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カテゴリ:歴史
ハーフトラックとは半装軌車輌のこと。第二次大戦においてハーフトラックを多用したのはアメリカとドイツであり、フランスや日本でも使われたようですが量的には少ないのでしょう。 ハーフトラックは半分トラックという意味ではなく、トラックはtruckではなくtrackです。自動車のトラックではなくて、陸上競技場のトラックなど、そっちのトラックのこと。 ぬかるんだ地面では普通の自動車ではタイヤがはまり込んで走れなくなってしまう。そこでぬかるみに板を敷いてそこを通らせればいいと考えるわけですが、履帯(キャタピラ)というのは地面に敷く板を車輪に装備して、その上を通ってゆく方式、無限軌道というわけで、単純なことだが、こんなことを考えた人は天才。その無限軌道を装備した車が装軌車輌であり、戦車やブルドーザーなどがその代表です。 テレビ映画「コンバット!」ではアメリカ軍だけでなくアメリカのハーフトラック(M2かM3かわからない)をドイツ軍ふうに塗装したものが敵の装甲車として登場し、リトルジョンがあの機関銃はすげえんだぞとか言っている。 「コンバット!」よりも、毎回必ずといえるほどに登場するのが「ラットパトロール」です。 アメリカ軍の戦闘装甲型ハーフトラックにはM2とM3があり、火砲牽引車として、偵察車として、さらに兵員輸送車として、戦車や装甲車に準ずる車輛として開発、使用された。 このような車輛は、タイプがどうの型がどうのというのはナンセンスであり、現地の部隊において使い勝手が良いように改造するのが常識だったのではないだろうか? 「ラットパトロール」だけでなく、アメリカ映画に出てくるドイツ軍の戦闘車輛はアメリカ製のものをドイツ軍ふうに塗装を変えただけだといってバカにする人がいますが、敵の兵器・武器を分捕って(鹵獲という)自軍用として使っていると見ればなんの問題もないはずです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年12月22日 11時09分26秒
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