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テーマ:自己啓発すすめ(778)
カテゴリ:人生を楽しもう♪
<電話機の飛び込み営業の仕事> 1年半程度のトラック運転手を経験した後、何の仕事をしたらいいのだろうと迷いながら、職業安定所(現ハローワーク)へ行ったり求人情報雑誌を見たりしました。余りよく覚えていませんが、2つ3つ面接をして不採用になったと思います。 その後、仙台市内のある会社に就職します。その会社は一般家庭用の電話機をリースする会社として、仙台支店オープンにつきスタッフ募集というものでした。 平たく言うとこういうことです。当時、電電公社が民営化されNTTとなり、一般家庭にある黒電話やプッシュホンを使わなくてもいいような時期でもありました。 私の就職した先は、取り扱う電話機器は一流メーカーのものばかりで、工事に関しては提携先に完全委託します。 それで、仕事の内容は?というと一般家庭に一軒一軒飛び込み営業をして、キャッシュもしくは最大7年ローンにて電話機を契約してもらう仕事です。 その頃は一流メーカーの電話機で「一つの電話番号で4~6台電話機がつけられる」というホームテレホンが流行りました。 当然、わざわざ高いお金を出して私の勤める会社から買わなくても、量販店で購入する事が可能なのです。 ただ、今のように情報がタイムリーな時代ではないものですから、だまされて契約してしまう人も多いのです。特に都市部ではなく田舎のほうに行き、独り暮らしの老人や留守番の老人、または主婦から契約をもらってきます。 ほとんどは、その日10件程度とれた契約も次の日には9件はキャンセルの電話が入ります。 「こんなこと、していていいのだろうか?」そんな疑問を持つようになる私がそこにはいました。 と同時に歩合制で、契約のどんどん取れる営業マンが優れており、そうでない営業マンが罵倒されるという会社の風潮に嫌氣を感じるようになるのでした。 当時まだ私は21歳でしたが、そこの会社で知り合った37歳のヤマさん(当時)と45歳のチョウさん(当時)の3人でよく1台の営業車で仕事をしていましたが、いつの頃からかパチンコ好きのヤマさんの影響で、チョウさんと私はそれにつき合わせられつつも、朝から仕事そっち退けでパチンコ屋に通うようになるのです。 朝に会社を出発するまではいいのですが、異常なほどの罵倒によるプレッシャーに私以外のこの2人も嫌氣がさしていたのでしょう。 そんなある日の事、そうですね入社してまだ4ヶ月程度の頃です。突然、会社側から成績不振により開設したてのこの仙台支店を閉鎖するという話をされたのです。そして、私は新設するという群馬県の前橋支店への転勤辞令を受けるのです。 チョウさんやヤマさんも同様にあちこちの支店行きの辞令を受けましたが、2人は家庭を持っていましたのでそんなものは受け入れるわけにはいきません。 結局、私も含めチョウさん、ヤマさん、そしてあとの何名かのほとんどのスタッフは辞表を出すことになりました。 後でどうなったかはわかりませんが、1~2名は転勤辞令を了承したと記憶しています。 突然、そんなことがあった訳なのですが、まだ2か月分のお給料をもらっていません。 私はまだ当時は独身でしたので何とかなりましたけど、妻子がある立場の人は本当に大変だったと思います。 私はチョウさんとヤマさんと共に、職業基準監督所へこれらの経緯を相談しに行きました。 何とかお金を貰おうとしたのですが、結局、最終的に企業破産され会社を潰されてしまいます。 また九州に実家がある社長の個人の資産を請求することは可能だがいろいろ手続きがいると言われ、断念せざるを得ない状況になってしまいました。 世の中にはいろんなことをする大人が沢山いるのだということを、私は目のあたりにしたのです。 明日に続きます。 予告・・<会社つくろうか?> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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