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カテゴリ:想うこと
J-Popの潔いガラパゴス化が進む中、それは歓迎されていい事だと思うが、全体がそうなっていくと、曲、メロディー自体は国柄による傾向があるので置いておいたとしても、サウンドやアンサンブルの発展が明らかに止まることを危惧している。
....兎にも角にも、今回のグラミーでテイラー・スイフト以外の日本での認知度がなさすぎるのは、ますます「海外は海外」という大義名分によって先のない国粋化に進んでしまうのがもったいない。 自分的には、もはや進むべき方向に迷いなく進めるのでよいのだが.... 日本の新人さんなどは、グローバルな音へ挑もうとしても、今のとこマーケット的にもメディア的にも居場所がない。 かつての達郎さん、オフコース、チューリップ、ユーミンさんetc...のようなブロックバスターが出現できた背景には、グローバルな音の日本化で、それによる聴衆の「よりよいもの」への興味、欲求、憧憬は欠かせなかった。 そして、そんな彼らの、当時の歌謡曲とは違う方向付けがいまだにAKBに至るまでをも支えている以上、(なにしろ製作陣が、洋楽の消化によってスキルを身に付けている。また当時の歌謡曲ですら、実は欧米のメインストリームなポップスをしっかり活かそうと努力していた)ミュージシャンだけではない全ての音楽界、放送界の環境が、国内の音楽産業が行き止まりにぶち当たらないためにも、啓蒙も含めたビジネスモデルを構築し直さなければならないはずだ。 なにしろ一般大衆は、知っているものの範囲内でしか、「よいもの」の選択はできないのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 6, 2012 11:09:50 PM
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