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テーマ:ささやかな幸せ(6742)
カテゴリ:絵日記三昧
今日は、春の抒情を感じさせる景を少し。 西武秋津駅を降りて、薬科大正門前の柳瀬川を 北上する川沿いの舗道は、今、花にあふれた散歩道。 いつもテニスコートへ自転車を走らせる好きな道。 先日、テニスからの帰りに撮った春の情景です。 桜の花には、飛鳥の壁絵に描かれた貴婦人のような気品を感じます。 様々な春の花が、河岸の人々を景に溶け込ませる。 黄昏の斜光が、ものみなの影を浮き立たせる。 人のシルエットは、優しさに満ちた物語を語り始める。 昔、こんな風に他人の会話を想像して楽しむ映画があったけど・・・。 勝手に創造してみると、おもしろい物語がうまれそう。 「ねえ、お父さん。好きな人ができたの。お嫁にいってもいい?」 「・・・・・・・・・・・・・。」 「お父さんが知っている人なの。」 「???・・・・・・・・・・。」 水生植物園の鴨が、夕暮れの斜光に波紋を添える。 残照の中を鴨が横切る瞬間を待ち構えて・・・「今だ!」 今日撮った中で一番好きなのは、この一枚。 鴨の波紋と赤い残照の回り込みがとても気に入っています。 さて今日の一枚は、「春の野」 煙るような黄昏を描こうと試みた油絵。 実は、二十代の頃、描いたものです。 「菜の花や月は東に日は西に」 蕪村 夢覚めて夢は遠くの花影に四肢は空しく半跏思惟なる 風薫る風にさびしさあるゆえに形状記憶の翳りある午後 このプログが気に入ったらクリックしてくださいね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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