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2015年07月06日
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カテゴリ:ロマンス映画

「色情日記」(1971) JE SUIS UNE NYMPHOMANE

監督 マックス・ペカス
脚本 マックス・ペカス
  クロード・ミュロ
撮影 ロベール・ルフェーヴル
音楽 デリー・ハル
出演 サンドラ・ジュリアン、ジャニーヌ・レイノー
   ミシェル・ルモアン、ミシェル・ヴォコレ
    本編91分 総天然色 ビスタサイズ(DVDはノンスクイーズ)

 近くのレコード店に「色情狂の女」と「変態白書」(なんて題名だ)はあるけれど、「色情日記」は誰かが買っていったのかありませんでした。500円(税込み)なので、あった2本だけでも買っておこう(後日、「色情日記」はAmazonで購入した)。

 そんなわけで「色情日記」は映画専門チャンネル ムービープラスで放送されたものを鑑賞。
 この映画の日本公開は1971年8月で、香林坊の「金沢小劇場」で上映された。

 当時はかなりヒットした映画で、主演のサンドラ・ジュリアンさんが一躍有名になりました。
 東映がお招きして、「現代ポルノ伝 先天性淫婦」(71)と「徳川セックス禁止令 色情大名」(72)を製作。なんだこの映画は、といった感じですが、来日したサンドラ・ジュリアンさんにお目にかかった関係者によれば気立ての良い子だったそうです。当時は日本でテレビの「11PM」に出たり、レコードも出しているんですね。

 3年後の1974年12月に「エマニエル夫人」が一流の大劇場で公開されたのに比べるとこちらの扱いは低いもので、しかし内容はこちらの方が格段に優れているのではないか。シルビア・クリステルさんよりサンドラ・ジュリアンさんのほうが可愛いと思う人は多いはずです(日本人好みの顔立ちなのか)。

 南仏の小さな港町、退役軍人の厳格な父親とそれにかしづく古風な母親を持つキャロル(サンドラ・ジュリアン)は許婚者がいるけれど、操を大事に守り続けている清純な娘。
 ある日、エレベーターの穴に転落し、その事故のショックで性欲を強く覚える体になってしまう。
 職場で彼女に惹かれていた社長の甥がその変化を利用して関係を迫り、それが発覚して会社にいられなくなる。
 体面を気にした両親からも見放され、家を出てパリへ上京。オートクチュールの店で働くことになる。
 店の女主人は彼女の性を求める心理を見抜いてレズの相手に引き込み、男友達と一緒になって玩弄する。そんな生活を送るなかでキャロルは男を誘いに夜の街をさまよい、罪の意識との間で悩み続けます。
 医師にも相談し、教会の神父さんは親身になってくれるが、彼女は体のうずきを抑えることができない。
 遊園地の遊具置き場で男二人になかば脅されるように関係をもったあと、キャロルは絶望から手首を切って自殺をはかるのですが、搬送された病院で治療を担当した若くハンサムな医師にその心的な苦しみと病理を理解されて、その医師と神父さんの親身な愛と援助を得たことで彼女はついに立ち直ります。

 この映画の成功は、なによりも主演のサンドラ・ジュリアンさんの魅力にあるのでしょう。
 そのはかなげな可愛らしさは、映画を見る人に彼女を助けてあげたいという気持ちを起こさせる。神父さんと医師の誠実な2人の男性に助けられるハッピーエンドはホッとする暖かさがあります。

 1971年のフランス映画。良い映画です。邦題に惑わされないように。






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最終更新日  2023年01月06日 06時31分27秒
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