Tano1987

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  安物はいかん

  ーーーー安物はいかんーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーこの冬、ダウンが入った寝袋をもらった。自室に暖房がないので、これに入って机に向かっている。40年使った寝袋と比しても暖かい。ただ問題が１つある。羽毛が出て来るのだ。毎日毎日数本ずつ。ひょっとしたら、吸い込んでいるのでは心配になる。やはり、安物はいかん、かな・・・。ーーーーバックパッカーno.39/男も愛嬌ーーーーーーーーーーーー1973年9月24日Madrid YH　日本人の先客が4,5人いる。そこにボスがいた。彼は英語もスペイン語も話せないが、もう2,3年ヨーロツパを旅しているという。ツワモノだ。もうスペインも長いという。旅の目的もなく、完全にボケている。　ヨーロッパを浮遊する3人目のごっつい、　完全に脳みそがぺしゃんこに潰れたお兄ちゃんだ。日本語で十分だというが、実際はちょっとスペイン語を話していた。彼を中心に日本部屋は成り立っていた。夕食後、皆で映画を観に行く。ラブシーンもどきになると、ヤイヤの喝采。　ヨーロッパの中でもフランコ軍政下で、　民主化が遅れていて、本格的（？）ラブシーンはご法度。　　あの当時のスペインはヨーロッパにあって、　ヨーロッパではなかった。9月25日Madrid YH​何をするでもなくYHで過ごす。昼過ぎに彼が、行くぞー、号令をかける。どこに行くのかと尋ねれけば、​血を売りに行く​という。​ぶったまげた。　　売血制度は日本でも1964年位まであった。　スペインでは1985年に廃止になっている。　今、考えれば売血はしないとしても、　どんなところか「何でも見てやろう」の精神で、　ついて行っても良かったが、そん心の余裕もなかったのだろう。　ただただ、こいつらは何を考えているんだろう、と。夕方に皆が帰ってきて、今日はお金が入ったので、食べに行くというので、皆について行く。帰り道、夜の道で等間隔に恋人たちが語らっている。皆が彼らを冷やかすが、手慣れたものだ。9月26日Madrid YH　26日は何をしていたのか・・・。　早くここを出た方が良いと、　27日にMadridを出ることを決める。　9月27日夜行までの時間、1日を市内観光。　記述も記憶もないが、どこを見て回ったのか。20:45分発の夜行列車でTarragonaに行く。Barcelonaを目指す。座敷指定で別途145ペソも払っている。もったいない。1973年9月28日〜30日​Barcelona​​Tarragona​から乗り継いでBarcelonaに入る。Pensionに宿をとる。　なぜYHを利用しなかったのか記述がない。格安の部屋を案内される。Pensionの屋上の一角に追加で建てられた部屋。階下にはアメリカの若い女性がたくさんいる。9月29日この街はヨーロッパ。パメセロナ観光。​サグラダ・ファミリア​（教会）圧倒される。完成まであと150年、気の長い話だ。　その後寄付が集まり早くなったボクたちには真似ができない。ピカソ美術館​「青の時代」。全体的に重苦しい。​ローマ遺跡・バルセロナ​（Youtube）　地中海は古代ローマの影響を強く受けている。　今ほど整備されていなくて簡素だった。バルセロナでもアメリカ兵がウジャウジャ。3人の水平がからんで来る。どこでもアメリカ人がウジャウジャ。彼らの「力」には恐れ入る。陸に海に空に、まさにアメリカの天下。しかし、いつかはあのニューヨークの摩天楼も、ポンペイのように・・・・。（小難しいことをだらだら書いているので止めよう）9月30日水（？）にあたる。泊まった部屋が悪かったのか…。　梅肉エキスを舐めて1日過ごす。初めての肉体的トラブルだ。のんびりとできる田舎YHを目指す。つづく。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  2020.04.01

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  七分咲き

  ーーーー七分咲きーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーバックパッカーno.38/男も愛嬌ーーーーーーーーーーーーー9月23日Paris日記には今朝、2人の学生の「安宿」探しを手伝う。東京からパリに着いたばかりで右も左もわからず、疲れ果てているところをボクとバッタリ出会う。　うまく見つかったんでしょうね、　その後の記述も記憶もがないけど。　ボクがパリに初めて着いた時には、　カミヤマさんという強力な助っ人がいたが、　もし、1人だったらどうしただろうか・・・。　着いたばかりの2人の不安な気持ちは痛いほどわかる。カルチェラタンは昼と夜の顔がある。昼間は学生で溢れ、安宿も多いので夜には旅行客で溢れる。夜には旅行者（観光客）のための顔がある。物も安くはないし、云々・・・。　（小難しいことを長々書いているので省略）続けて、パリの夜風はもう冷たい。手が冷たくて仕方がない。とある。　夏用の衣服しか持っていなくて、　ボクが南下した理由の１つだ。　メガネも直ったし、明日パリを離れることにした。9月24日Paris日記には昨日、タカタさんと知り合う。Bernで出会った男性と同じく、彼も一橋大の学生で、国費留学でパリ大学へ。その後一橋大に復学したが、再度私費でフランスへ。日本とヨーロッパを行き来きしている。一体何年生なのかも聞きそびれた。もちろんフランス語に堪能で大助かり。しかし、どーも彼とは話がすれ違う。　この人がボクにとっては、　ヨーロッパを浮遊している2番目のごっつい人。　とりあえずは夜行列車で彼とともにマドリードに向かう。　8人掛けのコンパートメント（日本にはなかった座席システム）。　けっこうギュウギュウ。　これで10数時間は相当にきつかった。続けて、夜行の車中で思わぬことが起こった。　　ボクの正面はタカタさん。　ボクの右隣はスペイン人の若い女性。　彼女の右隣（出入口の通路側）がスペイン人の若い男性。列車の車輪の音に混じって夜中にごそごそと、スペイン人の若い男女が何かをしていた。部屋は真っ暗なのでわからない。そのうち男性が出て行って帰って来なかった。翌朝、マドリードのホームでタカタさんが、そのことを女性に尋ねた。女性曰く、最初は男性が胸のあたりを触ってきた。そのうち止めるだろうと思っていたら、下半身を触ってきたので、強く拒否したら、男性は出て行った。しかし、計8人もいる中で、男もやるもんだ。困った奴だー。タカタさんとはマドリード駅で別れる。付いて行っても良かったが、何か降り回れそうで。　何せボクにとっては、　ヨーロッパを浮遊している2番目のごっつい人だっから。こういう時は逃げるが勝ち！！。インフォメーションでYHの場所を聞いて向かう。とある。　フランス語は全くダメ、スペイン語は尚ダメ。　​フランコ軍政​下の不安いっぱいのスペインだった。　あの当時、フランス、スペイン、イタリアのラテンの国々は　ほとんど英語を話せなかった。　（日本と同じように必要がなかった）　マドリードのYHには、ボクにとっては、　ヨーロッパを浮遊している3番目のごっつい人がいた。　本当に脳みそがぺしゃんこではと思うぐらいの人だった。つづく。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  2020.03.31

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  ソメイヨシノとタムシバ

  ーーーータムシバーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー桜が咲くちょっと前に咲き始める​タムシバ​。今、山々に白く連なって見える。よくコブシと間違えられるが、中国地方にはコブシの自生種はほとんど見られない、という。タムシバとは憶えにくいけど、インキン​​タムシ・バ​​と憶えておけば忘れない。保証しますよ。[ソメイヨシノと白く咲くタムシバ]​ーーーーバックパッカーno.37/男も愛嬌ーーーーーーーーーーーーー1973年9月19日Paris国際学生協会（I.S.A）Paris支部で、帰りの周遊フライトチケットを買う。航空会社はエール・フランス。金額120,000円。パリ〜東京間の途中降機場所5ヶ国。パリ〜ローマ〜カイロ〜ボンベイ〜バンコック（未定）〜マニラ（未定）〜東京。　今、この手の周遊フライトチケットはあるんですかね。　　ローマ〜カイロ〜ボンベイは決めていたが、　その先は未定だった。　〜バンコック〜ジャカルタ〜ソウル〜東京という選択肢があったが、　バンコックは政情不安（​血の日曜日事件​/1973年10月）、　（ローマで新聞で知る。）　ジャカルタも政情不安（​マラリ事件/1974年1月）、　（インドで新聞で知る）　ソウルは​朴正煕​・軍政（1963-1979年）で長髪禁止と、　いろいろ問題・制約が多かったので決めかねていた。　長髪禁止とは何だろうかと思う人もいるかもしれないが、　ベトナム戦争に韓国軍も参戦していて、　規律を重んじる軍政権は反戦の象徴である　自由気ままのヒッピーのような風紀の乱れを恐れていた。　あの時代はアジアは未だ混沌ととしていたんですよ。　あのオーストラリアだって​白豪主義​で　移民法で1973年まで、　人種差別主義（アフパルトヘイト）だったんですよ。　若い人には想像もつかないかもしれませんねー。とにかく、これで残金が1,000円になっても、降機地を飛ばして、直行便に乗れば日本に帰れる、ことが決まってほっとした。9月19日〜23日Parisこれで、3つの目的は達成して、あとは一般観光客に混じって​一通りのパリ​観光。どこに行っても人がいっぱい。ぼちぼち、のんびりと5日間も観光。​ルーヴル美術館​なども人がいっぱいで、遠くからやっと名画「モナ・リザ」を観る始末。広さと美術品の膨大さに疲れ果てて特筆するものがない。これも大英博物館と同じこと。​ノートルダム大聖堂​では日本人団体旅行者に付かず離れずで、ついて行って説明をしっかりと聞かせてもらった。　しかし、特筆するとしたら２つ。夕方にセーヌ川を河畔を歩いていると、上下流の橋の照明が一斉についたのには驚いた。時計を見ると午後7時だったのは感動的だった。　しょうもないと思われるかも。　でも、屋根とか橋とかこういうのに感動するタイプなんで。　もう１つは荷物を預けようと空きコインロサカーを探していて、なかなか無くて奥へ奥えへ入って行き、それでも見つからずパッと出口を見ると、アラブ人が2人、ボクをじっと見ている。眼光するどく、何か嫌な予感がして、小走りに彼らの前を通り抜けた。　あの時は一瞬、やばいと思ったけど、　ただ単に彼らの眼の特徴だったのかもしれない…。　あの当時、旧植民地の関係もあり、　フランスは時にアラブ系住民が多くトラブルも多かった。初めてパリに着く前からお世話になったバリ大学第1に通うカミヤマさんに挨拶に行きたかったが叶わなかった。　薄情な男と思わないでくださいよ。　実は彼の実家の岡山の住所は聞いたていたけど、　パリの住所を聞いていなかった。　カミヤマさんとの出会いは下記へ。　（​バックパッカーその4/男も愛嬌​）費用も高くつくし、いよいよスペインに行こうと決める。つづく。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  2020.03.29

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  雨に咲き始めた桜

  ーーーー雨に咲き始めた桜ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー[ソメイヨシノが咲き始める]約10本のソメイヨシノも一斉に。ーー​ーーバックパッカーno.36/男も愛嬌ーーーーーーーーーーーーー1973年9月17日〜9月23日Parisパリには3つの目的があった。1つ目はMarie joseに再会すること。2つ目は壊れたメガネ・レンズの修理。3つ目はStudent flight（片道/オープンチケット）の購入。​3月10日（no.23）​にも書いたようにスコットランドを旅している時に、パリ大学第4で学ぶMarieたちと同じYHに宿泊した。　　彼女たちは自転車でスコットランド回っていて、ロッホローモンドYHで同宿だった。その時に、パリに来たら案内するので、連絡をくれてもいいよ、と住所と電話番号を聞いていた。旅の妙味はこういうところにあるですよね。9月17日まだこの時期はパリではYHもいっぱいなので、カルチェラタンの一角にあるパリ大学の学生寮に宿をとる。　あの当時、学生たちが出て行く夏休みの間は貸してくれていた。朝食付き日本円で1,000円。　おっおー、これかー。　　この時、初めて大きなボールに入ったカフェオレを飲んだ。　映画でよく見るが、ある意味感動的だった。貧乏旅行者には高いが部屋は感じが良かった。それに動くには便利の良い場所だった。[パリの屋根の風景/宿泊の大学寮から望む]　こういう風景にこそパリが感じられるのはボクだけですかね…。　残念ながら、　パリやその他の写真やネガを探しているが出てこないので、　今はこの1枚しかないのが残念。　見つかればアップします。　もっとも橋とか道路とかそんなものばかりですが。9月18日Marie joseにカルチェラタンで再会する。なんとー​​！、なんとー！！、なんとー！！！、​​​彼を同伴で。​​​​​少しがっくり。私にちょっかいを出してもダメよという彼女の防破線か…。彼女に変な虫がついてはいけないという彼の取り越し苦労か…。これはボクの考えすぎ​​​か…。たしかに彼女は金髪で縮れ毛でかわいい。20歳ちょいの若者が、下心がないと云えば嘘になるが、でもね・・・。彼の布製のバンドには「福」という文字が入っていたのには、驚かされたというか、笑わされたというか。でも、彼が自慢しているのには思わず苦笑した。​　でも、考えたらこれも異国の人と　コミュニュケーションをとる為の１つの良い方法だ。2人がとても愛し合っているのはよく理解できるが、ボクの前でイチャイチャするのは勘弁してほしかったが、特に彼の方は見せつけるようで、このヤロー​。​しかし、云うなれば彼もフランコの犠牲者。しかし、別にイチャイチャしているわけではなく、愛情表現としては、これが彼らにとっては普通なんだろう。ボクたち日本人にはとてもとてもマネできない。　彼はスペイン系フランス人（スペイン国籍）。両親は、あの悪名高き​フランコ将軍軍政​下でフランスへ亡命。Marie joseと同級生だが、​バカロレア​に合格できなくて、再度挑戦する為に勉強していた。日本で言えば浪人生。参考:　1970年代にバカロレアの合格者は20%（16万人）だから、　相当に難しかったのだろう。   ちなみに、　　日本の1970年の大学4年生の進学率が19.4%（33万人）。その日に2人にパリを案内してもらうと同時に、カルチェラタンから、1㎞のPort-Royal通りの眼鏡店で、壊れたレンズの修理を依頼する。痛い出費だった。　仕上がりは5日後の9月22日（土）だったので、　再度Marie joseの世話になった。彼女の大学であるソルルボンヌに行く。大学の周辺のカフェでは、多くの学生たちが話をしながら時を過ごしていた。まさに学生街。しかし日本のYOUNGというイメージでなく、年齢差がバラバラで結構歳をとっている者もいる。入学時もまちまち、進学も難しいし、国際的なのが原因かも。前に見たことのある光景だと思っていると、映画の中で見たことがあるシーンそのもの。イメージ的には個性的インテリ集団。パリを一言で表せば、多くの人がパリは詩的であるという。ボクはまだ2日しかいないので何とも言い難いが、第一印象では、やはり詩的な何かを持っている。イギリスのそれとは全く違う。と日記には書いてある。つづく。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  2020.03.27

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  ヒロシマツバキ

  ーーーーひょっとしたらヒロシマツバキーーーーーーーーーーーーー​3月7日に書いた「2つのツバキ」​。「接ぎ木」と書いたけど、ひょっとしたらヒロシマツバキかも。だとしたら、それなりの価値のあるツバキかも知れない。どうしよ〜。[ヒロシマツバキ！？]先日、中国新聞に掲載された記事に、1619年浅野長晟（あさのながあきら）が広島に入場する際、妻の振姫（徳川家康の三女）が育てていたヒロシマツバキを持参し、元宇品の観音院に植えたと伝えられている、云々。詳しいことは下記にアクセスして見てください。​「中国新聞/わがまちの宝/2020.3.19号」​​「アース・ミュージアム元宇品　自然観察のガイドの会」​ーーーーバックパッカーno.35/男も愛嬌ーーーーーーーーーーーーー1973年9月12日​​BacharachYH​（バハラッハ）HellaとCarlaに関して新たな日記が出て来たので。ミッション系の中学生。2人とも可愛い娘だ。特にHella素敵だった。Carlaは​ミレーニュ・ダルク​のようにボーイッシュな女の子。いつも2人で行動していると云う。CarlaがColaを飲みたくて、ポケットの中のお金を探しているが見つからない。ボクが笑っていると、お金を貸してくれと云う。お金を貸して、Colaを買って来て、少し飲んでもいいと云うので3人で飲む。かわいい娘たちだ。とある。　本当にヨーロッパのこの10代の子（男女）たちは可愛い。　愛嬌があるというか、表情が豊かというか・・・。　しかし20歳を過ぎると、段々、ダンダン・・・と。　その分、内面性が豊かになる・・・と。初めてYHのレシートがてできた。Bacharach YHのレシートから、あの当時のドイツYHのいろいろな情報を読み取れる。[受付は21:50終了、　22:00消灯、　ベッドno.119]このYHは150位宿泊できるが、ドミトリーで119番のベッドといえばほぼ満室だったのだろう。しかもHellaとCarlaのミッション系の学校の団体も入って来て、夜は賑やかだった（日記には寝られなかっと書いている）。[宿泊料が一晩2DM  寝袋orシーツを使用、　　　　　　　　　 貸しロッカーは1DM、退出時に返却]あの当時1ドイツマルクが恐らく120円位だから、宿泊代240円、貸しロッカー120円（返却）朝食付きだが・夕食（別料金？）あったような。ドイツのYHは本当によくできている。ドイツ人もボクたちのような貧乏旅行者に対して暖かかった。一度、電車の中で身なりのしっかりしたドイツ人と同席になり、「ガンバリナサイよ！」と励まされたことがある。自分たちも若い頃は、ボクたちと同様に旅をして来たのだろう。若い時からの自立心、好奇心、そして行動力。これがドイツの強さなんだろう。1913年、ドイツの教員リヒャルト・シルマンが青少年育成の為に始めたYH運動。それは現在にも受けつがれ、青少年の育成に大いに役立っている、はず。今や80の国で3,600ヶ所の宿泊施設。利用しない手はないですよね。日本の若者も国内でチマチマするのではなく、ひろく海外に出て欲しいものだ。あっらっらー、力が入って、YHインターナショナルの広告のようになってしまったなー。9月14日Koblenz YH9月12日に書いたけど、14日と判明。再度掲載。Koblenz​にやって来た。美しい街。​少しデカすぎるYH​は山頂の城の中の一角に在り、たどり着くまで20Kgのザックを背負って汗をタラタラ、息をゼエゼエ喘ぎながらここまでやってきた。（今、調べれば駅から歩いて40分とある。きついはずだー）ここで3人の日本人が雑用係りで働いていた。彼らも頑張っている。最近どーも日本人ばかりと話をしていて、外人と話す気にならないというより、日本人旅行者が多すぎて、どーしても日本人と話すので、外人と話す機会を逃してしまう、残念ながら。とある。9月15日​Koln​駅前の天を貫く​ケルン大聖堂​を見て、素通り。​Frankfurt​ YH駅前で記念に本家のフランクフルト風ソーセージを食べる。9月16日​Heidelberg ​YH日記には、素敵な街だ。落ち着いた緑の多い街。学生の多い街。アメリカの観光客の多い街。古城が素敵な街。ワインを飲もうと思ったが、貧乏旅行者には高くて諦める。とある。　NECKAR川沿に続く旧市街は、　小ぢんまりとした中世がそのまま残ったような素敵な街。　1日散策するにはもってこいの街。　見どころいっぱいの街。　こういう街に住んで、　日々ワインを浴びる程飲んで死に果てたいなー。　ボクから遅れること12,3年後に　両親のかばん持ちで旅をしたカミさん（結婚3年目）は、　ここでワインを飲んだらしい。[左上の黄線がYH  　左下が駅　　右上がハイデルベルグ城]　中世の街はどこもコンパクトで散策にはもってこい、ですよ。　機会があればぜひ、行って見てください。[黒と青の二色刷りのリーフレット]　物足りないぐらいだけど、シンプルでいいですね。Munchen（ミューヘン）まで南下しようと思ったが、Marie-joseが南仏の旅から帰っている頃なのでParisに舵をきった。実はメガネの片方のガラスを壊してしまって、直す必要があったので、彼女を頼ることにした。再度、花の都へGo！！。いよいよMarie-joseと再会できるぞー！。つづく。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  2020.03.26

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  中山城跡公園の河津さくら

  ーーーー河津桜ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー[​中山城跡公園​]広島県廿日市市河津原/居酒屋・道を右折150m県道30号線を北側に入る/山の向こうが県道30号線ーーーーバックパッカーno.34/男も愛嬌ーーーーーーーーーーーーー1973年9月13日​St.Gore​[St.Goreの城/ラインフェルス城/YHから望む/9月13日]​ラインフェルス城​（trip note）日記には、​St.GoreYH​泊り。昨日でちょうど3ヶ月。これといった収穫もないままに3ヶ月過ぎてしまった。（それなりの収穫もあるのに何を求めていたんでしょうね）残金の計算をする。Travelers checkで1,560＄。Studen eurailpass約3万円分、スイス紙幣で約3万円。全部で1,560＄と6万円分、日本円で約46万円5千円。（1＄=260円換算）　参考:　　　旅の総予算70万円-片道飛行機代12万円。　　　=58万円-残金46.5万円=​3ヶ月の生活費11.5万円​。　　　寮費、授業料、宿泊代、食事代、交通費を含めて​​​。​　　　東京での学生生活の仕送り月3万円（3ヶ月9万円）。​　　　それを考えると、我ながらよくやってますね。　　　驚くことなかれ！​、これがインドでは月1,8万円に！。　　　（後にインドの旅で書きます）​続けて、このうち帰りの飛行機代が約12万円。残りが34.5万円。残りの旅が7ヶ月（予定）。やはりきつい。抑えていかねば・・・。ここのYHは最初5,6人だったのに、夕食を済ませたら、どひゃーと100人近い団体がやって来た。恐らく昨晩と同じように眠れないだろう。（昨日のシュターレック城YHも150人位宿泊可能なYHで、　　YH運動の発祥の地・ドイツならではで、　　　多くの若者がYHを利用して全国を旅している。）[1973年/旧西ドイツ・ケルン周辺のYH地図/▲印がYHの場所]この地区だけで100近いYHで驚き、さすが本場続けて、この地のヨーロッパを旅していて、改めてアメリカの経済力の強大さに驚かされる。戦後アメリカは英国に変わって、この世界を属国たらしめんとして見事に成功したことの証。しかし、………（あまりにも長く小難しいので止めます）。とある。　アメリカ人の多くがヨーロッパにルーツを持つこともあるが、　とにかくアメリカ人やアメリカの学生たちが圧倒的に多い。　地図を広げてみれば、意外とアメリカとヨーロッパは近い。　あの当時、アメリカ〜ヨーロッパの飛行機代は、　日本〜ヨーロッパ間の飛行機代の1/4位だったし、　多くの学生がヨーロッパにやって来るので便数も多かった。　参考:　ニューヨーク〜パリ間　5,238㎞/3,256マイル/  7時間10分　東京〜パリ間　　　　　9,702㎞/6,030マイル/12時間40分　時にアメリカ人の傲慢さにヘキヘキすることも多かったが、　後にイタリアでは、そのスウェーデン系アメリカ人学生Taraと　1ヶ月旅をすることになる。つづく。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  2020.03.25

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  無農薬・新甘夏柑橘 届く

  ーーーー無農薬・新甘夏柑橘ーーーーーーーーーーーーーーーーー今年も届きました、無農薬・新甘夏柑橘。今年は無農薬・新甘夏柑橘があまり取れなくて、注文時（例年通りの時期）はもう無いとの返事でがっくり。今年はマーマレードを作るのを止めようかと思っていたら、なんとかなるかもしれないとの返事に、思わず、ありがとございますー！。2014年からの付き合いで、まだ6年目なのに感謝！このあたりでもなかなか無農薬ものは手に入りません。昨日から、早速マーマレードの仕込みに入った。[生産・販売者/​かいらしドットコム​]ーーーーバックパッカーno.33/男も愛嬌ーーーーーーーーーーーー1973年9月12日​​BacharachYH​（バハラッハ）​BacharachYH​（画像）（travel.jp）シュターレック城を使った、とても雰囲気のあるYHです。[​Bacharachから見る対岸の風景]（この辺りは白ワインの産地なので対岸はぶどう畑）日記には、ライン川の古城YHに来る。噂ほどではないけど、こんなもんだろう。（意外と冷めた感想だけど、そんなことはないですよ）ここでHellaとCarlaに出会う。（外でスケッチをしていると、　　好奇心からか（？）彼女たちから声をかけて来る）学校の旅行で来ているという。15歳という。（日本でいう中学生ですかね。）こんどケルンの方に行く予定と云うと、住所を教えてくれる。[Hellaのお父さん（先生だったかも）]果たしてケルンまで行くが、パリ行きを優先したので訪ねて行かなかった。一度ドイツ人家庭を見てみたかったが。今Google mapでみれば、Hella.Sの家は、ケルンから南東にライン川沿いに下がった緑豊かな​BAT HONNEF REIHENBERGER STR.​​（番地は秘密）に家がありますね。街並みがきれいですね。もっとも50年前の話で、家はあれども彼女の生家かどうかはわからないですよね。建て替えているかも。今、気がついたけどHellaの家の近くに、​Schloss Drachenburg（ドラッヘンブルク城）​というおとぎ話に出て来るようなお城がある。無理して行ってみても楽しかったかな・・・と。しかし便利ですね、Google mapは。続けて、BrigitteとChristineに手紙を出さなければいけないし、とある。（2人にはいろいろと世話になっているので、　　旅の先々でボクなりに気を使っているんでしょうね）つづく。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  2020.03.24

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  本格的な春がやって来た

  ーーーー本格的な春がやって来たーーーーーーーーーーーーーーーーーー[シロモジ][ユキヤナギ][ラッパスイセン][利休梅][レンギョウ][寒緋桜と椿]ーーーーバックパッカーno.32/男も愛嬌ーーーーーーーーーーーーーーー1973年9月10日Namurもう1枚Namurでのスケッチが出て来たので。[サンブル川（運河）沿いの家]1973年9月11日​Luxemburg​YHNamurから2時間。ルクセンブルグは人口45万人前後の小さな国。国名は「小さな城」という意味。まさしく小さな城の国。日記ではいろいろと書いているが、（要約すると、）谷間を巧みに利用した美しい街並みとベタ誉め。ホームグランドである渋谷の街並みはボロクソ。仏文に通う高校時代の友人・タルイ君と仏、伊を共に旅をしようと計画をしたいたのに・・・。（フランスでは彼のフランス語会話に期待していた）その返事がBrigitteのところに来るはずだったが、アントウェルペンに出る10日になっても連絡なし。で彼に相当腹を立てているようで、あいつはもう死んだのでは・・・と思うくらい。（帰国して後で、ごめんごめん、とタルイ君）Marie Joseに会いに行きたいが、今パリは混んでいるので、これからドイツに抜けたい。最後にLuxemburgYHは今までの中で最悪とボロクソ。（何があったか記述がない・・・）同じようにCoblentYHも感じが悪い、と書いている。このシーズンは忙しいから、スタッフも気が立っているんでしょうね。[ルクセンブルグの美しい風景　11th Sep.]日にちは不明だがCoblentの日記があった。Koblenz​にやって来た。美しい街。​少しデカすぎるYH​は山頂の城の中の一角に在り、たどり着くまで20Kgのザックを背負って汗をタラタラ、息をゼエゼエ喘ぎながらここまでやってきた。（今、調べれば駅から歩いて40分とある。きついはずだー）ここで3人の日本人が雑用係りで働いていた。彼らも頑張っている。最近どーも日本人ばかりと話をしていて、外人と話す気にならないというより、日本人旅行者が多すぎて、どーしても日本人と話すので、外人と話す機会を逃してしまう、残念ながら。とある。このライン川沿は日本人観光客にも人気の場所なんですね。日本人旅行者が多すぎる、と書いているくらいだから。このライン川沿いにはたくさんの古城があります。YHになっているところもたくさんあり、みなさん、機会があればぜひ、寄ってみてください。街の距離間が短く、電車の旅でのんびりできますよ。つづく。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  2020.03.22

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  玉ねぎとホトケノザ

  ーーーー玉ねぎとホトケノザーーーーーーーーーーーーーーーーーーー赤・白玉ねぎをマルチの中に植えたのが昨年11月。この暖かさも手伝って今年はすくすくと育っているが、同時にいっしょにホトケノザもすくすく育った。この憎っくきホトケノザを抜くタイミングを計っていた。あまり早く抜くと小さい玉ねぎの苗も一緒に抜けて仕事が増える。今、やっと玉ねぎの根がしっかりと張った。で、200株分一気にホトケノザを抜き取った。あとは順調に育って欲しい。[花が咲く前のホトケノザと玉ねぎ][スッキリした玉ねぎの苗床/赤・白200株]ーーーーバックパッカーno.31/男も愛嬌ーーーーーーーーーーーーーー1973年9月10日​Namur​ YHブリュセルから汽車で1時間の場所。のんびりと、のんびりと。[ナミュール・サンブル川の風景　9月10日]日記にはなんと云うことはない。城はでかいだけで、大したことはなく。（あくまでも個人的主観）ただ運河を行き交う船を眺めていると、なんとな〜く、のんびりと心が落ち着く。ポンポンポン・・・というイメージだが、実際はジーゼルなのでズタッ、ズタッ、ズタッ、と。実にのどかだ。とある。これから数日は、大きな街は通過して、小さな街を巡っての実にのどかなのんびりとした旅。さて、今回はAko（現在のニックネームはソニー）の話。彼は大学時代からの友人で、鹿児島鹿屋市の出身。入学式のオリエンテーリングで何を思ったか、軽い気持ちで「応援団部」に入った。入ったがいいは、すぐにこれはやばい‼︎‼︎！と思い、ボクが入っていたクラブに入るという条件で、その当時のクラブ部長が応援団部に掛け合って、スッタモンダで足抜きをした、という曰く付き人物。ある意味、右脳が非常に発達していて、感覚的にパッパッと動き回れる。彼とはクラスメイトでもあったが、2年次に突然、授業に来なくなった。1年後顔を見せて、復学したという。実は彼は休学してイギリスに行っていた。そこで、ロンドンYHで働いていたBrigitteと知り合った。2人は恋に落ちた1年後、彼は涙ながらに（おそらく）帰国した。まるで​森鴎外の「舞姫​」。もっとも悲劇に終わらず、ベルギーに行った際に時折、（古き良き友人として）会っている。彼の話では、Brigitteは結婚して2児の母となり、後に離婚。Christineはスウェーデンの外交官と結婚したとか。あのChristineがね・・・。皆んな、それぞれの人生を歩んできた。彼から遅れること2年後に、​諸事情​からボクがヨーロッパに旅立つ準備に入った。その時に彼から多くの情報をもらう、と同時にBrigitteを紹介してもらった。で、彼女とは半年間文通をして親交を深めた。もし、彼がいなかったら、ボクのヨーロッパでの旅は充実したものになったかどうか…。彼のおかげでAntwerpenのBrigitteの家を拠点にヨーロッパをうろちょろとできた具合。時には日本からの手紙のc/oとして。さて、非常に右脳が発達したソニー（現在のニックネーム）。前回、書いたように、彼の地で修行した料理人で、フランス語、英語が堪能、ベース担当のジャズ・ミュージシャンで絵も上手いというマルチタレントの持ち主。30数年間営んだ評判の鹿屋市のフランス料理店&パン屋を昨年突然閉めて、今、東京日本橋で雇われシェフをしている。周囲には突然と映っても、彼の中では計画の１つなのだろう。これ以上、ボクの色のついた文章よりは、彼のBlog「​ソニーの世界遊泳の旅​」に直接アクセスしてもらった方がわかりやすい。（15年前、アナログ人間だった彼に　　　　　 PCとブログを勧めたのはボク）ぜひ、アクセスしてみてください。左脳と右脳行ったり来たりしているボクとは、また違った世界に誘ってくれます。ついでに「​右脳派と左脳派の違いと診断方法​」（いしど式算術学園）なるものがありましたので、興味のある方はぜひ、どうぞ。つづく。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  2020.03.21

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  禁煙！今頃かい

  ーーーー禁煙！今頃かいな〜ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー2020年4月1日から飲食店も禁煙になる、とのチラシが先日届いた。思わず、今頃かいな〜と云いたくなる。自慢していいかもしれないが、ボクたちは受動喫煙の対策のために20年前に店内禁煙にした。と同時に敷地内も禁煙にした。どーしても吸いたいという人は、店から20m以上離れた場所でお願いした。喫煙が体に悪いことは世界的にも立証されている。その前に臭いがいけない。吸わない者にとっては咽せるし、息苦しい。服には臭いが染み込むし、建物の内部はタールで変色して臭いが取れない、と悪いことは上げればキリがない。今頃になって法律で規制するなんて・・・。Very too late ！！ーーーーバックパッカーno.30/男も愛嬌ーーーーーーーーーーーーーー1973年9月5日（水）Bern YH泊日記には、ここで一橋大学の何年生かの人と出会い、フランス大使館の人を紹介してもらう。（大学の友人が大使館勤務）この人の云うことは、ごっつい。どこまで信じていいのやら。でも、いろいろの情報をくれる。続けて、この地で、Student Eurail Passを発売する規定では、Return Ticketを持っていないと売れない、と云う。そこはそれ、しつこくしつこく粘り、係りの若い男性がの1人が、"OK"と返事をくれる。わざわざアントウェルペンから汽車賃4,000円を使っ来たのだ。50% discountの学割で、まともに払えば1万円近くは掛かってしまう。Student Eurail Pass（4万円位/3ヶ月）があれば、2週間位で元はとれるとか・・・。とにかく幸運だった。参考:​現在の価格/Student Eurail Pass ​　　 ＄682/71,610円/3ヶ月また明後日はアントウェルペンへ。BrigitteとChristine姉妹に再会できる。とある。全てではないが、熱意があれば通じることもある。それに愛嬌、交渉相手との相性。そして最後に運。モノゴトは諦めず、考えて考えて、考えて考えて、そして（退却も含めて）Go！！〜。ヨーロッパ大陸を長く（1〜2年）旅をしている人で、大陸ボケというか旅ボケという人が結構いる。話がごっついというかめちゃくちゃというか。曜日の観念がなくなり、旅から旅へと続くので、ストレスがなくなり、真空状態になって、脳みそがぺったんこになって来るのだ ⁉︎。云うなれば"木枯らし紋次郎"というより、 "フーテンの寅さん"状態に近くなる。彼らはヨーロッパ大陸を目的もなく浮遊する。スペイン・マドリードにもごっつい浮遊者がいた。9月6日（木）Bern YH泊イメージはベルンは渓谷の街。Bernには後にもう2度立ちに寄ることになる。9月7日（金）〜9日（日）Antwerpen Brigitte Flat 泊Brigitte Flatに3晩世話になった。3階建てのビルで、ビルの中にはドイツ人やオランダ人といろいろの人が住んでいた。この時、初めてセキュリティ・ドアホンなるものを知った。部屋の番号を押して部屋主と話し、了解をされればドアをガチャンと自動で開けるしろもの。（なんと云うんでしょうね）今では日本のマンションには、テレビも付いて普通なんでしょうが。部屋はワンルーム12畳くらい、シャワーのみ。Brigitteに限らず彼らは実に質素な食生活で、ボクたちがイメジするものとはだいぶ違っていた。とにかく、あつ〜い食事をあまりとらない。この3日間は、チェスをしたり、飲みに出たり、夜に祭りに行ったり、Christineが友達を連れてきたりで楽しかった。祭りでは、アラブ人のお兄ちゃんに、彼女はお前のgirlfriendかい？いいことをしているなー、と羨ましく思われたり妬まれたりと。​Antwerpen​​ルーベンスの家​日記には、BrigitteのFlatに3晩お世話になる。彼女はなにかさびしそうだ。Antwerpenを2年間も留守をしていたので、友達もほとんどいないとか。（ロンドンにいた）それに引き換えChristineは誰とでも友達になれる性格。根っから陽気なのだろう。1人でポツンとしているところを見てみたいものだ。Brigitte曰く、Akoががとても好きだそうだ。しかし今良い仕事についているので辞めたくないそうだ。日本に行く機会を待つとか。彼は何を考えているのやら。Christineはまさにyoungだ。自分でもはっきりと認めている。少し抜けているところもある。それが彼女のかわいさとなっているが、いっしょにいれば楽しい。日本にいずれ来るそうだ。ギターを買ったばかりで彼女にとってはまずはギター。それからAkoやボク、一郎に会いに来るとか。今、彼女は17歳だけど20歳になれば変わるのだろう。その頃の彼女を見てみたい。とある。[ Antwerpen Kathedrral   10th.Sep. by T.Tanonaka ]（周囲にやばい日記も書いているので、絵だけを切り取る）Antwerpen を出る前にスケッチをする。​Antwerpen Kathedrral ​（wikipedia）​Antwerpen Kathedrral​（google map）急ぐ旅でもなし、この日から数日スケッチをする。BrigitteとChristine姉妹。姉のBrigitteは小柄で茶髪、妹のChristineは背が高く金髪。ヨーロッパはいろいろな人種が混ざり合っているので、同じ家族でも黒、茶、赤、金といろいろの髪色が出る。縮れ毛もいればストレートもいるという多種多様。つまり、色々な人がいるわけで、それぞれの個性を認める所以だろう。それに引き換え、日本ではなかなかそうはいかない。1つでなければならない理由を一生懸命探すし、1つであることに誇り（？）を感じる人も多い。歴史的な要因が大きいとはいえ、このあたりはとてもデリケートだ。日記に出てくるAko（ニックネーム）。彼はボクの大学時代のクラスメートで、50年来の友人。次回は彼について書きたい。今回のボクの旅のキーマンの1人でもある。とても面白い人物で、突き抜けている。料理人で、ミュージシャンで、フランス語と英語が堪能。現在Blogも書いている。つづく。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  2020.03.19

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  ボクたちはどこでしょう？

  ーーーーボクたちはどこでしょう？ーーーーーーーーーーーーーー満々と水を湛えた湖。これも乾季（10月〜翌6月）の間だけ。雨季（7月〜9月）は洪水対策のため水量を落とす。残念だが下流域のことを考えれば致し方ないこと。でも、1年中これくらいあれば嬉しいな・・・。[ダムの上から撮影][左上:二代木山、中奥:大峰山]ーーーーバックパッカーno.29/男も愛嬌ーーーーーーーーーーーー1973年9月2日（日）AntwerpenBrigitte Flat 泊Brigitteに再会。彼女は家を出て、近くにFlat（アパート）を借りていた。その際、少し親ともめたらしい。彼女はあの当時、もう21歳だったから、当然に家を出たかったのだろう。ただ彼女が家を出るのに遅くなった理由は他にあるが、そもそもBrigitteは何者のかも含めて後に書きたい。知ってのように欧米人は、だいたい18歳（成人/高卒）になったら実家を出る。（最近はかなり変わってきているとか）一説には、ヨーロッパ人は狩猟民族で獲物を手に入れるために、集団を離れて狩をした方が獲物を手に入れやすい為、個人行動をとる。一方、農耕民族の日本では人手を多く必要とする為、１つの家に集団で暮らす、あるいは近くで暮らす為、日本では成人しても家を出ない傾向が強い。といわれている。要は個人主義の問題だろう。欧米人は個人の確立（自由と権利）を早くからめざすが、日本人は親が支配、管理したがる。（現在では、親と暮らす方が経済的に楽なので）さて、ボクがBrigitteにStudent Eurail Passを手に入れるためにBernに行きたいと相談すると、彼女が良いTicketがあると教えてくれた。9月3日（月）AntwerpenBrigitte Flat 2泊9月4日のチケットをAntwerpenで手に入れる。[夏限定の学割パス。50%引き][Bern近くのBassel/スイスまで行く][もちろん1泊分浮かすために22:27発ー05:45着の便]9月4日（火）Brussel夜行の出発時間（22:27）まで1日ブリュッセル観光。といっても​Grand-Place​（グラン・プラス）とその周辺を。初めて知ったのは「小便小僧」はいつものように裸でないこと。この日は軍服を着ていた。参考:小便小僧はいろいろの服を持っているそうで、　　イベント等で着替えるらしい。　　そのあたりの詳しいことは​「小便小僧 5つの秘密」​で。Brusselの​Grand-place​の広場で腰をかけて休んでいた。ボクがクシャミをすると直後にある女の子が話しかけてきた。「寒いのか？」と。彼女の名前はDominique。日記には、ショートカットのDominiqueという女の子と知り合う。広場でボケッーとしいて、"くしゃみ"をする。その時に彼女から声をかけてくる。18歳5ヶ月だそうだ。最初、男かと思ったら女の子だった。美術大学に通っているという。暑いので彼女がコーラをおごってくれる。度の強いメガネをかけているが、かわいい。（イメージ的には​Jean Seberg​/​画像が　　ラムネ瓶の底のようなメガネを掛けている​）胸が小っこいね、と云うと、胸をぐっと張って、そんなことないよ、と云う。2人で大笑い。（本当にそんなことを云ったのだろうか、　　と思うが、日記にはそう書いてある。　　　どういう話の流れでそうなったんだろう。　　　　今はセクハラで大変なことになるが、　　　　　あの当時はさらっと流していたんですよね。）自称"outlow"だそうだ。彼女の妹（14歳）も"outlow"だそうだ。（outlow:変わり者という程度の意味だろう）いずれイタリアにも行くと云うと、​マルタ島​（Wikipedia）を推薦してくれる。​マルタ島​（Google earth）。本屋まで行って地図を広げて、もし、マルタ島に行ったら手紙を出すよ、と云うと、もし、ではなく絶対に行かなければならない、云う。それ程すばらしい島だそうだ。夜行の出発時間迄十分あるので、午後1時〜4時30分迄の3時間30分ほどお供をしてくれる。とある。残念ながらイタリアはポンペイまで行ったが、相棒、時間、資金の問題も有り、その先には下らなかった。で、Dominiqueにも手紙を出すことはなかった。それにしても3時間30分もよく付き合ってくれたものだ。彼女も暇とはいえ。なんなんでしょうかね、女の子から声をかけられるなんて。女の子よ、来い来いとオーラが出ているんですかね。ふと、進学で東京に出る前に、オフクロに云われたことを思い出す。上京する数日前に、ここに座りなさいと。あんたは一度寝たら何が起きても目が覚めないので、火事や地震になったら心配だ・・・。続けて、姓名判断してもらったら、女難の相が出ているので、くれぐれも気をつけるように、玄人さんはイイ（⁉︎）けど素人さんには気をつけなさい、と。何が良くて何が悪いのかよくわからなかったけど、はい、はいと返事をしておいた。話は脱線しついでに、その後の人生において、いろいろ経験させてもらったが、旅をしていた8ヶ月を含めて女難の相とは縁がなかった。（残念と云うべきか幸せと云うべきか・・・）22:27発の夜行でBasel（スイス）に旅立つ。つづく。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  2020.03.18

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  2ヶ月経ったスロージョギング

  ​ーーーー2ヶ月経ったスロージョギングーーーーーーーーーーーーー[画像注意/見る場合はとりあえずは半開き目で]スロージョギングを再開したのが1月15日。あれから2ヶ月が経った。体の細胞は3ヶ月で変わるので、体の2/3の細胞は変化している、はず。スロージョギングはファフット走行（つま先走行）なので、つま先を6、カカトを4くらいの負荷を掛ける。感じとしては、日々300〜400回位のつま先立ちの筋トレをしているような。で下の画像のように、第2の心臓と云われているフクラハギが大分太くなってきた。[醜いものをお見せします、悪しからず][自慢ではなく客観的に見て、脚が長いので太く見えないけど、だいぶ太くなった]ーーーーバックパッカーno.28/男も愛嬌ーーーーーーーーーーーー​1973年8月29日 ​Haarlem YH​（HP）8月30日​ Haarlem YH​ （Google Map）日記には​ハーレム​2日目だ。確かにリラックスできて良い。こんなYH（ ​Haarlem YH ​）ばかりなら幸せ。ここで働いている女性が俳句を習っているという。しかしオランダ語なので、まず英語に訳して、さらに日本語に置き換えるという作業。苦労をして、やっと理解できたのが2句。それが、FURUIKE YA KAWAZU TOBIKOMU MIZUNO OTO                                                              BASYOWARETO KITE ASOBE YA OYANO NAI SUZUME                                                                  ISSAのたった2句。我ながら、想像力、連想力にがっかり。食事が非常に良い。3コースある。夜9時にはTea&Bisquitが出るから素晴らしい。とある。ほとんど記憶にないのだけど、夜9時になると皆ダイニングに集まって、ワイワイやっていたんでしょうね。数時間に渡ってオランダ娘と「句会⁉︎」をしていたのに、しかも2日間もお世話になったのに・・・。全く記憶がないなんて、不思議なことがあるもんだ。何なんでしょうね。それにしても、夜9時には「Tea & Bisquit」タイムがあるなんて。しかも無料で、なんて素晴らしい。食事も3コースなんて、フランスのToulouse（トゥールーズ）もそうだったけど、とてもYHでは珍しかった。。参考:YHの朝食は飲み物（コーヒーorカフェオレ時にはジュース）、　 　パン、バター、ジャムのみ2日も泊まって何をしていたんでしょうね。何も記述がないので、のんびりとしていたんでしょうね。快適なYHだったみたいなので、8月31日​Brussel YH日記には、ブリッセルに来たけど地下鉄工事か何かをしていて、ひどい。確かに街並みは古くて美しい。とある。9月1日AntwerpenHolland StreetのBrigitte .Rの家を訪問。母親がいて、挨拶をする。残念ながら、姉妹で旅行に出ているというのでYHに泊まる。後にBrigitteから、「Tadashiは英会話が上手くなっていた」と母が云っていたというのを聞いて嬉しかった。確かに初めての訪問の75日前は、自分でガックリ来るほどひどかった。日記にはAntwerpenに来たけど、残念ながBrigitte、Chrsitine姉妹は1泊の予定で出かけたと。YHに泊まる。2日間Antwerpenに留まる予定。もし、彼女たちに会えなければ、このままBernに入り、Student Eurail Pass（Eurailpass）を手に入れたいそれから9月15日前後にパリに入り、Marie Jose.Cと再会したい。とある。ヨーロッパを旅するにはStudent Eurail Pass（Eurailpass）があれば格安で鉄道が利用できる。​STUDENTPASSES​​tripsavvy​しかし、このPassはあくまでも外国人の為のそれで、日本人の場合は日本国内でしかとれない、というのは後から知った。つまり出国する前にこのPassは購入しなければならなかった。（情報不足だった）実はBrightonに居る時に親父に、8月1日から旅に出るから日本で購入できないかと、頼んでみたが、電報で7月27日に返ってきた返事が以下のもの。[S.R.PASS HONNIN NO SHGN  IRUTAME TOREZU CHICHI]イギリスでは学割を利用して、なんとか安く旅ができたが、ヨーロッパ大陸では国境を越えてあちこち行くのでそうはいかない。Student Eurail Passのような周遊券がないと、安く旅ができないし、自由に行き来できない。旅の途中、幸いにもスイスのベルン（Bern）で、これが手に入るという情報を得た。で、できるだけ早くベルンに行きたかった。つづく。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー　

  2020.03.16

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  ホトケノザ

  ​ーーーーホトケノザーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー10数年前にカミさんが店でも使えるのではと、隣町の道端から根ごと持って帰って来た。これが意外と使えない。と同時にすごい繁殖力で、あれよあれよと言う間に畑一面にはびこった。特にこの季節に。残ったのは、春の土作りの前にこれを取り除く仕事だけ。ーーーーバックパッカーno.27/男も愛嬌ーーーーーーーーーーーー1973年8月27日 Amsterdam YH8月28日 Amsterdam YH日記には2日続けてアムステルダム泊まり。グラスゴーに続いてYMCA寮の「​St.Christophers Inn at The WINSTON​」に宿を取る。繁華街の真ん中にあり、例の「飾り窓地区（合法売春）」の近く。ぞろぞろと日本人観光客の団体が「飾り窓地区」を観光か物色か。とにかく団体なので目立つ。（あの頃、アジア人の団体旅行は日本人くらいしかいなかった。　小柄で、メガネをかけて、出っ歯ーこれが彼らから見た日本人。　このような時代を経て旅（行）は多様化して来たんですよ。）このYHは安くて便利だけど、この地区の街並みは汚くウルサイ。Rembrandt House​に行けども作品が少なくガッカリ。良い作品はほとんどデカイ美術館がかっさらっていったのだろう。とにかくがっかりだ。続けて、アムスも物価が高い。ポンドの下落もありオランダ・ギルダーは割高。この地と比べればイギリは物価が安い。（ここオランダから北部のデンマーク、フィンランド、　　　　　　　　　スウェーデンは寒さと物価高で旅を断念）     [旅土産]/ギルダーの補助貨幣10CENT/1971年製​　　　ヤフーオークションで1970年製が50円​と出ていた​]明日は​ハーレム​に向かう予定。ハーレムはここより良いのでは。エミコに手紙を出す。2週間に一度の割で手紙を出す。​（東京時代、彼女が高校生の時からの友人。　　いずれ復学をするので書籍などを預かってもらっていて、　　　　　　　海外からのボクへの手紙の送り先c/oにしていた。）バカンスの誘いを涙ながらに断って以来、Christineには手紙を出していない。Antwerpenに入る前に姉のBrigitteに手紙を書かねば・・・。とある。つづく。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー​

  2020.03.14

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  いよいよスマートメーター

  ーーーーいよいよスマートメーターーーーーーーーーーーーーーーー我が家にやってきたスマートメーター（電気使用料メーター）。mega eggが来ていないのに、どうして機能を果たすのかと思えば、「docomo」 or「au」の回線を使うんだって。無線で使用料を報告するというあのBOXの中はワンダーランド。昨年、検針のお兄さんが、いずれボクたちの仕事もなくなります、と云っていたことが現実となった。こうして時代は少しずつ、いや大きく変わって行く。貴方の5年後の仕事はもう無くなっているかもしれない、なんてね。ーーーーバックパッカーno.26/男も愛嬌ーーーーーーーーーーーーー1973年8月26日London日記には、再度​British Museum​に出かける。12:30〜18:00迄の5時間半。たっぷりと時間をかけるて見てまわり疲れた。とにもかくにもよく集めたものだ。特にエジプト、インド、中国等の古代文明の文化遺産。日本では観られなかった日本の文化遺産をこの地・イギリスで、しかも無料で観られるとは。しかし感心する。GalleryにしてもMusiumにしてもほとんど無料公開するとは。（全ての人が等しく文化に触れられるようにという趣旨らしい）大英帝国時代の華やかし時代に、安く買ったり略奪して来たものも多いのだろう。しかし保存が行き届き無料で公開しているのには頭が下がる。Queens Gallery、National Gallery、British Misium、Edinburagh、Glasgowなどの展示品を鑑賞したきたが、レンブラント、ゴッホ、ミレー、ゴーギャン、ドガ、ルーベンス、モネなどなどよく集めたものだ。まさしく大英帝国の富の象徴だ‼︎。とある。いよいよイギリスを後にする。6月18日に入国して1＋2ヶ月=3ヶ月の滞在許可（9/17迄）。（ノービザでは最大6ヶ月だが、ボクは不審者⁉︎なので半分）21日ほど余して出国。イギリでは初っ端からいろいろなことがあったが、全てが新しい経験で、その後の旅に大いに役立った。1番に上げれば、　路頭で迷っていたBrightonで老婆（ボクの女神）に助けられて、聖公会（教会）運営のInternational Friendship Houseに44日間に渡って宿泊できたこと。ここから全てが好転した。運は引き寄せるものと、よく云われるが（ボクもそう思う）、この場合は全てが偶然に降りて来た。人はこれを運命というが。　詳しい経緯​バックパッカーno.9/男も愛嬌（2020.2.23）​もし、老婆とボクが数秒〜数分ずれて、すれ違っていたら、事態は大きくかわっていたかもしれない。これがなかったら、また別の展開もあったのだろうが、良い方に回ったか想像もつかない。「International Friendship House」に関わるみなさん、本当にありがとう！！。明日（27日）はLondon→Harwich→Amsterdamと入国した逆の方向で出国予定。LondonーHarwich （フェリー）Hoek van HollandーAms.CS入国は夜行フェリーだったが今回は昼間のフェリーで約10時間。いよいよ、ヨーロッパ大陸の旅が始まる。つづく。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  2020.03.13

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  もう去年の君とは・・・

  ​​ーーーーもう去年の君とはーーーーーーーーーーーーーーーーーーー先日、2月24日に落ちてケガをしたところに行って見た。こんなところで・・・。事故る時はそんなものなんでしょうね。[解説]椎茸をとった後に沢沿いに下っていて、左手の大きな岩を左上から迂回すればよかったが、大岩の右手（沢側）をイナバウアーをしながら、​​🦀​​歩きでいけると確信した。「左足で踏ん張って、ヒョイと飛んで右足で着地」、というイメージだった、いけるはずだった。がしかし、左足がずるっと滑って半身の形で肩から落ちた。右手沢の中の大きめの石に。高さ約2m。右肩、右手ヒラ、右頬、右前頭部（その反動で左頸部をムチ打ち）、左手ヒラ、左ヒザ内側と順に強打、そして出血。ジーパン、ワイシャツはずぶ濡れ。（私なら右頬打たずに鼻を打つわ、と鼻高自慢のカミさん）左手に椎茸を入れたカゴを持っていなければ、うまく通り抜けてかもしれない、と思うのは老人の早とちり。もう去年の君とは違うのだ、と自分に言い聞かせる。ーーーー​ーーーバックパッカーno.25/男も愛嬌ーーーーーーーーーー8月25日London日記には、​​念願の​BBCプロムス​（​​クラッシックコンサート）に行く。（このプロムスには何としても行きたかった。　　         当日は立ち見席（Arena/平土間）の                     チケットを手に入れるのに何時間並んだやら）Royal Albert Hall​にて​New Philharmonia Orchestra​を聴く。この日は、指揮:​​​Andrew Davis​​、若手の指揮者。演奏曲目は、以下YouTubetから。興味のある方はぜひアクセスしてみてください。​Haydon       prelude:The Creation​（7:05）​​Beethoven  Symphony No.4,in B flat major​（37:55）​​​​C​hopin       Piano Concerto No.1,in E minor​​（44:12）​​Wagner      Overture and Venusberg Music（Tannhauser）​（23:35）ついでに、「​Happy 75th Bithday, Sir Andrew Davis​（1:06）」。ということは、あの当時29歳の新進気鋭だったのですね。しかも、今は Sir の称号をもらって。チケット代:アリーナ席 45pence（£0.45=301円）。ホール中央演奏舞台下の立ち見席なのでチョー破格値。​夏のシーズン8週間、イギリ国内は元より世界中から若者が集まってくるロンドン。お金はないがトップレベルのコンサートを聞きたい、という若者に粋な計らいです。お金のある人は高めの正規のシートで正装して鑑賞。日記には、全く心憎いほどのやり方で魅了してくれる。日本では考えられない。若者はスニーカー、サンダル履き、ジーパン姿などのラフなスタイル。基本的には立って聴くのだが、疲れたら座る。演奏はいうまでもなく素晴らしい。日本ではこの料金では聴けない。聴衆の層から云ってもホールから云っても、ボクたち日本は敵わない。まさにコンサートホール。日本のように何々市民会館（ホール）ではない。まだまだ経済的、文化的に老大国に追いつけない。追いつくには50〜100年掛かるのでは。とある。つづけて、疲れて座っていると、後半の演奏が始まる前にStand up please！！Stand up please！！とスティックを床に2回打ち付けて、モーニングを着たおじさんが叫んで回るので、仕方なしに立つが、始まれば後は思い思いに楽しむ。本当に楽しい1日だった。とある。みなさんも夏場にロンドンに行った際には、「BBC PROMS」にぜひ行ってください。至福の時間（Blissful time）をお約束します。​「BBC PROMS 2020 Festival Guide」​参考:現在の料金は£105（14,700円）〜£7.5（1,050円）       ​​立ち見席を取る方法​（travel.jp）ロンドンではミュージカルそしてクラッシックコンサートと目的を達成できたので大満足だった。残すはもう１つの目的地の2度目の見学。1度では鑑賞できなかった大英帝国が誇る大英博物館。つづく。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  2020.03.12

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  岩をも突き抜く

  ーーーー岩をも突き抜くーーーーーーーーーーーーーーーーーーーすごいですねー。岩をも突き抜くとはこのこと。根はもはや幹。椎茸を栽培している場所です。[左:ヤマザクラと右:椎の木]ーーーーーーーバックパッカーno.24/男も愛嬌ーーーーーーーーー1973年​8月22日London日記には、またデボンシャーの州経営のホテルに帰ってくる。やはりホテル代£1.93は高い。夏だからしかたがないが。Bathには3回入る。洗濯物は全てする。睡眠は10時間たっぷり。たまにはこんなホテルもいいかー。とある。エジンバラとグラスゴーを除く、約10日間は体を拭くだけだったのだから、さぞかし垢が・・・。早速、再度「GO-AS-YOU-PLEASE ticket（4日間）」を買う。£2.9（1,943円）これで4日間のロンドン歩きはOK。​8月23日London日記には​8月27日のBoat Trainのキップを手に入れる。NBBSの窓口で£7（学割/4,690円）で非常に安い。普通が£11（7,370円）だから36%引き。　[Padashi Panonaka と書いてある。　　　　　　　　　　　　　Pで始まると間が抜けるな〜（笑）]明日からはFincley Roadの安宿へと思い電話をいれると、今日ならOK。しかし、今宵までデボンシャーのホテルに前金を払ったので諦める。だいぶ英会話が耳に馴染んできた。とにかくYHは良い。安いし、すぐに話し相手ができるし、いろいろの情報が入る。小さいYHは特に良い。とにかくYHはすばらしい。ヨーロッパで初めてYHの良さを知ろうとは。しかし日本のシステムは違うと云われているが、どうなんだろう。とある。とにかくYHをベタ誉めですね。海外では若い人は利用しないと損ですよ。しかし、何故かロンドンのYHをトライしていない。夏なので、鼻から諦めていたのかな・・・。8月24日London記録なし。記憶なし。イギリスもあと3日、どうしても行きたいところがもう2ヶ所。つづく。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  2020.03.11

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  寒緋桜咲く

  ーーーー寒緋桜咲くーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー昨日、寒緋桜が咲いた。昨年が3月15日頃。1週間早いとは意外。2週間位早いかなと思っていたが。ーーーーーーーバックパッカーno.23/男も愛嬌ーーーーーーーーーー1973年​8月19日PerthYHせっかく周遊券期限がもう2日あるので、再度パースに行く。日記にはフェスティバルを見るがたいしたことはない。何故か戦車が行進していた。とある。1973年​8月20日Loch Lomond YH再びグラスゴーに引っ返して、その先のLoch Lomondに再び泊まる。日記にはここでフランス娘・Marie Joseに出会う。彼女たちは5、6人でスコットランドを自転車で旅していた。彼女はソルボヌ大学・第4で学ぶ女子学生。今度パリに行くので会おうというと、住所と電話番号をを教えてくれる。 9月13日以降はパリ（パリ郊外​オルセー​在住）にいるが、それまでは南仏に行く予定。3人のイタリア人が一生懸命フランス娘たちを追いかけている。別に嫌味はないが、本当にしつこい。とある。今も昔もイタリア人は変わらないんですね。この点はイタリア人にはなれない日本人ですね。Marie Joseとのその後は下記に。​バックパッカーその5/男も愛嬌​この夜、日本人・エイジとスイス娘2人、合計4人でゲームをする。何のゲームなんでしょうね。どらにしてもボクが数字が一番少ないので、トップかビリのどちらかでしよう。日記は続けて、at Loch Lomond Youth Hostel.（Loch Lomond YHにて）They are Swiss.（彼女たちはスイス人）Silvia is a tall.（シルビアは背が高い）Brigitte is a rather fat.（ブリジットはかなり太っている）とある。日本人・Eijiの記述がまったくにない。ボクの興味の傾向がはっきり出ていておもしろいですね。エイジ君は何者だったのでしょうか。​8月21日Glasgow日記では、スコットランドを離れる前に再度Sheenaに会いに行く。（お前もイタリア人と変わらないじゃん、と云われそう。　　　　でも節度、人間性でカバーしているんですよ〜）残念ながら彼女は留守。兄貴と2時間ばかし話をして帰る。I am very disapoint.（とてもがっかり）とある。彼女は学校からまだ帰って来なかった。お兄ちゃんは大学進学の為の予備就学中。スコツトランドの教育制度は日本とかなり違っていて、少々複雑。参考:スコットランドの義務教育は5-16歳までの11年制。　　大学は1年間の予備就学を経て17歳で入学。恐らく彼女は16歳で卒業して就職するのだろう。得意な科目は家庭科の料理だったと云っていたし、あの当時女性が高等教育を受けるのは珍しかった。きっと心優しい奥さんになったのでは。健在であれば62歳。成人した彼女に会って見たかったが・・・。その後、彼女へはインドからハガキを一度出し、帰国後は2度手紙のやり取りをした。参考:彼女からの手紙には最後に××が２つ。　　××の意味はキッスの意味。　　ただイギリス流でいえば左右のほっぺにキス位の意味。　　これが×××が3つとなれば口へのキス。　　あの当時、相応に意味があるのではと考えた（笑）。日記は続けて、スコツトランドを後にする。夜行列車でロンドンに帰る。とある。初めてのYH利用の旅で、いろいろな人たちに出会えて本当に楽しかった。でも、これは単なるprologue。この旅のchapterはこれから始まる。つづく。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  2020.03.10

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  ミモザ

  ーーーーミモザーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーミモザで思い出した。以前にこの季節になると卵の黄身を細かく刻んで、「ミモザ風スパゲッティ」を作っていたのを。久しぶりにメニューに入れて見るかい、と聞けば、・・・・、と無言。これで決まり。[もらいもののミモザ]ーーーーーーーバックパッカーno.22/男も愛嬌ーーーーーーーーー1973年​8月17日ＧlasgowYH日記には、​Glasgow​（グラスゴー）に入る。感じとして、何もないような。東京のようにでかくはないが、人が多くビルが立ち並ぶ。旅行者はほとんどエジンバラに行くようだ。（Sheenaのことで頭がいっぱいで、　　　グラスゴーに興味がなかったのかも、　　　　　　　　　グラスゴーの皆さんごめんなさい）明日はSheenaに会う日。楽しみだ。YHに宿をとる。とある。​8月18日ＧlasgowYH日記には朝にドイツ人のHANS-PETERと別れる。彼はロンドンに向かう。午後2時、中央駅　3番ホーム。Sheenaと彼女の友人（名前の記録がない）に会う。glasgow Gallary（​ケルビングローブ美術館・博物館​？）に行く。フランドル地方のアントウェルペンで没したルーベンス（Rubens）は4作品で少しもの足りなかったが、他の作品をたくさん見ることができた。グラスゴー郊外の​East Kilbride​（イーストキルブライド）の友人とSheenaの家に招かれて行く。暖かく迎えられることに感謝。お茶をご馳走になりながら、両親、彼女の兄と数時間過ごす。「お母さんは背が高く、お父さんは背が低く、腹が出ていて、ハゲていて、云々カンヌン」とSheenaから前に聞いていたが、まさにその通り。（いわゆるノミの夫婦です）有田焼（恐らく）の食器を見せられ、良いものかと聞かれたが、知識なく、多分良いものですよ、と無難に答える。（今、考えたら無責任といえば無責任だけど）帰り際にSheenaにアイコンタクトをとって、もう一度明日にでも会えないかとメモを渡す。「明日はおじいさんの見舞いに行くので」との返事。がっかり。彼女の住所のメモをもらうが、一ヶ所読みづらいところがあるが、手紙は届くのだろうか。とある。今読めば、彼女へのせつない想いと不安が漂よってますね。しかし考えたら、明日もう一度会いたい云々、とよくやる。若さ故の行動だが、ある意味危なっかしい。でも、それが若さというもの、ですよね。行動を起こさなければ、何も結果を得られない、たとえダメでも。この歳になっても、この気持ちは変わらないが、側でしきりに、ヤメてと足を引っ張る御仁がいて、人生思うようにならない。引っ張られて脚ばかり伸びても、人生はおもしろくない。つづく。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  2020.03.09

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  2つのツバキ

  ーーーー2つのツバキーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーあら、不思議。仲良く、1本の木から2種類のツバキの花。[赤のツバキの木に赤白絞りのツバキを接ぎ木]ーーーーーーーバックパッカーno.21/男も愛嬌ーーーーーーーーーー1973年​8月16日Fortwilliam Obanへ向けて出発。日記にはFortwilliam（フォートウィリアム）で乗り換えようと思うが、日に数本しかない汽車の時間が合わない。Obanを諦める。ネッシーの出現を10時30迄待ったので、スタートが遅れてしまったのが原因だ。仕方ないのでFortwilliamの公園で3時間待ち。次の汽車でGlasgowからLoch Lomondに行くことにした。暑くて、しんどい。とある。Loch Lomond泊Loch LomondのYHは古城です。下記に​LochLomondYH​（YouTube）の案内があります。風景は下記に。​Loch Lomond​（YouTube）場所は​Arden​にあります。Google mapで上空から訪ねることができます。湖畔に3Dで古城らしきものが見えます。（城の前が半円の駐車場で車が6台ほど駐車しています）ただ、ネットで調べれば2013年に廃業しています。残念ですね。日記にはLoch Lomond YH泊まり。まさにお城である。中に入るとこれがすごい。あまりでかすぎて、感じが良くない。（どういう意味で書いたのだろう）ここでマイケルという少年に出会う。彼はカナダ人でニュージラントに住み、ギリシャ語と英語を話す10歳の子。母、姉とともに3人でスコットランドをヒッチハイクしている。驚きだ。（スコットランドは交通の便が悪いので、　　　　キャンピングカーやヒッチハイクが多い。）野球をする。このスポーツはアメリカ、日本など一部の国だけのそれで、ここではインターナショナル混成チームで三角ベースをする。アメリカの家族とボクはそれなりにできるが、あとはめちゃくちゃでゲラゲラ大笑い。イギリス人はクリケット・スタイでになんとかなる。特にフランス人のおじさんは超めちゃくちゃで笑いの連続。とある。言葉も違う見知らぬ色々の国の人が直ぐに仲良くなれる方法。それは、あるルールに則っとった音楽や絵画、そしてゲームにスポーツをすること。これらは多くの言語を必要としないので、楽しめると同時に心打ち解ける。この日もそうだったが、AberdeenでSheenaたちと仲良くなったのは卓球。みなさんも、見知らぬ国の人たちと場所を同じくしたら、尻込みすることなく積極的に参加する。それが何か新しい世界に繋がる早い方法ですよ。つづく。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  2020.03.07

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  北帰行

  ​​ーーーー北帰行ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー日差しも強くなって、カモ達も帰り支度をしている。帰ろうかな、まだ早いかなー、でも新型コロナなんたらが流行っているし。うつる前に帰ろかなー。いよいよ北帰行が始まる。ーーーー​​ーーーバックパッカーno.20/男も愛嬌ーーーーーーーーーー1973年​8月15日​Alltsighオールトサイ​​The Lochside  Hostel Loch Ness​（この時期は冬季休み）このYHの画像があの当時のYHのスタイルを一番保っている。もっとも全てが今風になっているが、やはりシャワーがない。日記には、ロッホネスやって来た。なんということはないが、湖は美しい。今、9時30分。ネッシーに会いに来たので待ってみよう。霧も出て来たし、ぼちぼちネッシーも出て来てもよさそうだけど。さて、どうなることやら・・・。次のバスの10時30分頃までガンバッてみよう。今日はObanに向かう予定。ここでヒッチハイクをしている日本とフランスの青年に出会う。日本人の彼はイギリス全土をヒッチハイクしているという。とても頑張っていた。しかし、昨日は失敗したので、もう一晩ここに泊まることになったとか。スコットランドは本当にヒッチハイクの若者が多い。もうボチボチ風呂かシャワーを浴びたいものだ。エジンバラを出たのが4日前。あと3、4日は我慢が必要。とにかくグラスゴーに行くまでは我慢しなければいけない。このあたりのユースは安いが風呂やシャワーがないのがきつい。しかし、YHは世界中の若者が旅していておもしろい。これからYHを重点的に利用したいものだ。とある。そうなんですよ。気候がカラッとしているから風呂やシャワーを浴びなくても、体を拭くだけで済むが・・・。しかし肉食の欧米人は体臭がきつく、皆シューシューとするデオドランド・スプレーを持っていた。脇の下にシュー、シュー、股にシュー、シュー、どこでもシュー、シュー、てな具合で。本来、体臭の少ない日本人には必要のないモノのような。でも、今は食生活も変わってしまったからかな・・・。宿の前がネス湖。ネス湖に足を入れたが、あまりの冷たさに飛び上がってしまった。それでも何人かは泳いでいたから、彼らの皮膚感覚は理解できない。いざ、Obanへ。つづく。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー​​

  2020.03.06

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  too late！

  ーーーーtoo late！ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー昨日、下関でコロナ感染者が出た。東部の下関は九州とも関係が深く、どちらかいえば北九州経済圏。こちら西部は広島経済圏、未だ感染者は出ず、ほっとしている。それでも時間の問題だろうと云われている。体力のない者はウィルスに掛かり重篤化する。財務力のない企業、商店は経営危機に直面する。日給月給の非正規職員やパートは生活苦に陥る。何も良いことはない、この新型コロナウィルス。平和ボケのボクたちは無力すぎる。台湾やアメリカ・カルフォルニア州は直ぐに非常事態宣言を出して、対処している。この国では、新型コロナ特別措置法がやっと12日に衆議院本会議で可決、来週には成立する見込みという。too late！ too late！ と、イギリス女王・エリザベス１世（Judi Dench）に叱られそう。（​恋に落ちたシェイクスピア（Shakespeare in Love）​/1999年）1に手洗い、2に手洗い、3、4も手洗い、5に手洗い。とにかく、皆さん手洗いをしましょう。ーーーーーーーバックパッカーno.19/男も愛嬌ーーーーーーーーーー1973年​8月13日​perth​これから左周りでスコットランドの旅をスタート。ここで、ドイツの工科大学生のHANS-PEATER.Hに出会う。ボクと同じ位背丈があり、骨格ががっちりとしていた。髪はボサボサ、ヒゲ面でむさ苦しいが、Goog Guy。（お前が言えた義理かと云われそうだが…）波長が合って、一緒にスコットランドを旅をする。彼が初めて旅を組んだ相棒の第1号だった。彼もそうだが、何故かドイツの若者はオランダのような木製の靴をよく履いていた。聞くところによると夏は蒸れず、冬は暖かいらしい。長旅では、とにかく相棒と組むことが望ましい。20Kg近いBACKPACKを背負っているので、トイレや何かで荷物を置いて行動するときは荷物番がいる。時には身の危険を防ぐには相棒がいる方が心強いし、部屋が2人部屋の時は便利。とにかく彼とは、Glasgow（グラスゴー）までの6日間、相方となってもらった。8月14日​Aberdeen​ここでSheena .Cの一行と出会う。友人の家族とスコットランドを旅していた。彼の地では珍しい黒髪。イメージ的にはオリヴィア・ハッセー。かわいいを通り過ごして、あまりにも美人なので、びっくり（写真がないのが残念）。Brightonの学校ではミラノから美女に心奪われたが、ただ遠くから見るだけ。先の反省も踏まえて、自炊室や卓球場で積極的に声をかけてみた。ロンドンあたりから、だいぶ彼の地にも慣れて来て、モノゴト仕掛けなければ始まらないし面白くない。ただ、待っているだけではだめなのだ。実はドイツ人の相棒HANSに、アタックしろ、とけしかけたが、彼が躊躇するのでボクが声をかけた。さて、大都市は別として、あの当時のスコットランドのYHのシステムを紹介したい。まず、（1）オープンは夏場だけ（2）基本的に有るのはベットだけで寝袋持参　　（シーツ1枚を貸してくれる）（3）部屋は男女別のドミトリータイプ（大人数の相部屋）（4）専用の厨房があり全て自炊（5）帰る時は宿泊客が指定された部屋を掃除して帰る翌8月15日の日記にこうある。　昨晩、ついに彼女と話を交わす。　話はどんどんと進み、18日にグラスゴー中央駅での再会を約束。　友人は18歳（訂正）で、なんと驚くことに​彼女は15歳​だった。　（ドイツ人の相棒の目でも18〜20歳くらいに見えると・・・）　がんばろう。果たして、彼女からのメモがこれで〜す。[かなり癖のある字ですが…　　8月18日　土曜日　グラスゴー中央駅　3番線　午後2時]こうなると旅も俄然と楽しくなる。​​スコットランド、サイコー！。​​つづく。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー​

  2020.03.05

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  風景が変わった

  ーーーー風景が変わったーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー昨日、今日と2日に渡って電線に掛かりそうな木々を伐採した。といってもボクたちではなく業者の人たちが。道路側のヒノキはブラインドの役目もあって伐らなかったが、この先、どこまで高くなるのかわからない。果たして、その時になって自分たちで伐れるのか・・・。自問自答。ここは思っきって伐採をお願いした。スッキリしたと思うか、さみしくなったと思うか、人それぞれ。[裏の二代木山も姿を現した]​ーーーバックパッカーno.18/男も愛嬌ーーーーーーーーーーーーーーーイギリスも地方に行けば、いろいろの名所もあるが、ロンドンから一気にスコットランド行くことにした。スコットランドのYHは都市部を除いて、夏の期間だけのオープンなので、この機会を見逃せなかった。早速、下記の周遊券を買う。£16.25（11,050円）/2週間有効/8月8日〜21日。ちなみに現在では、£210（29,400円）/15日間有効。これさえあれば、スコットランド域内は2週間は乗り放題。​​さあー、​ネッシーに会いに​行くぞー。​​まずは夜行でエジンバラを目指した。車中名古屋大生の一人旅といっしょになる。彼は数日前イギリスに入ったばかりで、英会話がタドタドしかった。そこで、多少会話に慣れたボクがついつい先回りするので、彼の「何でもみてやろう、してやろう」という1人旅の思いを邪魔することになった。ボクも同じで、彼の気持ちもよく理解できたので翌朝別れた。やはり彼の思いの旅の邪魔をしてはいけない。出しゃばり過ぎを反省。1973年8月10日〜12日 ​Edinbugh（エジンバラ）​駅近くの​St.Christopfer's inn​（BACKPACKER HOTELS）に宿を取る。今、Google mapで見れば、懐かしい風景が。相部屋で2,732円とある。為替の関係もあり、安いですねー。今も英国・聖公会（教会）のYMCA寮として運営されていた。安くて清潔で、食事はセルフサービス形式で種類も多くとても美味しかった。考えて見れば、ロンドンでは、パン、オレンジジュース、ランチョンミートの類の貧しい食事だったのだから当たりまえかー。市内観光でSt.Christopfer's inn​​を出れば、8月というのにどんよりと寒く、雹（ヒョウ）が降って来​た。エジンバラ城に向かう途中で、同じブレザーを着た日本の若者の一団とで会う。聞けば日本大学の学生で夏季英会話講習で来ているとか。ロンドンでの千葉商科大学の彼然り、この当時から、日本の学生が夏期英会話講習でイギリスに来てたんですね。エジンバラ旧市街は実にコンパクト。エジンバラでの3日間は一般の観光客となって、毎日街の中を歩き回った。​エジンバラ城​、​​スコットランド美術館​​、​エジンパラ大学​、​アーサーの玉座​などなど。とりわけ​アーサーの玉座は、登った時は天気は良くなかったが、これこそスコットランドという風景だった。アン・ハサウェイの映画「ONE DAY」もエジンバラが舞台でしたね。Prime Videoで観られます、23年に及ぶラブストーリーです。会員なら只今無料ですよ、興味のある方はぜひ、どうぞ。もう1つは​エジンパラ大学。霧雨降る中を歩いていると道に迷って、突然視界が開けた。雨に濡れる建物と芝の広場の風景は感動的だった。どこかと思えば、そこがエジンバラ大学だった。ヨーロッパの古い大学はみなそうかもしれないけど、あの落ち着いた雰囲気はボクの知る限り日本にはなかった。ボクの通った​大学​も、正面から​間島記念館​（旧図書館/国登録有形文化財/建造物）までの銀杏並木が続く風景は心落ち着くものだったが、500年近い歴史は如何ともしがたい。エジンバラを出て、これから多くの出会いを求めて、左周りでスコットランドの旅をスタートする。つづく。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  2020.03.04

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  バックパッカーno.17/男も愛嬌

  ​​ーーーーお知らせーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーコロナ、コロナで大騒ぎは仕方のないこと。ここは皆さん、じ〜として居よう、と。この3月から通常営業になりました、と声高に叫んでも、タボクたちはコロナに関係なく季節的に半冬眠状態。でも、お知らせします。​​​3月からは通常の水、木、土、日の4日営業です。​但し、また4月からは変更です。4月からは土、日と第1、2水曜日、​または第3、4木曜日です。​​祭日は営業。1973年8月1日〜8月8日London安いYH（ユースホステルは）はいっぱいで、やはり宿には困った。宿探しの途中、たまたまアメリカ人の兄弟と知り合う。彼らも情報を持っていたが、とりあえずはボクが持つ情報のDevonshire地区（デボンシャー）にあるホテルに行ってみようと3人で行く。幸いにも部屋があり、1日目の宿はこのホテルに決まった。このホテル（これも資料がない）はイギリスの1つの州が経営していて、Bath付きで綺麗な割には安かったが、£1.9（1,292円）でYHと比べれば数倍高かった。1日800〜1,000円の生活を目指すものとしては厳しかった。​​参考:1958年当時、小田実はYHを使って1日1ドルの旅を目指した。​​　　​​時代は変わって1973年のボクたちは1日3ドルの旅を目指した。​​参考:日本にもこの手のホテルはある。　　 母校の大学の裏手にある​島根イン青山​。　　 島根県民は半額（6,100円）で宿泊できる。　　（島根県民はいいな〜）　　 以前はリーズナブルな価格だったが、　　 東京オリンピックに備えて改装してぐ〜んと料金も上がった。2日目はアメリカ人の兄弟の情報で、郊外の民家に宿をとった。（これも資料がない）日本で云うところの民宿。1部屋に2段ベットが5ヶ位あり、まるでタコ部屋。おそらく30〜50人位のバックパッカーが泊まっていた。シャワー室はあまりにも汚く使うのを躊躇するぐらいだった。夏場のロンドンは皆がいうようにCRAZYなのだ。それでも満室で、ぎゅうぎゅう詰めだった。ルーム案内の若者が飛び回っていた。その分、安かった。2日目に下記のGO-AS-YOU-PLEASE ticket（7日間） を買う。あの当時£3.8（2,584円）。ネットで調べれば、為替の関係で現在£13.5（1,890円）。さらに調べれば、現在東京では地下鉄のみで、外国人向け2日間（48時間）1,200円。今、インバウンドが叫ばれるが、この点はロンドンの方が50年先を行っている。はるかに外国人旅行者にとっては安くて便利だ。​​この1週間はロンドン観光。普通の観光客になって蚤の市や美術館などのロンドン名所観光。大英博物館（見切れないので、スコットランドの帰りにもう一度寄る）、バッキンガム宮殿の衛兵の交代式、マダム・タッ・ソー（どううてことはない）などなど。いくら沈み行く太陽といえども、嫌という程、大英帝国の力を見せつけられる。あの当時、日本はRISING SUNにかけて、日産車のイギリス進出に際してRISING DATSUNと揶揄されていた。​​​​（訂正:揶揄ではなく脅威に感じたのか・・・）​​​​それから数十年後に完全に日本車に駆逐された。（1980年代初めまで日産車は海外ではDATSUNブランドで出す）ただ一方で文化的には革新的でもあった。純粋に演劇というよりも好奇心（助平心）も手伝って、世界初のnaked comedy musical「Oh！ Culcutta！」を観に行く。（ロングランの本格的なミュージカルですぞー）ただ貧乏旅行者は後部座席で何が何かはっきり見えない。前席はアラブ系で占められ、場所場所ではオペラグラスを持参。今思えば、これもどーてことはないけど、そういう時代だった。興味のある方はYouTube 「​Oh！ Culcutta！​」をどうぞ。日記には、​ロンドン中心部のSt.JamesPark​と​Hyde Park​などの公園で、毎日、朝と昼をご飯を食べる。と云ってもパン、オレンジジュース、そして肉の缶詰（ランチョンミート）。この街ではレストランに入らず、Winpyに3、4度足を運ぶ。節約、節約、とある。Winpyは日本にもあったらしいが1990年代に撤退したらしく、イギリスを旅された方は懐かしいのでは。ある日、​​公園で昼ごはんを食べていると、若い日本人（ハギワラ君）に話しかけられた。ジーパンを買いたいのだが、付き合ってくれないかと。聞けば千葉商科大学の学生で大学主催の語学ツアーに来て居て、その日はフリー行動。暇だし、好奇心もあって半日フリーマーケットで彼に付き合った。別れ際に、お世話になりました、とお金を差し出されたが、さすがに図太いボクでも貰うわけにはいかなかった。その代わり、食べ物をテイクアウトしてご馳走になった。さて、記録もなく、全く記憶がないのは泊まった場所。3日目からどこに泊まったのだろうか。記憶にないということは記憶したくないことの裏返し！？。記憶に残らないぐらいボーとして退屈な日々だったのかも。そのうちに資料が出てくるかもしれないが・・・。ロンドンは物価が高いし、それにやや退屈して、8月6日、いよいよエキサイティングなスコッランドの旅に出る。ネッシー、待っていろよー。つづく。

  2020.03.03

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  バックパッカーno.16/男も愛嬌

  ーーーーツバキーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー[2週間早く咲いたバキ]ーーーーバックパッカーno.16/男も愛嬌ーーーーーーーーーーーーーー1973年7月2日〜7月31日Brighton毎日英会話学校に行う。宿舎から3分。当初は6名でスタート。それが日が経つにつれて8名，10名、そして最後は12名になった。ギリシャ人、スペイン人、フランス人、イタリア人、アフリカ系の人など、そして日本人3人。特にイタリア人の1人はすごく美人で、毎日彼女に会うのが楽しみだった。さすがのmilanese（ミラノ人）。これも元気に通学する源。筆記試験でクラス別に分けるので上のクラスに入る。ただ文字、文法を同じくするヨーロッパ人に比して、会話力は、ハッキリ云って落ちる。日本人でも1人、抜群にうまい男性がいた。アフリカにいたそうで、何をしていたのやら。基本的に英会話を習いにきているので、日本人同士はほとんど話をしなかった。もう1人の日本人の記憶は全くないくらいに。​Brighton​は世界で初めてのリゾート地というのは後になって知った。いわゆる長期滞在の観光地でいろんな施設が整っていた。時間はいくらでもあるので、ほとんど街にでかけていた。お金の問題があるが時折パブや映画館に行ったり。Brightonでは特筆することはないが、最初は2人部屋で1人だったが、何日目からはスイス人と相部屋になった。彼は美容学校に通っていて、いずれはアメリカに渡りたいと云っていた。彼女もBrightonに来ていて、時折皆で遊びに出かけていた。彼の実家の稼業は製材屋で帰国後に一度連絡をとった。一度皆で踊りに行こうとディスコ（今でいうクラブ）に行くが、ボクの服装、特にスニーカーがダメだと断られた。これは、やはり黄色人種への嫌がらせだと思ったが・・・。2番目の相棒は、やはりスイス人。商業短期大学に通っていて、やはり2週間の講習だった。彼の実家は牧場経営。スイス・チューリッヒ湖近くのの​SCHONENBERG（シェーネンベルク）。後に彼の家を訪ねることになる。一度、アフリカ系のクラスメイトに、夜間、荷物の積み下ろしのバイトをしないかと持ち掛けられる。迷ったが辞退した。7月15日過ぎにアントウェルペンのBrigitteの妹Christineから手紙が来る。今、避暑で海の家にいるが、一緒に過ごさないか、と。しかし、残念ながら英国を出れば再度入れなかったので、断念。楽しいバカンスが待っていたのに・・・悔しい思いが残る。学校は7月27日で終了。宿舎は7月31日で終了。イギリス滞在許可は9月17日まで。ある程度英会話ができるようになったので、「なんでもみてやろう」の精神で旅に出ることを決める。「習うより慣れろ」の精神で、Go！。とりあえずはロンドンへ。ただ8月のロンドンは世界中から若者が集まってくるので、宿は取れないから、もう少し先延ばししてはどうかと管理人に助言される。少し情報もあるので、なんとかなるだろうと、I.F.Hを後にした。本当にBrightonの心優しい人たちに感謝！！。8月1日、Brightonを後にする。つづく。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  2020.03.01

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  穴

  ーーーー穴ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーこのボクでさえ、この年齢になると肌の乾燥がきつくなる。で、数年前からカミさんの勧めで冬場に「UL・0S」を使っている。切れたので、今月初めに買いに行ったらデザインが一新されていた。よ〜く見れば、穴の大きさが実質3㎜から6㎜になっていた。調味料の穴に云うまでもないが、この穴の大きさが生命線。果たして、使う方にとってメリットはあるのかな・・・。大の男が3㎜〜6㎜の穴のことで、つべこべ云うなとお叱りを受けそうだが、やはり気になる。[左の白が従来のもの3㎜、右の黒が新デザイン6㎜]ーーーーバックパッカーno.15/男も愛嬌ーーーーーーーーーーーーー滞在許可の延長申請で、ロンドン郊外のCROYDONにある​移民局（Visa & Migration）にいつ行ったのか記録がない。今、GoogleMapで見れば、風景は一変していた。あの当時はもっと、広々のんびりしていてたような。もっとも50年近く前となれば、当たり前のことか・・・。さて、ブースに案内されると審査官は女性だった。まず、（1）トラベラーズチェックを含む持ち金を全部申請。（2）宿舎のI.F.Hの領収書（6/18〜7/13、後に7/31まで延長）。（3）英会話学校のStudent's Adnission Card（入学証7/2〜7/27）。何を言われ、何を云ったのかは、はっきり覚えていない。でも、ボクなりにガンバったのだろう。１つ致命的だったのは、帰りのフライト・チケットを持っていなかったこと。今でも、個人の英国への入国は厳しいが、その当時はもっと厳しかった。いつ帰るか分からない、そして不法就労する恐れのある者を、（ボクも止むを得ない時はアルバイトをする覚悟を持っていた）はいはい、どうぞ、ごゆっくり、とは通さない。あの当時の日本は高度成長前夜で、円対ポンド為替から見ても、日本は経済弱小国だった。参考:円対ポンド為替============1971年3月860円1972年3月800円​​1973年3月680円​​1975年3月500円1978年3月400円~~~~~~~~~~~~~1989年3月230円~~~~~~~~~~~~~2009年3月150円~~~~~~~~~~~~~​2020年2月140円為替だけを見ても、対英国関係が大きく変わっている。​で、出た結論がもう2ヶ月の​​合計3ヶ月の滞在許可。​​（ボクの場合は1度出国すれば3ヶ月以内でも入国はできない）残念ながらビザなし最大の6ヶ月はもらえなかった。3ヶ月以内に出国するようにと申し渡され、失意の中Brightonに帰ったが、ある意味覚悟ができた。つづく。====追記=================================資料を整理しているとI,F,Hの食事のTimetableが出てきた。2食だと記憶していたが、土日はランチがあって3食。​夕食の時間が午後6時30分なので、​英会話学校の時間帯が当初夜だったが、昼間に変えたのだろう。（確かに夜に授業を受けた記憶はない）もう１つこのペイパーから判明したことは、この宿舎は聖公会（教会）で運営されていたこと。そういえばスイス人の神学校の人も寄宿していた。たしかに毎食、お祈りの時間があったのを思い出した。非営利団体なので、どうりで待遇が良いはずだ。ボクをあの時に拾ってくれたあの女神（おばあさん）には、本当に感謝しなければいけない。ペイパーに、「​Chairman The Rev Alan J. Cook MA​」となっている。​「理事長　司祭 Alan J. Cook MA」​。今頃気がつくなんて・・・、呑気なことで。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー​​

  2020.02.29

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  アズキヤナギ

  ーーーーアズキヤナギーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーJAでアズキヤナギの苗を手にいれたのは6、7年前。昨年から、やっとこれが使えるようになった。それまでは河原にネコヤナギを取りに行っていた。「あずき」と名付けられてることはあって小粒でかわいい。[ちょっとピンボケですが]ーーーーバックパッカーno.14/男も愛嬌ーーーーーーーーーーーーー1973年7月4日・午前第一勧業銀行ロンドン支店に出向く。親が心配して、嬉しいことに＄1,500を送金してくれた。手数料1%・＄14.90を引かれて実質＄1,490（日本円・41万7,200円）身分証明書としてパスポートを提出した際に、（あの当時のパスポートには職業欄がありドコドコ学生云々と書く）奥から男性が出てきて、私はあなたと同じ大学のOBと云う。青学出身で第一勧業銀行（現みずほファイナンシャルG）のロンドン支店勤務とは優秀なOBなのだろう。（あの当時ニューヨーク&ロンドン支店勤務は出世コース）見知らぬ外国で、しかも窮地に追い込まれた時に、大学のOBに出会い、運が良いと同時に救われた。何かほっと（ホット）すると同時に、とにかくありがたかった。何か困ったことがあれば相談に乗ると云われ、とりあえずはトラベラーズ・チェックの作り方と、ビザ延期の方法を教えてもらう。その足で同じMoorgate通りの東京銀行ロンドン支店に出向き、（現三菱UFJファイナンシャルG）＄1,492（手数料＄7.5）のトラベラーズ・チェックを作った。残すは滞在延期の問題（最大6ヶ月まで）。後日、教えてもらったロンドン郊外のCROYDONにある移民局（Visa & Migration）に気合を入れて出向く。審査官は女性だった。ボクなりにガンバったんだけど・・・。つづく。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  2020.02.28

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  心もとない薬箱

  ​​ーーーー心もとない薬箱ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーこの度の怪我で改めて薬箱を見る。なんと貧疎な中身。これでは土日や夜間の怪我や痛みには対応できないかも。半分は数十年前からのモノで果たして効果があるのだろうか。特に僕たちのような辺ぴな場所に住んでいる者としては不安。ここは富山の常備薬置き屋さんに頼むかな・・・。　　[ここには写していないが、　　　　　　　　　　箱の1/3は病院でもらった飲み残しの薬]　ーーーーバックパッカーno.13/男も愛嬌ーーーーーーーーーーーーー1973年6月20日〜両親にはナカヤマさんとの経緯を書いて、なんとか資金を工面してくれないか、と頼み込んだ。後日談では、息子は順風満帆と思いきや、いきなりの手紙で上を下への大騒ぎ。我が家にすぐに30万円など送れる余裕もなく、親父をとても可愛がっていたミシマ叔母さん（祖父の妹）に相談すると、これを使いなさいと貸してくれたそうだ。（ある時払いの催促なし）この亡き大叔母には、親父が亡くなって後々にも、とてもお世話になった。かくして6月末に父の会社の取引先である第一勧業銀行のロンドン支店に送金すると電報があり、その電報を受けた時は部屋の中を飛び回った。それを受けて6月末ごろに、英会話学校の夏期講習（7/2〜7/27）を受講する手続きをとった。学校は宿舎の管理人の紹介で、滞在先から500m東の「BRIGHTON OVERSEAS STUDENT CENTER」。昼間がいっぱいなので、夜間の「19:00〜20:45」となった。（後に昼間に変更）その授業料:£18.7（付加価値税込み/日本円・12,718円）。為替の関係もあり、大学の年間授業料:7万円と比しても高かった。[時間を昼間に変更]つづく。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー​​

  2020.02.27

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  初めてのこと

  ​​​ーーーー初めてのことーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー山暮らしを初めて33年間、冬場は電気アンカか電気敷き毛布を使ってきた。ところが、この冬はそれらを使わなくて済んでいる。体質の変化か暖冬のせいか・・・、不思議。ただ１つ変わったのは、ベットの布団の足元に羽毛シュラフ（寝袋）を敷いたこと。さぞかし電気使用量が少なくなっただろうと思ったが、昨日の検針では昨年とほぼ変わらなかった・・・、あら不思議。ーーーーバックパッカーno.12/男も愛嬌ーーーーーーーーーーーーーー1973年6月20日1年後の3月迄にボク自身は自力で30万円貯めた（ガンバった！）。当初の予定では資金の不足分（30万円）は、東京での保証人のナカヤマ（税理士）さんが出してくれるという約束で、両親の立会いのもと彼がそれを確約してくれた。実は両親に話す前にナカヤマ（故人）さんにこの計画を話すと、おもしろい、ぜひ行って来い！、俺も一緒に広島に行って説得してやる！と云って2人で飛行機に乗って帰郷した。（いつもは新幹線だが、実はこの時、初めてYS11に乗った）ナカヤマさんと共に帰郷して話があると、ボクから電話をもらった両親は、何事だろうと身構えたそうだ。で、話は最初のように、不足金は俺が出すので、ぜひ！行かせてやってほしい！となった。その時、まず56才の親父は反対！。理由は、サラリーマンの自分がこの先いつまで働けるかわからない。自分たちの老後を考えれば学費援助が難しくなる。（果たして65才まで務めた）公務員だった53才のオフクロは賛成！理由は、あなたの人生だから思うようにやりなさい！、また反対しても何としてでも行くのだろうから！（受験前に東京の大学に行きたいと云うと、　　　　父母は同じようことを云った記憶がある。）ナカヤマさんの力強い口添えもあり親父も渋々承知。これでボクの海外行きは決定した。東京に帰り休学の手続き（授業の1/2の3万5千円支払い）、下宿の引き払い（友人に引き継ぎ）、復学に備えて本やレコードなどの荷物の保管の友人への依頼、渡航のための準備やオリエンテイリングとバタバタと日々過ぎた。ところが、ナカヤマさんから一向に資金援助の話が来ない。時間はどんどん経っていく。そして出発2週間前に彼の事務所（東中野）に出向き、確認すると、都合がつかなくなった。（記憶では目の手術などで費用が嵩んだとかなんとか・・・）ガッガーン！！！！！ー！今になって、どうして、どうして、どうして〜。​えいー！、ままよー！。ここに至っては当初の予定どおり出国することにした。もちろん、親には言わずに。​​​​​もし計画通りに50数万円のトラベラーズチェックがあれば、イギリスのビザも6ヶ月すんなり取れただろうに・・・。参考:保証人制度　1970年代当時に大学入学の際に、　学生生活で何か問題が起きた時に直ぐに連絡が取れる人として　東京での保証人の提出を求められた。　（居ない人はどうしたんだろうか・・・。）ナカヤマさん（故人/ボクより12才年上）　立教大学時代は野球部（キャッチャー）、相撲部に所属。　衆議院議員・花村四郎の書生、私設秘書。　　その後税理士になり事務所開設。　後に芸能事務所も併設。　数社の大企業、商店の顧問税理士（主に飲食業）。　兄が東京時代にお世話になり、　高校時代に紹介され、引き続きボクがお世話になった。　多くの学生・若者が彼の事務所に出入りしていて、　幾多の武勇伝有り。　ボクと違い右翼的傾向が強く、情で物事を語る。　嫌という程議論をしたが、それ以上におもしろい人だった。　彼について語ると三日三晩かかるし、　本筋ではないので。このあたりで・・・。つづく。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー　　　　　　​​​

  2020.02.26

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  過信はダメ

  ーーーー過信はダメーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー昨日、午後3時ごろに椎茸を取りに現場までいった。そこそこの数があり、箱に入れて持ち帰る途中、いつもの違う道のない沢筋のコースを進んだ。途中、オーバーハングの岩が突き出ていた。上を迂回すればよかったが、沢と岩の狭い隙間に左足をかけて、左足で踏ん張って右足で通り抜けた、と思った瞬間だった。90度の半身の形で1m半下の沢に落ちた。まず右手でなんとかしようと手を突き出して3ヶ所ケガ。次に右肩を強打。​[注意]​以下、見苦しい画像が続きます。[表皮が残っていたので、出血も痛みも少ない]次に肩から右前頭部を打ちケガ、[コブができたので大丈夫と確信した]そして左手を出して、さら突っ込むのを踏みとどまったが、その際に表皮がぺろり。[表皮がなくなったこの傷が一番痛い]椎茸は箱ごと沢に散乱。[病院代もかかって高い椎茸になった]不幸にも落ちた所が岩場で、額から血がポトリ、ポトリ。右手の平は3ヶ所擦り剥けて、左手は表皮がとれて両方から血がポトリ、ポトリ。頭を打って、クラクラしながらも沢から這い上がった。シャツとズボンは水に濡れて哀れ。一昨年の鎌でのケガ、この度の沢に落ちてのケガ。今までできていてたことが、少しずつできなくなっている。見た目は別として（嬉しいことに若いといわれている）、反射神経では歳だけのことはあるのだろう（がっくり）。過信はダメ、とカミさんに昨日から何度言われたことやら。今日、近くの病院に行き、処置をしてもらう。幸い縫うほどでもなかった。化膿止めの点滴を打ってもらい、化膿止めと痛み止めの薬をもらって病院を後にした。捻った左膝、強打の右肩、むち打ち的な左首筋はそのうち治るだろう。（整形外科が休み明けで混んでいたのでやめた）それでも、椎茸の入った箱さえ持っていなければ、うまく飛び越えられたのでは・・・と思ってもみたりする。残念！ーーーーバックパッカーno.11/男も愛嬌ーーーーーーーーーーーーーー1973年6月19日この日からするべきことがたくさんあった。まずは無事にイギリスに着いたことを両親や友人に葉書や手紙で報告。今なら携帯で「着いたよー」で済むが、あの当時はそうはいかない。同時に両親には不足資金提供をお願いした。話を前年の1972年4月まで戻す。この旅の計画では資金は、いろいろの本を読んだり友人の話から60万円とした。（当時のボクの仕送り20ヶ月分）そして、（1）授業を受けながら、アルバイトで30万円を自分で貯める。（2）残りを親にお願いする。（3）親が認めない場合は30万円で出国する。（4）旅の期間1年間は休学する。（5）ヨーロッパから右回りで帰国する。という計画を立てた。つづく。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  2020.02.25

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  新型コロナウィルス

  ーーーー新型コロナウィルスーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー北海道、関東、中部、関西、福岡と主要都市はほぼ感染域に入った。これらに挟まれた地方も時間の問題。この感染症でイベント等は中止となり、人は動きを自粛する。当然に経済は落ち込んで行く。ボクたちのところまでやって来ないと思うが、人が出入りするのでわからない。やっかいなウィルスが流行したものだ。ボクたちは仕事柄、日に10数回と殺菌・消毒洗剤で手洗いするが、これしか予防方法がない。今は、じーと状況を見るのみ。ーーーーバックパッカーno.10/男も愛嬌ーーーーーーーーーーーーーーーー1973年6月18日下の画像はBRIGHTON の一部の地図（1973年当時）。左上角がBRIGHTON STATION。赤い矢印がYH（ユースホステル）、I.F.Hが滞在先の「Internationa Friendship House」。その距離500m。果たして、長期滞在できないYHでなくて、「Internationa Friendship House」に連れて行かれたのは幸運だった。あの年老いたDIVA（女神）がボクを希望の地に導いてくれた。今もそうだがあの時は心底そう思った。ある意味、ボクの長い旅の分岐点だった。さて、滞在の交渉はあのDIVAがすべてやってくれた。断片的に理解できる交渉はこうだった。極東（香港の方）からやってきた英会話を習いたい若者がいる。香港と云えば、英国の旧植民地（あの当時は租借地）。英国はこれらの若者を受け入れるべし。その為のI.H.F（Internationa Friendship House）なのだから。現に宿舎の学生のほとんどは、アフリカやアジアの旧英国の植民地からのブライトン大学の留学生だった。その空いている2部屋の1つ（2人部屋）を、英会話学校に通う予定のボクに貸してくれることになった。（最初は1人だったが、後に2度スイス人と相部屋になった。）最初は4週間の契約で£39.60、その後2週間＋1日が£20.00。合計£59.60（40,528円、付加価値税込み）。　現在の為替で8,640円、物価が4倍になったとしても27,000円と安い。6月18日〜7月31日までの44日間。参考:現在の為替　  1ポンド=145円。参考:1973年当時　1ポンド=680円。あの当時のイギリスの経済的に強い力が、日本の弱い力がみてとれる。故に不法就労には非常に厳しかった。朝晩2食付、共同Bath2つ、洗濯室、ビリヤード室、卓球室などの設備あり。特に夕食は日本の学生生活を考えると夢のようだった。スープ（サラダ）、パン、メイン、デザート、コーヒーor紅茶。さすがイギリス。日本では学食のB定食か外での焼売定食、餃子定食、一平定食を考えると、I.H.Fの食事はまるで毎日豪華なディナーのようだった。参考:現在は改装して、　　　　　　　「​A Room With A View​」というホテルになっていた。落ち着いたら、旅の資金工面、滞在許可証の延長、そして英会話学校とやらねばいけないことがたくさんあった。つづく。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  2020.02.24

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  最後の里芋

  ーーーー最後の里芋（大野芋）ーーーーーーーーーーーーー例年なら里芋の収穫は寒さもあり1月中頃に終わる。今年はどうだ、1ヶ月以上も収穫が伸びた。暖かいことはいいなー。ーーーーバックパッカーno.9/男も愛嬌ーーーーーーーーーーーーー1973年 6月18日 Harwich（ハーウイッチ）からロンドン・Liverpool Street Station （リバプール・ストリート駅）に着く。電車で1時間30分、その距離110km。ロンドンの右も左も分からない田舎者が来たとて、情報もないのに、すぐに行動を起こせるものもない。東京と同様にあまりにも大きくて、どこから手をつけていいのやら。パリのKamiyamaさんが書いてくれた紹介状のイギリス人を訪ねる手もあったが、今ひとつ行こうという気になれなかった。ともかく、もっと小さな町に行こうと思い、思いを巡らしていると Brighton （ブライトン）を思い立った。たしか、英文法の先生が話していたような・・・。 早速、Internatinal Youth Hostel Guideを見れば、ブライトンに ユースホステル（YH）があった。どうやって始発駅のVictoria Stationに行ったか記憶がない。必死だったんでしょうね。6月18日・午後ロンドンから80km、1時間10分。 いつのまにかブライトン駅に着いたのは午後4時頃。 駅のインフォメーションでYHの場所を聞いて、 1km位というので歩いて行く。 しかし、場所がわからず公衆電話から電話するが、 まくし立てられて意味が理解できない。 電話すること4回。 途方に暮れて電話ボックスの外で立ち尽くしていると、 1人の小柄なおばあさんがやって来た。（Q）何をしているのか （A）宿を探している（Q）どこから来たのか（A）日本から（Q）その国はどこにあるのか（日本を知らない…、これが現実）（A）極東（Q）知らないが香港の方か（A）そう、香港のむこう（Q）何をしに来たのか（A）英会話を勉強しに（Q）じゃー、付いて来ない（A）？？？？、はいもし、これが屈強な男なら付いて行かない。 小柄なおばあさんだから、いざとなればなんとかなるかなと。 そのおばあさんの後を付いて行くと、ある建物に連れて行かれた。 それが、後に40数日お世話になった 「International friendship house」 だった。 今、Google mapで調べれば、「 YHA Brighton Hostel 」から500mの距離。果たしてYH に行かず、おばあさんに拾われたのはボクにとっては幸いだった。あのおばあさんはボクにとっては幸運の女神だった。 ハーウィッチの入国管理事務所では運に見捨てられたが、ブライトンでは運に恵まれ、この運は旅の間ずーと付いて回った。When one door shuts another open（捨てる神あれば拾う神あり。 ） Hello Brighton！！！ つづく。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  2020.02.23

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  クロッカス咲く

  ーーーークロッカス咲くーーーーーーーーーーーーーーーーー昨日はウグイス。今日（2/21）はクロッカス。この花が咲くのは例年3月第1週。とにかく暖かい。ーーーーバックパッカーno.8/男も愛嬌ーーーーーーーーーーーーー1973年6月18日ロッテルダム近郊Hoek van Holland（フック・ファン・ホランド）からイギリス・Harwich（ハリッヂ）に入港。大型フェリーなので数百人が下船する。ボクも日本人の例のグループに付いて前に進む。他の旅行者と同様に、入国管理事務所で6ヶ月の通常ビザをもらえるものと思っていたら、入国管理官から別室に入るように促される。それで彼らとも別れてしまった。えっえー、なんでー。果たして、数百人が下船する中で別室に残されたのは若者3人。隣の若者はイスラエルからだった。「選ばれし者たちよ」という余裕は全くない。そしてバックパックの荷物を全部出され、検査が始まった。当たり前だけど英語でペラペラと質問してくる。早くて全部聞き取れないが、断片的には理解できた。（1）何のためにイギリスに来たのか？　　　観光と英会話勉強のため（2）英会話はどこで勉強するのか？　　　まだ決まっていないので探す（3）大学生か？　　　そうです（4）何故こんなに荷物が多いのか？　　　これ位いると思って（5）何故所持金が少ないのか？　　　貧乏旅行のため十分（6）何故帰りの飛行機チケットを持っていないのか？　　　いずれ買おうと思う（7）どこのホテルに泊まるつもりか　　　安いユースホステル（8）働くつもりか？　　　そのつもりはない　etc. etc. etc.その間にしっかりと風体を吟味された。8番目の質問の際には、パリでKamiyamaさんが書いてくれた「金に困った時には、アルバイトを世話してやってくれ」という紹介状が見つかるのではハラハラしたが、ノートの間に挟んでいたのが幸いしたのか見つからなかった。実は旅の全費用は合計70万円だったが、イギリスに入国した時は20数万円位しか持っていなかった。その理由は後日説明したい。入国を許可された時にはまったく乗客がいなかったので、何時間位留め置かれたのやら。それなりに知る限りの英語で一生懸命に応戦したが、日本のボロ船が英国駆逐艦に撃沈された瞬間だった。（Harwich（ハリッヂ）はイギリス海軍の拠点）​​​​果たして出た結論は​​​​ビザ​​​​​​1ヶ月​​​​​​の入国許可。​​​​1ヶ月以内に出国​​​​するように申し渡された。えっえー、なんでー、と思ったが、これが現実。​​​​お先真っ暗になるが、落ち込んでいる時間もなかった。早急に次の手を打たなければと、またまた脳みそをふる回転させた。とりあえずは、​ロンドン​へ行こう。何か情報が得られるかもしれない。参考:あの当時、西ヨーロッパは出入国に関しては、　　 ほとんどフリーパスだったが、　　 イギリスに関しては厳しかった。つづく。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー​​

  2020.02.22

• 1973年6月16日

  ーーーーウグイス鳴くーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーウグイスが鳴きの練習を始める。まだヘタッピー。あれよあれよ、という間に春が来る。それにつけても新コロナウィルスの感染力よ。この辺りには直接影響しないが、早く収まって欲しい。ーーーーバックパッカーno.7/男も愛嬌ーーーーーーーーーーーー1973年6月16日・午後オランダ・​アムステルダム​に入る。さて、イギリスに行くにはどうしたらいいのか？。とりあえずはバスでアムステルダム・スキポール空港に行く。（2002年にも行ったが、とにかくでかい）どこかに「Studntflight」のチケットブースがあるはずだと、空港内を駆け回るがない、いや在るのか無いのかもわからない。まったく情報がないので、またバスでアムステルダムに帰り、やむを得ず、その日はYMCA寮の「St.Christophers Inn at The WINSTON」（訂正）のユースホステルに宿をとる。6月17日やれ嬉しや！！、アムステルダム駅で5,6人の日本人のグループに出会う。彼らはイギリスの語学学校に通っているグループで、休暇でアムステルダムにやって来ていた。ラッキー！！。彼らにイギリスへの行き方を問えば、フエリーを使うという。まず、​ロッテルダム​近郊のオランダHoek van Holland（フック・ファン・ホランド）へ。そこから大型フェリーでイギリス・​Harwich​（ハウリッヂ）へ。夜10時頃に出航して朝7時頃に着くというので、まさしく「Like a goldfish dung（金魚の糞）」のように彼らに付いた回った。これでやっとイギリスに入れるぞー！！！！！。まだヨーロッパの地を踏んで1週間も経たないのに、バタバタで、もう1ヶ月以上もいるような気分だった。兎にも角にも疲れたが、前途が開けたような気分だった。翌朝の7時頃までは。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  2020.02.21

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  嬉しい補助金

  ーーーー嬉しい補助金ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー昨年9月頃にイノシシに畑を荒らしまくられた。なんとかせねばと、エビハラさんに協力してもらい、ワイヤーメッシュを畑の周囲105mに張り巡らした。で、市からその補助金（費用の半額）が出るというグッド・ニュース。人件費は入らないので、その資材費用はわずかだが、やはり嬉しい。早速書類をダウンロードして昨日、提出した。その書類の数、6枚。今朝一番に、少なく足し算をしているので、書類3枚を再提出して欲しい、と電話があった。その差額180円。ダウンロードして、書き直して、切手を貼って投函。これらの作業を考えると無視して欲しいが、整合性と正確さを記す役所はそうはいかない（頼もしい！！）。自ら招いたミスとは云え、嬉しさ半減。ーーーーバックパッカーno.6/男も愛嬌ーーーーーーーーーーーーー6月15日・午後パリ北駅​からアントウェルペン​へ向かう電車の中で、パリ大学の女子学生と相席になる。あの当時のフランス人はほとんど英語を喋らなかった。何せフランス文化こそが世界一なのだから。概してラテン系（フランス、イタリア、スペイン等の地中海圏）の人々の多くは英語を喋らなかった。日本と同様に一部の人を除いて必要がなかったのだろう。なんとかして英会話に早く慣れようと意気込むボクに、彼女も英語で一生懸命に対応してくれたが、意思の疎通が思うようにならず、途中からだんまりとなった。フランスのとある町で、彼女が下車してくれてある意味ほっとした（多分お互いに）。パリからアントウェルペンまでは約4時間。サマータイムとはいえ、少しずつ暗くなり不安が募る。（これ以降、不慣れな初めて町では夜の到着は避けるようにした）しかも着いたのが終着駅のアントウェルペン中央駅ではなく、アムステルダム行きの列車で、街外れのアントウェルペン北駅。人影もまばらな閑散とした駅で不安が2倍増しになった。早速、Brigitte.Rの家に電話をして迎えに来てもらう。家に招かれたが得意の英語（！？）が通じない。英語は得意だったが、英会話がうまく聞き取れない。ボクたちが一生懸命勉強したのは、読み書きのための英語文法、英語購読で、英会話は授業の中には全くなかった。Brigitteと妹のChristine（高校生）は歓待してくれるが、突然、見知らぬ極東の国から来た有色人種に、母親が戸惑いを隠せないのがありありと見て取れた。英会話がダメなら、子犬が尻尾をふるような目一杯の愛嬌があれば良かったが、当初はその余裕すらなかった。（その後の良い経験になった/女も愛嬌、男も愛嬌）ちなみに母親は先生、父親は電機メーカーのフィリップ社員とそれなりの中流家庭だったが・・・。（日本とて同じことだけど）家の中では、ボクのこの夜の宿泊（泊めるか否か）をどうするかで、娘2人と母親が言い合っている。ボクとて悪い。パリを出る前に電話をすれば、まだ準備ができたかもしれない。いつ頃パリに着くかは手紙で知らせたが、それがいきなりでは、先方だって困っただろう。見かねたボクがある提案をした。手持ちの情報で、市内にある「Student  Hostel」に案内してもらった。夜のアジア人の訪問で、持ち主の老婆は不安げであったのを、部屋はひんやりとして小ぎれいだったのを鮮明に記憶している。6月16日2人姉妹が朝に迎えに来てくれて、再度Brigitteの家に行き、すぐにオランダ・アムステルダムに行くことを告げた。前の晩にベッドの中で脳みそをフル回転させた結果だ。このままでは大丈夫と思われた英会話が話にならない。旅をしながら英会話を学ぶ手もあるが、ここはイギリスに渡り、とにかく英会話学校に入ろう！この辺りは​フルブライト奨学金​で、アメリカの大学院で勉強していた小田実とは大いに違ったが、自分の能力でできることをやるしか方法はなかった。（著書によれば、　彼がなぜ選ばれたのかが不明で、しかも落ち込ぼれた、とある）果たして、１回目のアントウェルペン​は何も見ることなく後にした。これとてイギリス・​Harwich​の奈落の底と比べれば、屁のようなものだったのだが・・・。つづく。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  2020.02.20

• おっおー、さむー

  ーーーーおっおー、さむーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー放射冷却もあり午前8時の気温が-3℃。この冬一番の寒さだった。昼間はぐんぐん気温が上がって11℃。日差しはもう春ですね〜。畑仕事のカミさんには日焼けが気になる季節。ーーーー年一回の申告相談日ーーーーーーーーーーーーーーーーーー商工会で30年近くお世話になっている税理士のK先生。御年85歳を超えて、いくつやら。30分の予定が1時間近くになって大幅に時間オーバー。これも毎回のこと。それにしても先生の話は毎回為になる。ボクが「85歳まで仕事をします」と云えば、「それは十分できるが、人生設計は100歳を考えておきなさい」という返事。85歳越えの人生経験とキャリアが、後を追いかけるボクたちに的確に伝わってくる。ーーーーバックパッカーその5/男も愛嬌ーーーーーーーーーーーーー2度目のパリに入ったのが9月3日（13日を訂正）。Marie Jose（パリ郊外​オルセー​在住）に再会する予定だったが、彼女とはこの時は会えなかった。スコットランドの自転車の旅の後に再度南仏の自転車の旅に出かけ、9月13日頃にはオルセーの自宅に帰ってくる、ということで出直すことにした。さて、話がテレコになると訳が分からなくなるので、話はパリ到着の6月13日に戻ろう。6月13日Kamiyamaさんのアパートで一泊お世話になる。ボクの前途を心配（！？）して夜遅くまで3人で話し込む。ロンドン在住のイギリス人の友人へ紹介状を書いてくれる。（お金に困ったら）アルバイトを紹介してやって欲しいと。6月14日​パリ​を案内してもらう。まずはエッフェル塔。あとはほとんど記憶にない。そしてお上りさんは​サクレ・クール寺院​に行くんだよ、と。この寺院は丘の上に在り上っていく（彼のジョーク）。これで初めてのパリは終わる。夕方に彼に見送られて​パリ北駅​から、第1の目的地・Brigitte Rykaertの住む​アントウェルペン​へ。いよいよここから1人旅。英語もばっちし（！？）。まだこの辺りではさほど不安はなかった。アントウェルペンに着くまでは。さらにイギリス・​Harwich​では地獄が待っていた。つづく。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  2020.02.19

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  初冠雪

  ーーーー初冠雪ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー午前８時の気温0℃。この冬初めての積雪。といってもうっすらと。これでは犬も喜んで走り回れないかも。スタッドレスタイヤに履き替えた人は、これで少しは報われたのではないだろうか。もちろんスキー場やうどん屋さんも。ーーーーーーーーバックパッカーその4/男も愛嬌ーーーーーーーーーーーーーー小田実を見かけたパリは二度目だった。最初は初めて海外に足を踏んだ時。6月のパリの空気はまるでミントの香りのようだった。のちに6月の札幌に行った時に同じ空気を感じた。話はテレコになるが、最初のパリではKamiyamaさんにお世話になった。フランス語もわからないボクが、彼の地にソフトランディングできたのは彼のおかげだった。彼とは「国際学生証」を発行する「​日本国際学生協会​/渋谷」が、コーディネートするヨーロッパ行きの「Student flight」のオリエンテーリングで一緒だった。何せ、ほとんどの学生（50〜60名）が初めての海外旅行で、こうして親切丁寧に海外渡航の手ほどきをしてくれていた。参考:海外出国者数　　　1970年/94万人、1973年/210万人、2017年/1789万人参考:日本国際学生協会（渋谷）　　 あの当時は主に慶応の学生で運営されていて、　　 実務は日通航空（LOOK）が請け負っていた。彼とはたまたま説明会での席が隣で、機内でも隣り合わせた。岡山出身の彼は埼玉大学を出て、ソルボンヌ大学（パリ第1大学）で経済を学んでいて、一時帰国だった。非常にナイーブな人で、パリまでの南回りの28時間のフライトで、疲れはてて途中から機内食も喉を通らなかった。その彼の機内食を全部食べたのがボク。あまり動けない機内で、途中から毎回2人分を食べていた。彼は「君はすごい！君はすごい！」と感心か驚きかは区別はつかないが、しきりに連発していた。東京での学生生活の食事を思えば、まるで毎回豪華な食事で夢のようだった。参考:学食　　　120円/Aランチ、100円/Bランチ 、60円/カレーライス到着したその日と翌日の2日間は彼のアパートメントに泊めてもらった。近くに女優の岸恵子（パリ4区）が住んでいる高級住宅地。彼ら（友人と２人暮らし）の部屋は、エレベーターで8階まで昇って、さらに歩いて9階の屋根裏部屋。窓は天窓のみ、トイレと水は8階まで降りなければいけない環境だが、家賃はとても高いと云っていた。これだけの環境なのに夢を持って留学している彼らに頭が下がった。参考:フランスの大学は日本の高校卒業資格があれば入学できるが、　　 卒業できる人は稀にしかいない。       留学は容易いが卒業は超難関。6月13日どうしても外国の地に来たという実感が湧いてこない。パリだと自分に言い聞かせても、やはりピンとこない。鈍いのだろうか。夜9時だというのに白夜の影響で、天窓から見える空は、まだうっすらと明るい、とある。実は3ヶ月後の偶然に小田実を見かけた2度目のパリは、Marie Joseに再会するためだった。つづく。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  2020.02.18

• 雪が降っている

  ーーーー雪が降っているーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー明日の朝はすこし積もっているかもしれない。でもやっと2月のそれになった。商売柄、喜んでいる方々も多いのでは。ボクたちは2月は平日休業なので、雪が降っても気をもむこともなく、淡々と我が仕事を片付けるだけ。​雲の流れ予報​を見ると明日午前3時ごろには雪雲も抜ける。土日さえ天気が良ければ、あとはお好きなように、だー。ーーーーバックパッカーその3/男も愛嬌ーーーーーーーーーーーーーー1973年9月3日（訂正）。　パリ・カルチェラタンにて​小田実​（おだ まこと）を見かける。女性とカフェで。顔がむくんでいるよう・・・、と日記にはある。小田実といえば、やはり「ベ平連（ベトナムに平和を！市民連合）」。ベ平連と同じ組織ではなかったがデモを共にしたことがあるので、彼のカリスマ性には敬服していた。しかし、彼を知ったのは政治活動よりも先に著書「何でもみてやろう」だった。とにかく破天荒な行動に度肝を抜かれ、いつか機会があれば彼のような「旅」をしてみたいと思っていた。幸か不幸か1972年にその時が巡っきた。1971年の「学費値上げ反対運動」の失敗から、大学当局から目をつけられて学生生活を追い込まれた。部室を鉄板で覆われて出入りを禁じられた。今後、部として政治的活動をしないという誓約書を入れれば、元に戻すという通達だったが、ボクにはそれはできなかった。それは後輩たちが善処したが、部の崩壊の責任もあり、行き場を失った。自分の能力の無さもあるが、大学に残るか辞めるか結論が出ず、情けないことに、ここは一旦逃げることにした。１年間休学して旅に出て考えてみよう、という結論に達した。そういう意味では、「小田実」はボクにとっては人生の「分岐点の人」だった。その彼を偶然にも見かけようとは・・・、しかもパリで。つづく。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  2020.02.17

• バックパッカー/その2

  ーーーー雨の日はテラスを走るーーーーーーーーーーーーーーー昨日は冷たい風と雨。ボクが持つオムロンの歩数計をカミさんもamazonで買った。特価の1,282円だったが、昨日見れば1,490円になっていた。ボクは電気量販店で1,600円で買ったが、amazonに小売業界は席巻される。良し悪しは別として、これも時代の流れか。細かい話はいいとして、電池を変えてから過去最高歩数は12,533歩（'18年11月15日）。あの当時は左膝を痛めていたので歩いたのだろう。昨日はスロージョギング。7,000歩過ぎからジョギング・ハイになったので、この記録を超えてみようと走り通して14,234歩。負荷は12,533歩の1.5倍以上。興味ある方はぜひ、このジョギングを試してみてください。ーーーーバックパッカーその2ーーーーーーーーーーーーーーーー以前に50年弱前のスペインの​バックパッカーの旅​を書いたが、改めてあの当時の日記を見れば記憶違いも多い。当時の日記を読み直すこともなく、本棚の角に埃にまみれてていたが、今一度引っ張り出してきた。この季節に整理の為に、ここに書き残しておこうかなと・・・。興味のある方はお付き合いのほどを、よろしく・・・。まず、ボクの旅は「​国際学生証​」を使って購入した「​student flight​」を利用した南回りのエール・フランスで始まった。所要時間:約28時間（とにかく長い！！）経由地:3か所最初に降りた地がフランス・パリ。それからベルギー→オランダ→イギリス→スコットランド→イギリス→オランダ→ベルギー→ルクセンブルグ→スイス→（南）ドイツ→ベルギー→フランス→スペイン→フランス→スイス→イタリア→スイス→イタリア→エジプト→インド→タイ→フィリピンそして帰国◉期間は約9ヶ月◉総費用70万円（航空運賃・往復22万円/その他48万円）◉主たる交通手段:鉄道　ヨーロッパ:3months student​ eurail pass​​&2weeks student pass UK​ 　エジプト:NationalRailways/Student discount　インド:NationalRailways/Student discount◉主たる宿泊施設:​Youth hostel​、Student hostel、Student dormitory　　　　　　　　 Cheap inn、friend's apartment◉参考:280円/1ドル（2月14日/円が変動相場性に）、680円/1ポンド◉参考:1ヶ月の東京での生活費/2.8万円（仕送り）◉参考:授業料/7.0万円（年間/休学の場合3.5万円）◉参考:大卒初任給/62,300円（一部上場企業平均）国・地域としては14ヶ国。ただヨーロッパ大陸は大小の国々が陸続きなので、１つの国を出たり入ったりすることが多い。しかし1973年当時の共産圏の東欧諸国はビザの関係で、そして北欧はあまりにも物価が高くて、貧乏バックパッカーには入国が難しかった。つづく。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  2020.02.16

• [訂正]2/11 優雅なクルーズ船だが

  ーーーー優雅なクルーズ船だがーーーーーーーーーーーーー​[訂正]2月11日付日記現在、ダイヤモンド・プリンセスなどの大型クルーズ船は、​生活排水を浄化処理して外洋に放出している、とのこと。「垂れ流し」のように書いた文章を訂正します。時代は大きく変わっている・・・。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  2020.02.14

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  雨が降っても

  ーーーー雨が降ってもーーーーーーーーーーーーーーーーーーー昨日は雨が降る。スロージョギングできない、というのが今まで。ここには長〜いテラスがある。エントラスからテラスに途中８の字でスロージョギングすれば、その距離、約40m。これを約100歩で走る。パンの発酵、焼きの合間に74周、7,400歩、2,960m。スロージョギングの小幅走行だからできる。フラットで走りやすいが、途中ジョギング・ハイになるから、あら、不思議。創意工夫すれば雨でもできるものだ。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  2020.02.12

• 優雅なクルーズ船だが

  ーーーーあれから日々ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー先月の1月17からスロージョギングをスタート。あれから3週が過ぎた。ある意味ここに書くことを励みにまだ続けている。ここ1週間は、7579/10日、8234/9日、9004/8日、7936/7日、​​​7298/6日、4684/5日（買出し日）、8613/4日。とりあえずは細胞が入れ替わる３ヶ月をめざして。ーーーー優雅なクルーズ船だがーーーーーーーーーーーーーーーー2月14日　[訂正]現在、ダイヤモンド・プリンセスなどの大型クルーズ船は、生活排水を浄化処理して外洋に放出している。豪華で優雅なクルーズ船。今日また外洋に出て行った。前回が8日に港を離れ9日に帰港。なので3日ぶりの出港。理由は生活排水の放出。早い話がトイレ、風呂、調理場などの下水。3,700名の乗船者がいれば3日が限度かと、改めて知る。クルーズ船が滞在2、3日で移動するのもうなづける。いくら豪華で優雅でも出るものは出る。今まで、生活排水の処理などを考えてもみなかった。隣町でも下水施設がない頃は、ここ小瀬川ダム湖畔の町施設にバキューム車で集められ、定期的に大竹市に運んで船で外洋に放出されていた。なにか後ろめたさがあるかのように、下水施設は看板もなく木立に囲まれて、その存在を消されていた。ちなみに大竹市から出港していたトイレ船は高知沖の外洋に、このたびのダイヤモンド・プリンセスは千葉沖の外洋にと。どちらにしても黒潮に乗って拡散されて、ひょっとしたら魚たちの餌にもなっているのやら・・・。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー​​​

  2020.02.11

• 日鉄日新製鋼呉と古い友人

  ーーーー日鉄日新製鋼呉と古い友人ーーーーーーーーーーーーーーー日鉄日新製鋼呉閉鎖か。どーも廃炉をするらしい。日新製鋼といえば「月星ステンレス」と出て来るお方は相当に古い。時は1970年代。ボクの大学の友人がめでたく日新製鋼に入社が決まった。あの当時、製鉄は日本の基幹産業で、就職もトップクラスの国立大学卒に限られていた。では何故、私学卒の彼が入社できたのか・・・。はい、当然ながらコネ入社です。親父が日新製鋼の幹部で裏からすんなりと就職が決まった。コネで入社しても、後を努力すれば良かったが・・・。就職すれば１年間は現場見習い。高炉の火を止めるわけにはいかず365日24時間体制。彼も三交代のシフトで働く。しかし、残念ながら基幹産業である製鉄会社は体質が古い。それに嫌気がさして、就職して１年も経たないうちに、彼は職場から出奔した。さあー、大変。親父の顔は丸つぶれ。呉から逃げた彼は行方知れず。家族が心当たりを探して居場所を見つけた先は、東京の学生時代から付き合っていた彼女のアパート。すったもんだの挙句、無事に退職して、彼の意思で大手の飲食業に就職した。その後、新規に立ち上げた同業の会社に転職して、定年まで勤め上げた。やはり、何をするにも、「自分の意思」が大切と思うが、意思を貫いたとしても、うまくいかないことが多いのも現実。そういう意味では彼のその後の人生は本当に良かった。呉、日新製鋼といえば、必ずこのことを思い出す。余談だが、彼のカミさんは逃げ込んだ先の彼女ではなく、後に職場で知り合った女性。このあたりも世の常といえばそうだが・・・。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  2020.02.06

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  こんな老人になりたい

  ーーーーこんな老人になりたいーーーーーーーーーーーーーーーーーー中国新聞の１月のある日の朝刊「こだま」に掲載されていた。97歳にしてこのウィットに富んだ文章力。　[中国新聞]よりーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  2020.02.02

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  トントントントン日野のニトン

  ーーーー大きく育つ子ブロッコリーーーーーーーーーーーーーーー暖かいんだなー。例年、親を取ったあとに子が大きくなって収穫する。今年はほぼ同時。子が大きくなるのは嬉しいが、ちょっと早すぎる。物事には順番があるのに。[親ブロッコリーの周囲に育つたくさんの子ブロッコリー]ーーーーオールドマンズ・ロードーーーーーーーーーーーーーーーここ湖畔の片側の道の４kmは交通量やアップダウンも少なく、ジョギングやウォーキングに最適だ。現在、ボクの知る限りでは、ボクを含む仲間４人。山向こうからやって来る癌手術をした人（ウォーキング）。東京から年老いた父親の世話に定期的に帰郷している人。彼はフルマラソンにも出る本格的市民ランナー。時折、サングラスをかけたジョギングの人。彼はハー、ハーと声が大きく大丈夫かなと不安になる。車で自転車を運んで来てサイクリングをしている人。彼は何故かあまり挨拶をしたがらない。定期的にはこの８人。健康のために皆、それぞれに努力をしている。さて、その後のボクは​スロージョギング​（YouTube）を毎日続けている。7,119/31日　8,166/30日    7,000/29日    6,961/28日   7,404/27日    8,569/26日ダムの管理事務所までの往復2.4kmを5,000〜5,200歩。それに日常の歩数をプラスで6,000歩以上を確保。通常の歩幅75cm、スロージョキングは約45cmの歩幅。所要時間30分（4.8km/h）。負荷はウォーキングの60分相当。最近、スロージョギングのリズムが安定して来た。恐らく、このリズムが合うのだろう。トントントントン日野のニトン、トントントントン日野のニトン。トントントントン日野のニトン、トントントントン日野のニトン。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  2020.01.31

• マツダ100年

  祝・マツダ100年。ボクごときが云うのも何だが、よくガンバッたものだ。でも、海を奪われた者としては少し言わせてもらおう。マツダの主力工場を造るのに広島湾の一部を埋め立て始めたのは、ボクが小学校の高学年の頃。南区の仁保から日宇那、楠那、そして丹那沖の海を埋めた。猿猴川の河川口の仁保と下水ポンプ場のある丹那の港は残った。しかし、ボクが生まれ育った日宇那と楠那は、完全に海が無くなって水路だけになった。漁業に携わっていた者は漁業補償をしこたまもらったが、前の海を釣り場や遊び場にしていたボクたちには何も補償がなかった。当たり前といえばそうかもしれないが、オギャーと産まれて、海と供に育った者としては合点がいかなかった。時代は変わって、東京での学生時代。マツダ車は箱根の山をなかなか越えられなかった。越えられなかったと云ってもエンジンの問題ではなく、デザインと営業力の問題。それが、初めて箱根の山を越えられたのは、1967年にフルモデルチェンジしたファミリアだった。渋谷・公園通り（パルコ通り）に駐車したファミリアを見つけて、友人たちに、あれがマツダのファミリアだ、と自慢げに語ったが、友人たちの反応は鈍かった。それほどにマツダの車は東京・渋谷では見かけなかった。時は移って、1980年代のファミリア・ハッチバック。その後のマイナーチェンジの角ばったそれは、完全にドイツのゴルフを真似たデザインだったが、国産車ではかっこよかった。かくいうボクも仕事の関係もあり、黄色のFFファミリア・ハッチバックを10年（２台）乗った。価格の割には車内も広く、よく走った。（価格的には耐久性は５年位だった）1980ー1981年のカー・オブ・ザ・イヤーを受賞して、やっとマツダも全国区になった。ボクとマツダの関わりはここまで。その後、仕事の関係もなくなりトヨタ、スバルと乗り換えて、ここ30数年間はスバルを乗っている。そのスバルも2030年には、シンボルである水平対向エンジンを廃止するという。環境問題と安全性能でEVへの移行なのかわからないが、これから10年先の車は大きく変わるのだろう。果たしてマツダはついていけるのだろうか。間違いなく、マツダが転ければ広島経済は沈む。素人にはこの先、全く見通しが立たないが、トヨタ系列としてなんとか生き残って欲しい。では、お前さんもマツダにすればいいじゃないか、と誰かさんに突っ込まれそうだが、大人の事情がいろいろあって・・・。

  2020.01.30

• 至難の技（！？）

  ーーーー一33期目ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー先日、年末調整の書類を提出して一段落。これからは33期目の確定申告の書類作り。商いは小さいが項目は変わらないので、数字だけはやけに細々して面倒。しかし、ここは国民の義務をしっかりと（１日税務署長になった気分）。ーーーー消費の対象ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー新型コロナウィルスや河井杏里問題でゴーンは吹き飛んだ。杏里といえば杏ちゃんの夫くんの不倫問題。これとて、１週間もすれば忘却の彼方へ。食い散らかして満腹になって、全てが消費の対象だ。ーーーー至難の技（！？）ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー6975/24日、7222/23日、4269/22日、 5017/21日、8641/20日、3831/19日、2237/18日。ここ1週間のボクの毎日の歩数。先の​​中国新聞の１日8,000歩​​を読んで、少なからず努力をしているが、8,000歩は難しい。歩数が6,000歩以上の日は​スロージョギング​（日本スロージョギング協会）をしているので負荷は十二分にかかっているが、歩数は約1.8倍ぐらいになっている。8,000歩を超えた日もあるが、その日は半日を潰した気分だ。やはり、これは定年退職して毎日8,000歩行を、生活の中にしっかりと組み込んだ人にしかできないのではないか。と、できない理由ばかりを探しているが、できる日もあるので、ここは前向きに努力するしかないか・・・。みなさんは、どうですかね。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  2020.01.25

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  ボクのバックパッカー時代

  ーーーー暖かい日ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー本当に暖かい日が続いている。昨年末に買ったスタッドレスタイヤは履かずじまいで終わるのでは。昨年の11月の長期予報では暖冬と言われてたいたので躊躇したが、「買い出し」は主にカミさんが行くので、安全のためにも買い求めた。この冬履かなくても１年の経年劣化はもったいない。10万円越えの出費だったのに、どうしてくれる冬将軍！！。ーーーーボクのバックパッカー時代ーーーーーーーーーーーーーーーーーーバックパッカーという言葉を知っている人は多いと思うけど、さて、ではバックパッカーとはなんぞや。Wikipediaに​​バックパッカー​​の定義あるので、ぜひご覧あれ。さて下記の画像はボクのバックパッカー時代。時は1970年代初め。記憶が間違いでなければ、場所はスペイン・バルセロナ郊外60kmの​​Arenys de Mar​（訂正/アレニス・デ・マル）​のユースホステル。​​スペインのバルセロナのペンシオーネで飲み水にあたり、梅肉エキスで３日間凌いで、どこかで体を休めようと宿を探していた。そこで見つけたちよっと変わったユースホステル。シーズンオフの９月〜翌年３月までの変則的営業。その風変わりなユースホステルを求めて、５人の若者が宿泊していた。いつも宿舎や海辺で読書をしていたパリ大学の女子大生。（気難しいインテリという雰囲気が漂っていた）いつも海辺で縦笛を吹いていた​​アイルランド人（訂正）​​のBill。（彼とは１週間後（訂正）に、Venezia（訂正）のユースホステルで再会）。​マヨルカ島​に行く途中のシャイなスイス人の看護師２人。そして体調回復のために立ち寄ったボク。皆、何をするでもなく、宿舎を出て近くの海辺で日がな一日を過ごす。（欧米スタイルというべきか・・・）ボクは体調も良くなって５日後に、フランスの城郭都市​カルカッソンヌ（CARCASSONNE ）​に向かったが、ある意味、カレーリャの滞在は最高の贅沢だった。​​[シャイなスイス人の看護師さん。　　　　　　　　　　　　後日、写真を広島の実家に送ってくれていた]ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  2020.01.23

• 若者ーその2

  彼は今頃はスペイン・バルセロナの地に立っているのだろうか。中学生（ひょっとしたら小学生）の頃から、時折両親とともに来店していた彼。先日、12日（日）に久しぶりに来店。聞けば、スペインの大学に通うためにビザ取得で一時帰国したとのこと。思わず、かっこいいねー、と声が出た。確かにかっここいい。若者が長期にわたって海外に出なくなったといわれて久しい。でも、彼のような若者がいることが嬉しい。ボクが彼の地をバックパッカーとして旅したことを話をしたが、もっとも50年近く前の話で、まるで浦島太郎状態。スペイン語での授業は大変だと言っていたが、物価も日本と同じようなので、なんとかガンバって、そして彼の地の生活を楽しんでほしい。いつの日か帰国の際にはまた話を聞きたいものだ。ちなみに彼の兄は、以前に書いた「​２種類のハチミツ​」の中での「国境なき医師団」の南スーダンに赴任した彼。頼もしい兄弟だ。いやいや、それを云うなら頼もしいご両親。

  2020.01.21

• 歩数と病気予防

  ーーーー１日4,000歩でもーーーーーーーーーーーーーーーーーーー今日（1/17）の中国新聞に興味深い記事が掲載されていた。「１日８千歩、病気発症率1/10に」１日４千歩（早歩き５分）でうつ病の予防。１日５千歩（７.５分）で脳卒中、心臓病、認知症、要介護の予防。１日７千歩（15分）で動脈硬化、一部のガン、骨粗しょう症の予防。１日８千歩（20分）で糖尿病、高血圧、脂質異常症の予防。「2000年度から65才以上の住民による疫学的調査　　東京都健康長寿医療センター/青柳幸利運動科学研究室長」今日は記事を読んだこともあり、この時刻（22:30）で走ったり歩いたりで6,845歩。しかし日々の平均4,000歩前後。以前はそれなりに歩いたり走ったりしていたが、左膝を痛めたここ５年はさっぱりだ。仕事柄ボクたち二人はかなりの時間立ってはいるが、有酸素運動ではないのでカウントされないのが残念。みなさんはどうですかね・・・。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  2020.01.17

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  若い力

  ーーーー若い力ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーこの三連休は日曜日は忙しく仕事にガンバったが、その反動もあり月（祝日）は閑散としていた。幸いにも隣のエビハラさんの息子くんが、遅い正月休暇を使って東京から帰省。彼を含めて午後２時から、薪割りと薪運びに精を出した。ここ数年は薪つくりはエビハラさんに頼っている。このたびも、彼が新たに立ち枯れたコナラの木を３本伐り倒して、40〜50cmに伐った丸太（20〜40年もの）、約100本をテラス下やガレージ裏に運び込んだ。一輪車に毎回６本くらい積んで、斜面を若者が一輪車の前につけたロープを引っ張り、ボクが後ろで押しながら同時にコントロールする。はっきり言って引っ張る方がしんどい。若者の力があればこそ。約16往復でかかった時間が約３時間。これで向こう２年くらいの薪は確保できた。やはり若い力があればこその３時間。オールドボーイ２人だけでは数日かかっただろう。心配はデスクワークの息子くんの筋肉痛。指先だけの仕事だから、大丈夫ですよ、と彼は笑顔で答えてくれたが・・・。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  2020.01.14

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