テーマ:好きなクラシック(2327)
カテゴリ:コーラス
ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン (LFJ)
「熱狂の日」音楽祭 2009 2009年5月3日~5日 東京国際フォーラム 昨年5日間公演から今年は3日間公演に期間短縮。 5回目のテーマは「バッハとヨーロッパ」。 地下の展示ホールも出展ブースが減って、食事 スペースが登場。記念グッズもバッハ物は少なく、 昨年の売れ残りも多く出ている。 こう書くと何だか衰退しているようだが、それでも 相変わらずお客は多く、広場でも空き椅子はなく、 キオスクにも大勢の人だかりで、クラシックイベント として定着して来た感がある。 名物のネオ屋台でBBQ丼を購入し、Heineken生ビール 片手にキオスクのアウラの美しいア・カペラを聞きながら、 立ったまま食事をすると気分は一気にLFJモードに。 今回は待望のコルボ&ローザンヌの「ロ短調ミサ」を 選んだため、2時間の大曲をじっくり聴くため、 1公演のみとした。 公演No.146 鑑賞日:2009年05月03日(日)18:45開演 入場料:4,000円(S席 1階8列36番) 会 場:東京国際フォーラム ホールC 出演: 指 揮:ミシェル・コルボ 合唱、管弦楽:ローザンヌ声楽・器楽アンサンブル 独 唱:シャルロット・ミュラー=ペリエ(S) ヴァレリー・ボナール(Alt) ダニエル・ヨハンセン(T) クリスティアン・イムラー(Bs) 曲目:J.S.バッハ作曲 ミサ曲ロ短調 BWV232 チケット購入時のソプラノソロは谷村由美子だったはずが、プログラムを見て変更に気付く。 良くあることで、コルボ指揮なら問題なし。予定時刻に開場したが、リハーサル中とのこと で客席手前の2階ロビーで15分ほど待たされる。ホールに入るとオルガンの調律がまだ 続いており、1時間での演奏者、楽器の入れ替えが大変なことに気付く。 管弦楽約30人、合唱約40人に続いて、ソリスト4人とコルボが登場。 キリエ、グローリアと細部まで完璧な演奏が奏でられる。今回管弦楽もローザンヌのため、 管弦楽、ソリスト、合唱間の音量のバランスが素晴らしい。休憩15分を挿んで、クレドへ。 圧巻はクレド後半のPで始まる合唱、その弱音のパートの重なり具合が絶妙で本当に美しい。 サンクトゥスの合唱も最高。 2時間に渡る大曲のため日本では100人規模の大合唱団で演奏されることが多く、fの 迫力だけで誤魔化されることが多いが、今回の編成で如何にバッハの色々な音楽構成が 集まった曲であることが認識できた。 ソリストではテノールのダニエル・ヨハンセンがアニュスデイでフルート(トラヴェルソ) 独奏者の横で歌ったことで、より合わせることに役だっている印象。 アニュスデイの最後はソプラノ、テノールソロも合唱と一緒に歌い盛り上がった。 全てはコルボがまとめ、コルボ中心に音楽が演奏されていることが伝わって来た。 演奏が終わりブラボーと会場一杯の拍手(個人的には宗教曲の後のブラボーは頂けないが)。 2、3回と指揮者、ソリストのカーテンコールでも拍手は鳴りやまず、管弦楽、合唱団が 全員退場するまで続いた。そして最後にコルボが舞台袖に登場し、手を振って終演。 片足を引きずってられたのが少々心配。ぜひ来年も元気な姿を見たい。 やはりこの一曲だけで満腹に。LFJの「1時間程度の演奏を格安で」での趣旨からは 少々外れるが、良いものは良い。 最終日の「マタイ受難」は聴きたかったが都合が付かず断念。 来年のテーマは果たして? End お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.05.04 22:52:01
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