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【節操】ハビット&アジャスト 〜個人的な人生攻略法〜

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2015.10.04
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カテゴリ:・古典
こんばんは。「広有射怪鳥事(ひろありけちょうをいること)」という曲を聴いて"以津真天"という妖怪を知ったO・D・Oです(;゜゜)。

太平記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典【電子書籍】[ 武田 友宏 ]
 その"以津真天"を『隠岐次郎左衛門広有』という人物が弓で射止め、天皇から褒賞を賜ったという話が『太平記』に書かれているそうです。何となく興味が湧いてきましたので時間や機会があったら読んでみたいです。
 さて今回は中国古典-韓非子の『外儲説』にある「弓の名手」の話から考察を進めていきたいと思います👇
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【弓の名手か否か】
 弓を引いて矢を射れば、どんなに目を瞑って出鱈目に矢を放っても、どこかしらに矢は命中する。だが、再び矢を同じ場所に命中させる事が出来なければそれは「善射」とは言えない。何故なら『的』を定めていないからだ。
 弓芸にしろ何にしろ、一定の的や基準があれば難しいモノとなり、一定の的や基準が無ければ簡単なモノとなる。だからこそ、一定の的や基準がある事を成せば「名手」と呼ばれ、一定の的や基準が無い状態で事を成しても「稚拙」となるのだ。

【韓非子の意見】
「故に度無くして之に応ずれば、則ち弁士繁説し、度を設けて之を持すれば、則ち知者といえども猶(なお)失を畏れて敢えて妄言せず」
👇
弓の例と同じく、一定の基準を持たずに進言への対応をすれば、様々な意見が飛び交い収拾がつかなくなる。
 もし、一定の基準を持っているとなると、どんなに賢い者でも失態を畏れて言葉の扱いに慎重になる。

【O・D・O's解釈】
 この話では、
・的→聞き手の判断基準
・射手→意見を言う者
・矢→実際の意見
と譬(たと)えています。
 韓非子はそこから「ボスが厳格な『的』を持っていれば、相手は言葉の扱いに慎重になる」と言ってますが、この話は上司と部下の話に限らないと思います。
 各々の人に『物事の判断基準』があり、此方から何かを伝える時はその的を射る事が大切です。
 人によって大事にしている事は異なってきます。伝え方や伝える内容によって、相手は喜んだり怒ったりします。問題は、此方から意見を言う時に「どうすれば意図を伝えられるか」だと思います。
 上手く伝達が出来る人は、相手の判断基準を読み取った上で適切な意見を言う事が出来るのだと思います。上手く「的を得た」意見を言えれば、その人は弓の名手と同じ様な『達人』と言えます。
 相手の判断基準を見抜き、その上で適切な意見を伝える事が、コミュニケーションを上手くなる上で大事になるかなと思いました。

【参考文献】

中国の思想1 韓非子 【中古】afb
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
…という事で韓非子にある「弓の名手」の話から考えを述べて参りました。
 今回は『射手』側から考えていきましたが、『的』側には「ブレの無い厳格さ」と「幅広く聞ける寛大さ」があると宜しいかなと思います。
 聞く側にブレが無ければ、韓非子が言うように相手は必要な事に関してのみ発言するよう心掛けてきます。それに加えて、幅広く聞ける寛大さが備わっておれば、様々な方面から意見を吸い上げる事ができ、視野が広がってくる事が考えられます。聞き手側は先ずは確固たる判断基準を持ち、そこから徐々に判断する範囲を広げていくのが良いですね(^^)d
 以上、弓名人の話からいろいろ考えていきました。ここまで読んで頂きありがとうございました(^_^)/~~


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Last updated  2020.10.18 09:58:46
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