セールで乾燥ポルチーニが特売になってたので、物はためしと買ってきました。ポルチーニは日本ではヤマドリタケと呼ばれているキノコで、なじみのあるシイタケのようなキノコとは違いかさの裏がひだではなく、管孔といってスポンジみたいな感じになっています。イタリアをはじめヨーロッパでは高級キノコとして親しまれているとは聞いていましたが、これまで口にする機会がなかったのでちょっとわくわくしています。
さて調理法ですが、検索してみるとパスタのレシピが見つかりました。今回はこれで行ってみましょう。封を切ってみると独特の香りが広がります。よく醤油にたとえられるようですが、もっと深みのある複雑な香りでした。とりあえずこれをぬるま湯で戻しながら他の食材を準備。ただし生クリームは手元になく、新しく買ってくるには量も半端で使い切れそうになかったので省いています。それ以外はレシピどおり、黒胡椒を利かせて仕上げました。
出来上がってみると、ポルチーニとにんにくと黒胡椒の香りが混ざり合ってなんとも食欲をそそります。しかしいざ食べてみると……うーん、ちょっと物足りない感じ。思いかえせば戻し汁も茶色どまりで、写真ほど黒くありませんでした。ひょっとしたらはずれだったのかも。とはいえ香りは申し分なく、味もまあ悪くはなかったのでなかなか楽しい体験でした。