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水彩画紀行  スペイン巡礼路 ポルトガル 上海、蘇州   カスピ海沿岸からアンデスの国々まで

水彩画紀行 スペイン巡礼路 ポルトガル 上海、蘇州   カスピ海沿岸からアンデスの国々まで

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水彩画人 俊介

水彩画人 俊介

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スペインの忘れえぬ人々


スペインの忘れえぬ人々 続編


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シルクロード紀行


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テーマ:戦争反対(1185)
カテゴリ:絵日記三昧
あと4時間。

(後記:開戦後、4時間後にフセインの民衆の中の
 英姿を映していたイラク国営テレビは停止。米国の
 報道作戦で、攻撃をうけたのでしょう。バグダット
 の郊外で、時々赤い炎があがり、空を大きな黒煙が
 あがっている映像がユーロテレビで放映中。)


トルコから米軍は陸上経由でも侵攻するらしい。
そのトルコと親しいアゼルバイジャンは、今のところ、
蚊帳の外にある。しかし、この国の人は、さかんにブ
ッシュを批判している。
フセインが大量殺戮したクルド人は、領土紛争相手の、
アルメニアと同属らしいことも、影響しているようで
イラクにも親近感があるなど複雑な国家関係が背景に
からんでいる。

イラク国営放送は、民族意識高揚の歌や踊りを放送し
たり。武器をもった白い装束の兵士たちの踊り。それ
を囲む村の乙女たちの踊り。

肩を組んで円座をつくり踊る民族舞踊。
そこに突然、銃をもったフセインが現れて天に向かって
幾たびも銃声を響かせています。

頭にターバンを巻いて銃をかついだ大勢の兵士が、足踏み
しながら、意気を鼓舞しています。
米国の近代兵器の前には、竹槍で戦おうとしているようで、
正面衝突したらまず勝ち目はなさそう。
ゲリラ戦になるには、身を隠す緑が少ない。

いずれにしても、高性能の米軍装甲部隊が銃撃しながら
進入すれば、直接子供たちが巻き添えにくうだけでなく、
父親をなくして、路頭に迷い、辛い生き方を強いられる
子供たちが大勢生まれるわけで。

たとえ、それによって、反対者やクルド人を拷問や化学
兵器で大量殺戮した独裁者がうまく大統領の座を降りて
政権が変わったにしても、悲しみの代価は計り知れない。

しかも米軍が使用する劣化ウラン爆弾は、それによって
爆撃された戦車の部品を分化して売って生計をたてる母親
たちにすら、放射能の影響でDNAが破壊され、さまざま
な免疫不良や奇形に苦しみつづける子供たちを生み出す。

湾岸戦争の米兵も20万人近くが、治療を受けているという。

武器商人たちやペンタゴンは戦争を起こさないと仕事が
なくなる。
だからソ連以外の相手をどこかに無理やり求めた。
悪の枢軸と言う古い文学的な表現で。

ブッシュを取り巻く高級官僚には、石油会社の社長や顧問を
していたスタッフが多数。イラクが「民主化?」され、彼
らが、莫大なイラクの石油の利権を手中にできれば、一躍
俺は大金持ちになれると思っているに違いない。
ブッシュを支える新保守主義のニューリーダーは、そう言
う実業家の集団。

アメリカが一番偉いと思っているから、欧州の意見などもともと聞く気がない。

日本の旧財閥が二機三介といわれたしたたかな官僚岸信介を
かついで中国大陸に進出していった構図と似ているようにも
思えてくる。
そのころも、日本は自分たちが一番えらいと思っていた。
八紘一宇。八つの国をひとつの日本と言う国に統合したら
みんなが幸せになると言う傲慢な考えだった。実際は、犬と
中国人はいるべからずといったおごりの国家。

自分たちは一番偉いのだから何をしても良いといったおごり。

日本もそうだが、民族のおごりが他民族に反感をもたせる。

ニューヨークセンタービルの攻撃の前に、たくさんの警告が
米国に発せられていた。米国は、戦争のねたを作るために、
それらのテロを泳がせていたのではないのか。

日常の良識のうらに暗躍する大きな力がいつも歴史の裏に
横たわっていることは、歴史書を読むと明白。

米軍の現地部隊を激励にきた軍将校が、言っている。
「大統領が決めたことなんだから、お前らやるんだぞ。
わかったか。」歓声をあげる兵隊たち。
こう言う単細胞の将校の思考形態が米国特有。

近代装備の装甲車や攻撃機から、軽くボタンを押すだけで済
む米国の劣化ウラン爆弾。その砲弾によって、死傷者の半数
以上を占める女子供は悲嘆にくれるしかないことを家族を安
全な故郷に残して戦える米兵はどう思っているのだろうか。


私は、開戦して20時間後の飛行機で、銃弾をかいくぐって
ということはないと思いますが、ドイツ経由かモスクワ経由で、
待ちかねた、桜の咲く東京にしばらく帰ります。

数日、重苦しい日記と写真だったので、少し趣向を変えます。

桜と言えば、小高い丘の斜面まで一面に埋め尽くし、遠くから見ると
桜の城と言うにふさわしい美しい高遠城址を思い出します。

桜が咲くにはまだ早い2月の頃、この高遠城でも、織田軍の
侵攻にどう対処するか開戦前夜を迎えていた。


 和睦を勧めた使者の耳を切って追い返した若い城主の判断は

 この城を守っていた、一族郎党に悲惨な死に方を選ばせてしまった。

 武田の城がつぎつぎに陥落していく中、どう対処するか、
 いまのイラクと同様の煩悶があったに違いない。戦っても
 勝てる見込みはない。
 しかし、武田の5男と言う若い城主の血気盛んさと、
 狭い城の中の切羽詰った異様な高揚の中では、家来も
 和睦を進言するような雰囲気ではなかったのだろう。

 しかし、すでにリビアに対して家族を亡命させる場合、
 4000億円を支払うという密約を交わしているという
 フセインに対し、この城の人々はいさぎよいと言うのも
 辛いほどの死に方を選んだ。

 死を覚悟した武田方の部将達は、我が子を刺し殺してから
 殺到する織田軍へ切り込んだと言う。

 武将の妻や娘達も刀を振るって奮戦した。中でも、諏訪勝
 右衛門の妻「はな」は、紺糸おどしの腹巻きを着け、薙刀

 をひっさげて織田軍に斬り込むという働きぶりで、それは
 後に語り種になるほどだった。

 「ここに諏訪勝右衛門女房、刀を抜き、切って廻し、比類
 なき働き、前代未聞の次第なり」と。


   仰ぎ見る桜消え行く最期かな

   高遠の桜に眠る武者や妻

 飯田での仕事の帰りに仕事仲間と立ち寄り、あまりの美しさに
 一人残った。宿は土産物屋のおばさんが、山頂の民宿を
 さがしてくれた。


 美しい枝垂れ桜の山門からも、敵は容赦なく

 進入し、刃物をかざして襲ってきたのだろう。

 そんな思いをしながら、一晩中すみずみまで歩いた。



 居合わせた人たちと酒を酌み交わした。


  さかさまの鱒の姿を囲炉裏ばた

 山頂にある民宿には、囲炉裏があった 

 鱒の塩焼き、馬刺しなどをいただいた。

 どれも美味しかった。

 ものしずかな民宿のおばさんの料理。

 もういちど、泊まりたい。

 桜の盛りの頃だったのに、泊り客は5,6人。

 桜の散る音が聞こえるような静かな夜でした。

  
 妖しきは人去りし夜の桜かな

 君と逢わむ桜散り敷く夢の中

 開戦前夜には、そぐわない俳句ですが、大和の武者は、

 死地に赴く前にも、和歌を残していったよう。

 ブッシュをとりまくブレーンに、そう言う素養があれば、

 判断も違ったかもしれない。

 これからどうなるのか。

 イスラムの人たちは、こういう時によく言う。
 
 インシャーラー 

 神の御心のなすがままに

 







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Last updated  2003/03/22 10:44:24 PM
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