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テーマ:政治について(19783)
カテゴリ:政治関連
今回の核実験に関して覚書。
基本的に、核攻撃云々を気にする必要は無いと思う。 それよりも、靖国参拝有無を意思表示しないままに、安倍新首相の中韓訪問のタイミングにあわせて行われた事の意味の方が大きいと思う。 日本の新首相が全く政争化しないまま決定されたのも一連の流れ。 中国が、北朝鮮に対して、最後通牒を突きつけ始めている。 もしくはその逆。 それこそが、現在起こっていて、最も気にすべき事かと思います。 中国は、日本を介せずに、直接に、米国との対話を重視し始めている。 北朝鮮との関係よりも。 中国の存続の為に何よりも必要なのは、経済発展。それも長期安定的な。 北朝鮮にかなりの投資をして、そこからの資源その他も受けているかも知れないけれども、中国全体から見れば、北朝鮮の代わりと成り得る場所は幾らでもある。おそらく。 しかし、実質、後1年ほどで大統領が切り替わる米国に中国が寄り添い始めているという姿勢の変化に、一番敏感に反応しているのが、北朝鮮なのだと思う。 彼らの交渉材料は、ほぼ核兵器しか無い。 後は韓国への侵攻という最終手段くらい。 しかしその準備を本当に始めたら、米国だけでなく中国やロシアからもミサイルが飛んでこないとも限らない。 だからこそ、彼らはまだ通常戦の準備を始められないのだと思う。 彼らは突然宣戦布告するのではなく、おそらく核兵器と同等の交渉材料として用いようとするだろうから、少なくとも1週間から数週間程度の余裕は持たせる筈。 私ならそこで、核兵器の廃絶と核開発の停止と共に、現政権の存続と韓国との合併のお膳立てを米中に頼むだろうけど。合併直後は、両首脳が北と南を共同統治し、金正日の死後、北と南の合同選挙を行うとか。 もしも北と南の票を1対1として扱うのであれば、韓国側は統一候補を立てないと北朝鮮側の候補に勝てない。何せ、後継者に指名された人が全ての票を集めるだろうから。 本当に北朝鮮が民主化しようとしたら何が起きるのか。 私達が心配するべきは、核攻撃よりもそういった方面の想像と準備かも知れない。 どの道、北朝鮮くらいのサイズの国の消滅を一国だけで支えるのはきつすぎるだろうから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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