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2018年12月22日
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カテゴリ:歴史

 ハーフトラックとは半装軌車輌のこと。第二次大戦においてハーフトラックを多用したのはアメリカとドイツであり、フランスや日本でも使われたようですが量的には少ないのでしょう。
 野戦トラックの後輪を履帯にしたもので、つまり車体前部は自動車、後部は履帯という、装輪車と装軌車を合体した車輛のことです。

 ハーフトラックは半分トラックという意味ではなく、トラックはtruckではなくtrackです。自動車のトラックではなくて、陸上競技場のトラックなど、そっちのトラックのこと。
 track わだち、足跡、軌道、通路、通り道などの意味。

 ぬかるんだ地面では普通の自動車ではタイヤがはまり込んで走れなくなってしまう。そこでぬかるみに板を敷いてそこを通らせればいいと考えるわけですが、履帯(キャタピラ)というのは地面に敷く板を車輪に装備して、その上を通ってゆく方式、無限軌道というわけで、単純なことだが、こんなことを考えた人は天才。その無限軌道を装備した車が装軌車輌であり、戦車やブルドーザーなどがその代表です。

 テレビ映画「コンバット!」ではアメリカ軍だけでなくアメリカのハーフトラック(M2かM3かわからない)をドイツ軍ふうに塗装したものが敵の装甲車として登場し、リトルジョンがあの機関銃はすげえんだぞとか言っている。

「コンバット!」よりも、毎回必ずといえるほどに登場するのが「ラットパトロール」です。
 第二次大戦の北アフリカ戦線。アメリカ派遣軍の砂漠挺進隊の重機関銃を装備した2台のジープがドイツアフリカ軍団を相手に活躍する30分ドラマ。
 このなかで、ドイツ軍の車両として毎回出てきます。ハーフトラックを見たいなら、このドラマにかぎるのでは。

 アメリカ軍の戦闘装甲型ハーフトラックにはM2とM3があり、火砲牽引車として、偵察車として、さらに兵員輸送車として、戦車や装甲車に準ずる車輛として開発、使用された。

 このような車輛は、タイプがどうの型がどうのというのはナンセンスであり、現地の部隊において使い勝手が良いように改造するのが常識だったのではないだろうか?
 装甲板を溶接で張り付けたり、座席を増やしたり、搭載機関銃を増設したり、バズーカ砲や迫撃砲を持ち込んだり、自分たちで手を加えるのがあたりまえだと思うのですが。

「ラットパトロール」だけでなく、アメリカ映画に出てくるドイツ軍の戦闘車輛はアメリカ製のものをドイツ軍ふうに塗装を変えただけだといってバカにする人がいますが、敵の兵器・武器を分捕って(鹵獲という)自軍用として使っていると見ればなんの問題もないはずです。






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最終更新日  2018年12月22日 11時09分26秒
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