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【NBA/古典/日常】未来への過去日誌 ~My HABIT's 備忘録~

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・古典

2022.03.27
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カテゴリ:・古典
「節は亨る。苦節は貞にすべからず」
・節は亨る。剛柔分かれて剛中を得たり。
・苦節は貞にすべからずとはその道窮まればなり。
・説びてもって険を行く。
・位に当りてもって節あり中正にしてもって通ず。
・天地は節ありて四時成る。
・節して度を制すれば財をやぶらず民害せず。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・節とは限りありて止まるいわゆる節度を守る事。
・節の本来の意味は竹のフシ。区切りをつけてしめくくるものである。
・個人の健康(節制)・対人関係(節操)・政治(節義)・天地の推移(節季)。全て節あってこそ順調に進む。
・沼沢が水をたたえている状態を示し、川の水が氾濫もせず枯渇もしないよう調節している。
・節を守ってこそ真の幸福がある。しかし節に固執しすぎるのもよくない。節倹が過ぎて病気になるのはつまらぬこと。節倹は適度に行うこと。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
…そろそろ節制が必要だなと思い始めている。そんなときに頭に浮かんだのが易経の『水沢節』である。どんな内容か読み直して印象に残ったところは「苦節は貞にすべからず」のところである。苦しい無茶な節制は貞ではない。正しくないということだ。節度を守るというか、分を弁(わきま)えるくらいで考えておこう。川の水が氾濫せず枯渇せず調整されている、というイメージをもつ。適度に調節すること。区切りをつける。限りあるものをとどめること。「説びてもって険に行く」というのは、楽しみや喜びを頭に浮かべながら険しい道を歩むという意味なのだろう。険しい道とは節制、喜びや楽しみとは自分の望みを指す。望みを叶えるために節制する。卦象は、上に水、下は沢である。沢は悦、水は険を象徴する。だから悦から険に向かうという意味になる。沢が水が溢れないよう調整しているかたち。それで節を表しているとされている。節制というのは苦しいイメージがある。だが、それも結局は心の持ちようである。考え方を工夫すれば何事も楽しめる。例えばゲーム感覚にするため自分なりにルールを決めるのも良い。区切り毎に目標設定をして、途中経過で達成したらご褒美をやるのも良い。ルールを設けるのも節の一つである。節とは区切りという意味もある。節制を楽しむ。それが容易になれば、自分自身のコントロールがより容易くなる。自分自身のコントロールは意外と大変だ。だが、苦しんでコントロールしてはいけない。貞ではない。楽しんでコントロールするんだ。自分自身も人生も楽しんでコントロールする。そういった心構えで臨めば日々快活に過ごせる。目標の有無は充実感に直結する。目標を持って挑めばゲーム感覚で楽しめる。目標設定も節の一つではないか。ルールや目標を自分なりに設けるのは大切だ。習慣化し易くなるからな。習慣化すれば無駄なストレスを感じなくなる。ストレスはここぞという時に出せるよう通常時は習慣に基づいた無意識的な行動をしていきたい。ルールを設けて習慣化。その目的は自己コントロールにある。習慣化された無意識な言動が増えるたび楽になる。退屈さを感じるかもしれないが、いつも通りで退屈だと思うなら、それは習慣化により朝飯前と呼べるくらいに慣れてきた証だ。それは誇っていい。退屈は慣れの証。退屈に嫌気が差すなら冒険すればいい。世の中知らないことだらけだから、冒険すれば新たな発見はあるだろう。冒険するのは節による習慣化で足場が固まってきてからでいい。基盤が固まるまではルール通りの習慣化に専念すればいい。冒険先はいくらでもある。冒険はいつでも出来る。冒険前に留守を託せる人を見出だす必要はあるけどね。まずは自分自身だ。ルールを設けて習慣化して基盤を固める。冒険したくなったら留守を任せられる人を見出だしておく。これが、節の意味の一つなのだろう。「位に当りてもって節あり中正にしてもって通ず」というのは、位(役割)に合う立ち振舞いで"中正"となって通じるということだ。欲望をコントロールする。制御する。制御を楽しむことだ。自分をコントロール出来れば足るを知れる。制御の楽しみはそこにある。欲望の制御を楽しみながら行い、節度ある生活を目指していこう。

【"節度"電子書籍】

わたしの節約ノート 節度をもって、約しく暮らす【電子書籍】[ 山本ふみこ ]


【中古】〈節度の経済学〉の時代 市場競争至上主義を超えて /朝日新聞出版/内橋克人(単行本)






Last updated  2022.03.27 00:00:21
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2021.02.23
カテゴリ:・古典
~~~~~~~過去記事~~~~~~~
【古典】耕柱篇 ~墨子のアドバイス集~
~~~~~~~過去記事~~~~~~~
…数年前に投稿した記事を読み直してみた。
________________________
「われもまた子をもって、
      もって責むるに足るとなす」
…期待しているからこそ、厳しく容赦なく指導する、という事だ。期待に加え、その教え子を信頼しているとも言える。厳しい指導でも応えてくれるという期待と信頼が。教え子がそれに応えて成長するなら、素晴らしい師弟関係が形成され、お互いの成長につながっていくだろう。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
________________________
「築くのが上手い奴に築かせ、整えるのが上手い奴に整えさせ、完璧か否かを見抜ける奴に最終チェックをさせれば、牆は完成する」
「これと同様に、コミュニケーションが上手い奴に場を仕切らせ、状況判断に優れた奴に事の是非を判断させ、的確な実行が出来る奴に実務を任せればいい」
…役割分担、適材適所について語っている。事業を容易く進めるには、各々に得意分野を任せればいい。各々の特徴を知るには、様々な経験を積ませればいい。なかには"食わず嫌い"でやらないだけで、実は特性に合っている場合もある。時と場合によって、配置転換を行い、苦手分野も経験させ、得意分野を更に伸ばすのも一つの手だ。得意分野だけ延々とやるだけだと、飽きが生じてくるんだ。短期的に成果を挙げたいなら"皆が得意分野の采配"を行う。長期的な視野で成長を促すなら"経験を積ませる采配"を敢えてするのもいいだろう。
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「出来る事だけ口にする。出来ない事は言わない」
「出来もしない事を頻繁に"出来る"と口にするなら、口先だけの軽薄な奴と軽蔑されるだけだ」
…言行一致について言っている。シンプルではあるが、実際に出来ているか否かはまた別だ。気が付かない内に、出来ない事をも出来ると言って、相手の期待を知らない内に裏切っているかもしれない。ふと気付いた時に、自身の言動について振り返るべきだな。また、宣言した以上は、出来るまで徹底的にやり抜くべきだ。そして、出来る事を増やす為にも、日々勉強や経験を積んで、地力を養うべきである。
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________________________
「禄に背きて義に向う」
…やるべきこと・正しいことを遂行出来ない環境ならば、たとえ厚待遇で迎えられても離れてもいいのではないかと墨子は考えていた。
 もし、その環境に"正しさ"がなくても、自身は厚待遇で迎えられていたらどうだろうか?たとえ"正しさ"がなくても、そう容易く厚待遇を手放すことを躊躇するだろう。悪事とまでは言わなくても、正しくない環境というのは無数にある。もし、正しくない環境にいたとしても、まずは自分の力で変化を加えられるよう働きかけ、実際に良い影響を与えられたらどうだろうか。それが、一番望ましい形だ。そこから離れるのは最終手段。二の次、三の次だ。義に向き合い、義を実践できる状態になれば、正当な禄を得るに相応しい。まずは、出来る限りのことをやるべきだな。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

…墨子の耕柱篇では、墨子と弟子達の対話が記録されている。飾り気のない真っ直ぐな墨子の人となりが見えてくる気がする。また気になる逸話があったら紹介するよ。


【参考書籍】

中国の思想(5) 墨子(改訂版)【電子書籍】[ 松枝茂夫 ]






Last updated  2021.02.23 08:55:44
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2021.02.11
カテゴリ:・古典
______過去記事______
【韓非子】孤憤編 ~法術士と重臣~
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄過去記事 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
…ふと、韓非子の孤憤編に書かれていた事について気になった。思い立ったので、気になった一部分についてまとめてみた。

【臣下の利益 と 君主の利益】
{君主}
・有能な人物をとりたてる
 (能ありて官に任ずる)
・功労のあった者に爵禄をあたえる
 (労ありて爵禄する)
・人並すぐれた者に能力を発揮させる
 (豪傑の能を使う)
{臣下}
・能力がなくても仕事をあたえられる
 (能なくして事を得る)
・功労なしに富を得る
 (功なくして富貴なる)
・仲間と組んでかばいあう
 (朋党して私を用うる)
…うん、これは現代でも通じる話だな。一般企業でも、首脳陣は「良い人を採用し、成果を挙げた人に褒賞を与え、一人一人の能力をフルに発揮させたい」と考えている。一方、従事者は「力不足でも仕事がほしい。給料が貰えれば良い。重い責任を負いたくない」と思っている人が多いのではないか。たとえ口に出さなくても、内心思っている人は多いだろう。実際、仲間内の気楽な会話では、そんな話をよく聞く。首脳陣の願い と 従事者の思い が食い違うことなんて、ざらにあるよ。

【先見性ある者&身の清廉潔白を守る者】
・遠い先まで見通す者は、罰を受けるのをおそれるから、重臣(利益を貪る者)の手下にはならない
・身の清廉潔白を守り通す者は、姦臣といっしょに君主をあざむくことを恥じるから、これも重臣の手下にはならない
…現代でも、従事者の中で強い影響力を持つ人は現れてくる。それが、真面目で真摯に仕事に取り組む人だったら良いよ。だが、たいていは自分本意な重臣のような人が影響力を持つんだ。一緒に怠け合う仲間がほしいからな。言葉巧みに仲良くなり、一緒に首脳陣に反抗的であろうとするんだ。なぜなら、重い責任を負いたくないからだ。ラクして給料をもらいたいからだ。だから、自分の仲間を増やして、面倒事に対して反発しようと躍起になるんだ。ま、これも一つの守備方法だけどね。首脳陣は、無闇やたらに一方的に要求してくるケースもあるからね。これは、ブラック企業に多い。従事者への配慮がなく、ただ求めてくるケースが。そう場合は、徒党を組んで反発も有効な手段だ。だが、まともな企業でそれをやるのはどうか。それは、単なるサボりである。大した事をやらず、ラクして給料を得たいがために反発する。それはちょいと嫌だな。
 もし、そういう輩がいたらどうする?先見性がある人 と 身の清廉潔白を守る人 は、上記の理由から距離を置くそうだ。先見性がある人とは、世間一般的な常識を知っており、その常識と照らし合わせて生きる人を指す。常識人とも呼べる。身の清廉潔白を守る人とは、人として正しく生きることを目指す人を指す。良識人とでも呼べるかな。その両者は、重臣と距離を置きながら、やるべき事に集中して取り組める力がある。

【重臣の手下になる者】
・重臣の手下になる者は、将来のわざわいを察しない愚か者か、悪事を平気で行う恥知らずである
・重臣はこういう連中をとりまきとし、上では君主をあざむき、下では利益をあさっている
・みなで口を合わせて君主をだまし、法を無視して世の中を混乱させる
・そしてついには、国の危機をまねき領土をけずられ、君主に屈辱と苦しみをもたらす
・これこそ、大罪そのものである
…重臣の取り巻きになる人はどんな者か。将来の禍(わざわい)を察しない愚か者と、平気で悪事を行う恥知らずと韓非子は言っている。
 将来の禍を察しない者とは、端的に言うなら阿呆者もしくは世間知らずということだ。阿呆者とは、世間知らずで呆けている者を指す。阿呆者は、まだ若者であれば救いようがある。従事する人を間違えなければ、正しい道を歩める。従事する相手を見誤らないことが大事だな。阿呆者が道を見誤らない為には、自分なりの考えを持つことだ。主体性をもつことだ。確かに、周りに流されて生きるのはラクだ。だが、もしその環境が瓦解したら、一人で生きていけなくなる。だから、主体性をもって生きることが大切なのだ。
 一方、平気で悪事を行う恥知らずとは、そのままの意味だな。恥知らずの無鉄砲っぷりは、なかなかに危うい一面がある。良識人とは真逆の存在。これは距離を置いたほうがいい。へたに関わると、実害を被る。危ない存在。恥知らずになれば、孤立していくんだ。環境に適応できないからな。もし、関わることになったならば、細心の注意を払おう。恥知らずの行動力は凄まじい。何かしでかす前に、道理を説いて制御するんだ。何度も何度も、理解するまで、理解が行動を伴うまで説き続ける。そうして良識を得たならば、慕ってついてきてくれるよ。ある意味、忠誠心が高いとも言える。だが、恥知らずへの接し方には細心の注意が必要だ。
 阿呆者と恥知らず。その両者が、重臣の取り巻きとなる。そして、利益を貪るために、自分の都合がいいように、周りを変えさせていく。そうしていく内に、首脳陣の声が聞こえなくなり、好き勝手にやりたい放題やっていく。首脳陣の利益なんてガン無視だ。ただ単に、自分達がラクに利益を得られればそれで良い。それが、いつしか自身に返ってくることも知らずに。重臣も、結局は阿呆者で恥知らずな連中なんだな。先見性がなく、ただ単に目先の利益にしか興味がない。良識がなく、自分の都合の良し悪しでしか判別できない。ま、いつしか見透かされ、孤立していくんだろうな。それを恐れるから、仲間を増やして、徒党を組みたいんだろうね。

【臣下の大罪 と 君主の失策】
・臣下は大きな罪をおかし、君主は大きな失策をおかしている
・臣下が大罪をおかしているのに、君主がそれを放任しておくとしたら、これ以上の失策はない
・上で君主が大きな失策をおかし、下で臣下が大罪をおかしながら、国の存続を求めても、それは不可能である
…ここまで書いたことを韓非子は、臣下の大罪 と 君主の失策 と言っている。そんな状況では、事業を長続きさせることなんて不可能だと説いている。ま、そうだよね。各々が好き勝手して方向性が定まらなければ、何も成し遂げられないまま沈んでいく。そんなところに、長居なんて出来ない。では、どうするか。俺は『3つ以上の逃げ道を確保する』ことを推奨するよ。

【逃げ道の確保(狡兎三窟)】
~~~~~~~~~~過去記事~~~~~~~~~~
【持論】逃げ道の確保 ~狡兎三窟の故事より~
~~~~~~~~~~過去記事~~~~~~~~~~
…無理して同じ場所に居座り続ける必要はない。俺はそう思う。自身が望んでいるからそこに居るんだろ?だったら、問題なければ居続ければいい。危ういと思ったら逃げればいい。2つに一つ。シンプルな考えだ。
 確かに、新しい所に行くのは勇気がいる。実力も必要だ。二の足を踏むのも分かる。だが、自分を押し殺してまで居座り続ける所なのか?それを考える必要がある。実力がない?だったら、実力を身に付けるために研鑽を重ねるべきだ。今居る場所でも出来る。もっと目の前の出来事に真剣に向き合って取り組めばいい。周りなんて関係ない。自分の意志でやるんだろ、真剣に取り組むなら。真剣にやっていれば、道は広がってくるんだよ。

【適応するor立ち去るor立ち向かう】
~~~~~~過去記事~~~~~~
【処し方】幻想 と 現実 について
~~~~~~過去記事~~~~~~
…やたらと閲覧数が多い上記の過去記事。ここにも、自身の処遇について考えるためのヒントがあると思う。
 この記事で提唱したのは『適応』『立ち去る』『立ち向かう』の3つだ。適応とは、その名の通り上手く立ち振る舞って、自身の立ち位置を確立させる事を指す。立ち去るとは、今居る場所を見限って他へ移る事を指す。そして、立ち向かうとは、自身の影響力を駆使して、組織内に革新をもたらす事を指す。ま、3つ目の立ち向かうについては、信念と協力者がいないと実現不可なんだけどね。

 選択肢は無限大。居場所なんて、そこら中に転がっているんだ。何処ででも生きていられるんだ。あとは、自分自身が何を望んでいるか、それ次第で選べばいい。無理にしがみついていても、何も楽しめないよ。選ばれるよりも選ぶ。それがいい。それだけの実力を身に付ければいい。


【参考書籍】


中国の思想(1) 韓非子(改訂版)【電子書籍】[ 松枝茂夫 ]






Last updated  2021.02.11 09:42:50
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2021.02.09
カテゴリ:・古典
『あなたが転んでしまったことに関心はない。そこから立ち上がることに関心があるのだ。』by リンカーン

…いつだったっけな。とある日、とあるショッピングモールの柱に書かれていたよ。リンカーンの名言だそうだ。
 たとえ失敗しても、そこから起き上がれば問題ない。失敗して落ち込んだ今よりも、反省して修正する次に期待する。そんな意味合いかな。ま、失敗した本人は、失敗を必要以上に深刻にとらえちゃう。だが、他人にとって、失敗して落ち込む姿なんてどうでもいいんだよね。お人好しは心配するだろうが、ぶっちゃけどうでもいい。そこからどうするか、次はどうするか。そっちの方がよほど重要だ。そんなところで足踏みしてどうすんねん。思いっきり後悔したら、速やかに気持ちを切り替えて、次善策を打つんだ。反省したフリなんて要らない。反省を行動で示すんだ。これが、この言葉を見て俺が思ったことだ。
 名言って面白いよね。端的に、核心をついた言葉がチョイスされている。名言をチョイスするのは、後世の人だ。心に残るから名言なんだ。また気になる名言があったら、自分なりに考えて紹介するよ。

【"リンカーン"電子書籍】

The True History of Lincoln's Assassination【電子書籍】[ Michael D'Amico ]


リンカーン アメリカを変えた大統領【電子書籍】[ 越水 利江子 ]

【"名言"電子書籍】

教養としての世界の名言365【電子書籍】[ 佐藤優 ]

名言でたどる世界の歴史【電子書籍】[ 島崎晋 ]

知となる、世界の最強名言105 野村克也を支えた賢者の教え【電子書籍】[ 野村克也 ]

人生の名言・歴史の金言【電子書籍】[ 廣池幹堂 ]

自分を大きく変える偉人たち、100の言葉(TAC出版)Dr.苫米地式名言活用術【電子書籍】[ 苫米地英人 ]






Last updated  2021.02.09 00:05:02
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2020.12.30
カテゴリ:・古典
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【市に虎あり】
 ホウ恭は、魏の太子と共に趙国へ人質として行く事になった。出発のとき、ホウ恭は魏王にこう質問した。
ホウ恭「もし、誰かが"街に虎が出た"と言ったら、お信じになりますか?」
魏王 「いや、信じないな」
ホウ恭「では、もう一人"街に虎が出た"と言えば、お信じになりますか?」
魏王 「いや、信じない」
ホウ恭「それでは、更にもう一人"街に虎が出た"と言ったら、いかがでしょうか?」
魏王 「そこまでになると、さすがに信じるだろう」
ホウ恭「街に虎が出ないことはわかりきったことです。それなのに、3人が同じことを言ったらお信じになる」
ホウ恭「趙国は、はるかに遠い外国です。それだけ、趙国のことはわかりにくいのです。そこへ赴く私のことを、留守中にとやかく言う連中は3人どころではありません」
ホウ恭「どうか、そのことをお忘れずに」
 しかし、ホウ恭が趙国から帰国したとき、大勢の言うことを信じこんだ魏王に、ホウ恭は二度とお目見えを許されなかった。
△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△

…これは、古典"韓非子"の『内儲説』に収録されている寓話である。

~~~~過去記事~~~~
【韓非子】内儲説 ( 上段 )
~~~~過去記事~~~~

 この"町なかの虎"の逸話から、韓非子は「観聴参せざれは、すなわち誠聞こえず。聴、門戸あれば、すなわち臣、壅塞(ヨウソク)す」と言っている。これを要約すると「その言葉を聞いても、事実と照らし合わせなければ真実はつかめない。また、1人の言葉だけを信じると、その人の眼は塞がれる」という意味になる。

 単に言った言葉だけを鵜呑みにしていては、実際に起きている事を掴むことが出来ない。様々な視点、人物から聞き出し、多様な可能性について吟味する必要がある。
 一番良いのは「自分の眼耳で確認する」ことだ。そうすれば、間違いはない。だが、問題は、現実は隠そうとすれば隠せてしまうことである。都合が悪い事ほど、隠蔽の動きは出てきてしまう。そうなる前に、常々見回る慣習をクセ付けておくこと。それも、定期訪問だけでなく、抜き打ちも稀にやるのがいい。ただ、それでも隠そうとする動きは出てくる。そこで、次善策としては、周辺の人々から聞き出す事である。
 身近であればあるほど、よくよく現場を見聞きできる。だからこそ、持っている情報も多種多様だ。ここで大事なのは、様々な視点、様々な人物から聞き出す事である。ある一定の人に偏っていては、それこそ「壅塞す」である。眼耳を塞がれるのである。だからこそ、多種多様な視点、人物から、聞き出し考え、導きだした根拠を元に的を絞って調査するんだ。そうすれば、離れていても、現地で何が起きているか、見当がつくんだ。

 それにしても、冒頭の寓話の結末は寂しいものがある。たとえ諫言していたとしても、それを聞き入られているかは、蓋をあけてみないと分からない。そして、もし諫言を受けたとしても、実際に起きたときに対処できるとは限らない。一定期間だとしても、疎遠になってしまうと、その意見が耳に入りづらくなってしまうものなのだろうか。ここは、たとえ離れていたとしても、双方の信頼関係がよほど固くなければ、脆くも崩れてしまうんだな。その、信頼関係を築くのが、とても大変で重要なことなんだよな。
 パッと思い付く限りでは、やはり日々"人間力"を磨きあげていくしかないのだろうか。こればかりは、小手先の小細工だけではどうしようもない。人間力は、一朝一夕では身に付かない。日々コツコツと信頼を得る活動を続けていくんだ。人間力さえあれば、自ずと向こうからコチラへやってくるようになるんだな。まだまだ足りない。頑張ろう。



【あんさ返答】
・自らの目耳が一番信頼できる
・ただし、そこには主観や偏見もある
・自身の目耳に加え、客観的な見方も大切
・その場の"身近な人"は当事者だ。その情報は生々しい。生きた情報だ。それでも、それすらも単なる情報の一つと捉えておく
・人間力。それが強ければ強いほど、質の良い情報が自然と集まってくる。その人を頼りたい者達が率先して協力してくれるからだ
・自ら実地調査。人間力で収集。その2つ


【"韓非子"書籍】

中国の思想(1) 韓非子(改訂版)【電子書籍】[ 松枝茂夫 ]

強者の管理学 韓非子【電子書籍】[ 守屋洋 ]






Last updated  2020.12.30 00:18:58
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2020.12.04
カテゴリ:・古典
~~~~~過去の記事~~~~~
【古典】諸子百家の印象や所感等
~~~~~過去の記事~~~~~

諸子百家【電子書籍】[ 浅野裕一 ]


…過去に投稿した記事を読み直してみた。諸子百家についてである。

 諸子百家の中で、個人的には荀子が一番のお気に入りだな。勧学篇とか面白いね!「学ぶ者が人間である~」のくだりが好き。学び続けなければ、いつしか何かに依存しなければならなくなる。何歳になっても、学び続ける姿勢は大事だと思う。

中国の思想(4) 荀子(改訂版)【電子書籍】[ 松枝茂夫 ]


 韓非子にある寓話も面白い。皮肉と教訓をごちゃ混ぜにした寓話は、何度読んでも考えさせられる。韓非子の寓話では『駄馬と名馬』の話や『推挙されない理由』の話などが印象に残る。他にも『信頼を惜しむ人』の話もいいね。

非情のススメ 超訳 韓非子【電子書籍】[ 永井義男 ]


 戦国策も良い。ここに書かれている逸話はタメになる。オススメを挙げると、以下の通りとなる。
批判大歓迎
「意見書を出したら褒美を与える」
 そう公布された直後、意見書が殺到した。それらを一つ一つ解決したら、批判が出来ないほどに完成された国になった。
馮驩の計りごと(三部作)
貧窮で困っていた男が、何もせずに欲しい物を手に入れ、命令無視して孟嘗君がほしいものを持ち帰る。そして、それが孟嘗君のピンチを救う。
貧窮なれば~
遊説が失敗に終わり、誰にも見向きもされなくなった男が、おのれの存在を懸けて遊説術を研究する。
3つの単語で説得
「俺に意見したらコロす」
そんな殺伐とした雰囲気のなか、とある男が「単語3つだけ言わせてくれ」と懇願し、命懸けの諫言を行う。
…他にも、まだまだたくさん面白い逸話がある。電子書籍で戦国策は多くあるので、興味があったらぜひ読んでほしい。

「戦国策」の人間学人を動かし、人を活かす知恵【電子書籍】[ 真藤建志郎 ]

 そして、いつかやろうと思っていた易経も、とりあえずは六十四の卦象について(丸写しで)書いていった。まずは第一フェーズを完了させた。教材がそろったので、気が向いたときに深く学んでいこうと思う。

中国の思想(7) 易経(改訂版)【電子書籍】[ 松枝茂夫 ]

今後も、気になる古典があったら紹介していくよ。そして、気が向いたら、過去の記事を読み直して感想も書こうかな。気楽に学んでいこう。


完本 中国古典の人間学【電子書籍】[ 守屋洋 ]






Last updated  2020.12.04 07:34:49
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2020.11.28
カテゴリ:・古典
~~~~~~~~過去の記事~~~~~~~~
【戦国策】狡兎三窟 ~馮驩の計(はかりごと)~
~~~~~~~~過去の記事~~~~~~~~

…上の記事は、過去に投稿した"狡兎三窟"についての記事である。この記事にある逸話から
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「身の安全のために、たくさんの避難場所やさまざまな策を用意する」
「難を逃れるのに巧みなたとえ」
「ずる賢い者は用心深く、抜かりなく困難から逃れる手段を用意している」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
という意味の"狡兎三窟"という四字熟語が生まれた。

すばしっこいうさぎは三つの隠れ穴をもって危険から身を守る意から」生まれたこの四字熟語は、日頃の職場や自身の居場所について当てはめて考えることが出来る。

 たとえば、もし、現在勤めている会社で立ち行けなくなった場合どうするか?そのリスクヘッジをすることも大切だと思う。
 狡兎三窟では、最低でも3つの逃げ道を確保するたとえがある。3つも逃げ道があれば、途方にくれる恐れは軽減されるだろう。もし、3つどころか無数にあれば、常に気持ちに余裕をもって堂々としていられるであろう。
 大切なのは、視野を広くして世の中を見ることだ。そして、自身の実力を蓄え、その信頼を広く知られるようにしておくのだ。自身を売り込むことも大切。繋がりを広くもっておくと良い。決して安請け合いはしない。自身に価値があると思い込ませるよう、実力を養うのだ。そして、実際に協力することになったら、その実力を思う存分発揮するんだ。そうすることで、その信頼はますます深まり、広く知れ渡るのだ。
 実力を養い、その価値を高めること。自身を売り込むこと。信頼を広く知れ渡らせること。それが出来るのであれば、狡兎三窟は完成する。そうなれば、自分の居所は安泰になる。選択肢が無数に広がる。そうなれるよう、日頃からコツコツとやるべきことを仕留めていきたい。

P.S.今日の写真

狡兎三窟の逸話を知ってから、ウサギを見るたびにその故事を思い出すようになった。それにしても、ウサギは可愛いね!

【"狡兎三窟"の商品】

狡兎三窟 (こうとさんくつ) オリジナル Tシャツ 書道家が書く プリント Tシャツ 【 四字熟語 】 メンズ レディース キッズ S M L LL XL XXL 120 130 140 150 G-S G-M G-L

…テキトーに調べてみたら、狡兎三窟に関連した商品があったよ。まさかあるとは思わなかったから驚いたね。






Last updated  2020.12.31 09:34:01
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2020.11.10
カテゴリ:・古典
韓非子の説林篇にある、信用に関する寓話。

↓引用元(2015/4/30投稿)↓
【古典】説林 ~韓非子の寓話集~

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【信用の方が大切】
『斉』という国が『魯』という国に戦いで勝ったとき、魯国の宝物を要求した。魯国はニセモノを持っていかせたが見破られてしまった。

{斉の者}「ニセモノではないか」
{魯の者}「いえ、本物です」
{斉の者}「では、信用できる鑑定士にみてもらおう」

魯国の王は鑑定士に上手くごまかすように頼んだ。
{鑑定士}「なぜ本物を持っていかれないのですか?」
鑑定士は魯国の王にたずねた。
{魯の王}「本物は惜しいからだ」
{鑑定士}「わたしも、自分の信用を惜しみます」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【信用が商売道具】
・鑑定士は、鑑定士としての信用を損なうことをおそれ、本物をニセモノと判断するのを拒む
・信用を損なえば依頼が来なくなる。結果、鑑定士として生きていけなくなる
・鑑定士は、品物を鑑定してこそ鑑定士と呼べる。たとえ相手が王であろうと、そこはゆずれない

【信用で成り立っている】
・人間関係や社会的立場は、信用で成り立っている
・肩書きを偽れば、人間として信用されなくなる
・嘘偽りなく、肩書きにふさわしい働きをすべき
・その肩書き通りの働きをするのは、当たり前といえば当たり前である

【その肩書きにふさわしい働きか】
・肩書きで信用を得ている。その肩書きにふさわしい働きをしているだろうか
・及ばないと判断されれば、それは信用問題につながる危険性がある
・名と働きが一致しているか。それを今一度振り返る



「韓非子」の知恵現代に活かす帝王学【電子書籍】[ 狩野直禎 ]






Last updated  2020.11.10 22:22:23
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2020.11.01
カテゴリ:・古典
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【韓非子】説林 ~韓非子の寓話~
過去に投稿した記事から寓話を抜粋。
聖人として称されていた孔子に関する二人の会話。
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【紹介】
 シギョという者が大臣に孔子を紹介した。
 大臣が孔子と会合した後、孔子に対する印象をシギョに伝えた。
「孔子に会ってからお前を見ると、まるでお前がノミかシラミのように見える。ボスに孔子を紹介しよう」
 それを聞いたシギョは、孔子が自身より重く見られることを恐れ、こう答えた。
「ボスが孔子にお会いになれば、今度はお前が、やはりノミかシラミのように見られるだろう」
 大臣は紹介を取り止めにした。
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【保身が第一優先】
…能力が優れている人が埋もれている理由、それは上記のように、現職者が自分の身分の確保を第一に考えているからである。
 たとえ優れた人を推薦したいと考えていたとしても、自分の地位が脅かされるのは阻止したいと考える。だから、自分より優れた人を推すのを控えてしまう。その結果、在野に埋もれる優れた人はポツポツと発生する。

【優れた人は役割に準じる】
 それでも、優れた人は、たとえ小さな立場であっても、違うカタチで貢献できる力もある。たとえ身分が低かったとしても、やれることをやる力が備わっているのだ。だから、優れた人は、過度に嘆いたりはしない。粛々と、役割に準じるのだ。そして、役割を果たしたなら、余力を使って研鑽に励むのだ。いつ何時、チャンスがきても良いように、準備をちゃくちゃくと進めていくのだ。

【身分不相応な人】
 問題は、身分不相応な者が上の立場になったときだ。不相応な者は、たいていは自分の感情で人事を決定させる。仲良し人事ってやつだ。その結果、優れた能力があっても気にくわない人物を、出世させなかったり、他へとばしたりする。自分から離したがる。反対に、たとえ能力が乏しくても、気に入った人物であれば、簡単に出世させたりする。そのとき、こう言うのだ。「立場が人を育てる」と。すなわち先行投資ってやつだ。それ自体は問題ない。問題は、もしうまくいかなかった場合、その責任をとらないことだ。身分不相応な人は、人一倍保身にはしる傾向がある。もし、責任を迫られた場合、必死に責任逃れをする。その結果、その責任は、その人自身にふりかかる。そして"とかげのしっぽきり"とされてしまう。

【優れた人は一蓮托生と考える】
 もし、優れた人なら、そんなまねはしない。能力を見抜いて出世させた場合、その時点から"一蓮托生"と考え、全力でフォローする。やり方は様々だが、決してその人を見捨てたりはしない。その人が育てば自分の功績。そう考える。ただ、その人がたとえ実績を残したとしても、その人の頑張りを称えるにとどめる。無駄に自分の功績を誇張することはない。そして、更に伸ばすために、自立の手伝いも行う。不相応な人とは大違いだ。

【マネジメント力が大事】
 ま、そんな優れた人も、そんなに多くはいない。偶然、ラッキーでたまたま来るケースがほとんどだ。大半は、愚鈍である。期待しないほうが気楽だ。その中で、どうしていくのか考えるほうが建設的だ。たとえ乏しい戦力だとしても、その乏しい力でなんとかしていく。それが"マネジメント力"とでも言うのかな。この力は、古今東西、必要とされる力である。このマネジメント力を身に付けたほうが、どんな社会環境でも生き抜く力となる。

【逃げるか、立ち向かうか】
冒頭にあるように、能力さえあれば出世できるとは限らない。実績の他にも、評価側の好き嫌いによっても左右される。中には、能力がなくても、評価されたいがために必死に取り繕う人もいるだろう。だが、その方法で出世できたとしても、ますます愚鈍な人が増えていくだけだ。仲良し人事の弊害は、そこにある。もし、上層陣が愚鈍な人々で蔓延っていたらどうするか?方法は主に2つある。さっさと見限って他へ移る方法。もう一つは、上層陣も含めて"マネジメント"することだ。逃げるか立ち向かうか。その2つのどちらかだ。

 限りある時間を、どこで、どのように過ごすか。自分がどうしたいか。それ次第で判断すればよかろう。

【韓非子の電子書籍】

強者の管理学 韓非子【電子書籍】[ 守屋洋 ]






Last updated  2020.11.01 12:02:41
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2020.10.26
カテゴリ:・古典
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【blog記事】疑いは心を狂わす/列子
 ある人が鉞(まさかり)を無くした。どうやら隣人の息子が怪しいようだ。その息子を観察していると、歩き方や表情に、言っている事やっている事など、一つ一つの動きが怪しく見え、こいつが鉞を盗んだのではないかと疑った。
 後日、谷で作業をしていたら、無くなっていた鉞が出てきた。
 鉞が見つかってからも隣人の息子の様子を観察していたが、一つ一つの動きに怪しい所など無く、とても盗みを働いたようには見えなかった。
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…数年前に、blogの題材にした古典『列子』の話。俺が好きな寓話だ。人は、疑い始めると、自分本意でしか物事を考えられなくなる。視野が狭まるのだ。だから、一方的に感情的に疑ってしまうと、事実からかけ離れた、ありもしない妄想に駆られてしまうのだ。これは、日常でもよく見られる光景だ。自分だけの視野・思考に囚われてしまうと、ありもしない妄想に苦しめられ、勝手に悩み続けていく。物事は捉え方しだいで大きく変わるが、それに気付いている人は、案外すくない。もっとポジティブに、都合の良いように捉えればいいのに。それが出来ない人が多いな。そこで、物事を見定める方法として、論語にある『視・観・察』の考えを紹介したい↓。

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【blog記事】視・観・察で見抜く/論語
其の以(もっ)てする所を視、
     其の由(よ)る所を観、
        其の安んずる所を察す
「実際に起きた事を視て、何故そうなったか観て、
 そこからどうすれば宜しいかを察する」
「そうやって人や物事を見ていく事によって『人焉んぞ隠さんや』つまり、隠れる事なく見抜く事が出来る」
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…要は「現在を視たら、なぜそうなったか過去を観て、今後どうしたら良いか察する」のが、物事を知るのに必要だということだ。『現在、過去、未来』の順に見て考えていく、ということだ。
 もちろん、これは言葉でいうほど簡単なことではない。だが、これを意識して行うことで、相手を理解し、相手を正しい方向へ導けるかもしれない。ただ、その"視観察"を行う人にも、その人なりの都合がある。その人は、その人の都合が良い方向に進むことを望んでいる。自分と相手で方向性がどう異なるか。それを見抜くことも大事なのだろう。相手の望みが、自分にとっては都合が良くないことかもしれない。自分にとって都合が良いことが、相手は望んでいないかもしれない。自分の都合と相手の望み、その合致はなかなかに大変だ。それでも、もし簡単に離散ができない状況であるなら、一旦は双方の"妥協点"を見出だすことが必要だろう。
 もし、自分が"疑心暗鬼"に陥っているなと思ったなら、一旦は『視観察』のスリーステップで状況を見極めよう。そして、お互いに妥協点はあるか、見定めよう。だが、無理する必要はない。無理に相手に合わせる必要はない。選択肢は無限大にあるんだ。逃げ出したっていい。相手がどう出るかなんて関係ない。他人をコントロールするより、自分自身をコントロールする方が、明らかに簡単だ。捉え方。それが大切だ。捉え方しだいで、物事の見え方は大きく変わる。感情的ではなく、冷静に、客観的に、そして望みは何か?それさえ見抜けば、"人焉んぞ隠さんや"だ。見抜いた上で、手を打つんだ。

P.S.参考にした過去の記事2つ
【列子】蟠りや疑心暗鬼 ~情報や洞察~

中国の思想(6) 老子・列子(改訂版)【電子書籍】[ 松枝茂夫 ]


【論語】視・観・察 ~事実/原因/要求を見抜く~

中国の思想(9) 論語(改訂版)【電子書籍】[ 松枝茂夫 ]






Last updated  2020.10.26 00:05:02
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