が小学三年生の時、今の実家である家を新築した時の話です。今度、引っ越す場所を見に行ったのですが、私と父の二人きりだったのです。 父はまだ子供の私を一人前扱いし、間取りの説明などしてくれました。そして上棟式の当日、ハシゴを昇り神様にお祈りし、まだ骨組みだけの二階でお神酒を頂いたのは父と私だけだったのです。 別に格式のある家だというわけではないのですが、父は私に一家の長たる教えを自然体の中でしてくれていたように思います。 そんなこともあり、父が出張で家を空けるときなどは、家の戸締り、火の元のチェックなどが私の役割となりました。 勿論、それは暗黙の了解の中で自ら進んで行ったことです。また、父に代わって母を守らなければならないとでも思ったのでしょうか、木刀を布団の横に置いて母といっしょに寝た記憶があります。 実は、とても怖くて仕方なかったんです。大好きで尊敬している父が留守なので、長男の自分がこの家を守らなければならないんだと思う反面、私は人一倍氣が小さく臆病者だったのです。 木刀を寝床に置くということは、そんな自分を奮起させる為です。 そして、母が父の帰宅後にしっかりと報告をしてくれることで、私は父から頭を撫でてもらいながら褒められます。子供の私は、そんなこともまた楽しみでもあったのです。 明日につづきます。 予告・・<自信> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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