ベルギー式。。
このころはベルギーのあまり見たくない面をうつらうつらと綴っているオニオンですが、もうひとつ、生活のの中で誰もが一度は感じることを。。ベルギー人だけじゃなく、ほかの国の人も同じようなもんですが、絶対に責任を負わないということです。つまり、責任が自分であっても絶対に認めてはならないのです。保険の添付条件にもなっていますが、最初から責任は自分ですなんて自己申告してはいけないのです。例えば、これは実際にある日本人から聞いた話ですが、車を路駐していました。そこは線も引かれてお金を払うところです。その人はちゃんと停めていました。ところが、警察から呼び出されてびっくりしました。彼の停車中の車が後ろの操作中の車に当たってきた。その車が損害賠償を訴えているというのです。つまり、停まっていた車に後ろの人が当たったわけです。けれど、それでも損害賠償を求めてくるずうずうしさ。。これはフランス、リヨンで起こった事ですが、日本人の人はなんとあっさり払ってしまったのです。フランス人にすればスカ食らったような話です。もちろん、そこで弁護士を呼び解決しようとするのがここ流ですが、あっさりと責任を認めてしまった日本人、絶対気持ち悪かったに違いありません。さて、ベルギーに戻りますと、湯沸かし器のメンテで一年に一回は人を呼ぶのですが、これが大変なことになりかねないのです。さっさとその時間に来てくれることはまずなく、すっぽかされて数時間じっと我慢の子で待つか、出てくれない電話をかけ続けるか。。まず一日目は無駄に待っても、二回目にはむこうも気を使ってやってくる。しかし、遅れること極まりない。こっちが黙って何も言わなければ無視されるので、一応怒っておくと対応が違います。やっと来てくれたが、部品が足らない、交換するのに数日かかる。。結局3日休みをとらないとならないのです。今回もオニオンは来週あたりに三日目の休みをとります。来ても1時間内で帰っていくのに、一日を無駄にしなければならないあほらしさ。。他の人を呼べばいいだろうって問題でもありません。それに遅れたりするのは誰の責任でもないらしく、その日に緊急出張あったら遅れてしまう。。とか。そんなら前もって知らせてくれよな。。ベルギー人には無理やわ。。一年に一回だからいいか。。なんて言ったら最後で、まだまだあるわあるわ、ヒーターがうまく作動しないやら、水道が漏るとか。。最近電話は携帯だし、パソコンは遠隔で教えてくれるので楽になりましたが、仕事している者にとっては災難です。電話で教えてくれるのはいいですが、各人がその場限りで対応してくれるだけなので、再発したらまた最初からストーリーを語らなければなりません。商店でも客が店の人に気を使わなければ何も売ってくれないところですから、仕方ないのかもね。。心のこもった「いらっしゃいませ」って言うの、もうずいぶん長い間聞いていませんが、まだ日本ではあるのでしょうか。。ね そのうちロボットが心をこめて発声するようになるのでしょうか。。ベルギーではそのほうがいいかも。。