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カテゴリ:歩き旅
朝食はホテルの最上階のブッフェで、家族揃って取った。4歳娘の「あっ、雪!」と言う声に窓の外を見ると、鴨川に飛来する白鷺の大群であった。これほど多くの群れは初めて見る。実際、やや遠く離れた川面すれすれに飛ぶ白鷺の群れは、雪が舞うように見える。子供の感受性に心洗われる思いであった。
娘と妻に別れを告げて、3日目の旅に出発する。五条通を東に進み清水五条に出る。ここからは歩道のない1号線沿いを歩くことが出来ないので、大谷霊廟を抜けて清水寺に入る。昔何度も来たことがあるのだが、このようなルートから清水に入れるとは知らなかった。朝早いので茶屋も閉まっており、当然人影もまばらである。人のいない清水は初めてだが、人ごみに隠されていた荘厳な本質が表に顕れていた。それは、昔比叡山延暦寺の根本中堂を初めて訪れた時に感じた、神々しさであった。 その後、清水から山科を抜けて名神の京都東ICを越え、滋賀県に入る。いよいよ東海道である。大津までの1号線は人影もなく寂しいが、歩道も整備され歩きにくくはない。大津に到着し、左手の市街のほうを眺めるともう、琵琶湖が見えていた。大人だけなら瀬田の唐橋を超えるところだろうが、子供の体力を考え1号線を進む。それでも琵琶湖を越える時はちょっと感動した。息子は琵琶湖越え手前にあった石山の平和堂に、ワンピーベリーマッチがあって大満足のようだったが・・。 草津南からようやく旧東海道に入る。ここからは観光用に整備された案内板なども多数あり、建物も趣がある。年末なので草津本陣跡は休館していたのは残念だった。やはり、最後は2人とも足に来ていたが、何とかこの日も歩ききった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年01月18日 22時58分33秒
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