寒川町の寺社史蹟巡り (その25)、寒川浄水場、寒川取水施設、寒川神社参集殿、寒川行政センター
水道記念館・水の広場の見学、散策を終え次の場所へ。8月29日(火) 11:10目久尻川に架かる「いこい橋」を渡り西方向にある寒川浄水場へ向かう。寒川の名産「梨」を販売していたが既に完売。販売所の脇に石祠があったが詳細は不詳。農道?の南側に、神奈川県企業庁の「水道水質センター」を過ぎJR相模線の踏切。西側にはさがみ縦貫道路(首都圏中央連絡自動車道)の高架橋。この辺りは右方向(北側)に東海道新幹線を越える高架橋になっているので2階構造になっている。踏切には「水道第三踏切 相模線 6K350M 幅員2.7M」と。水道第三踏切を渡ると、道路脇にあった看板。寒川浄水池〔災害用指定配水池〕この浄水池は、寒川浄水場で浄水された水を貯えて、湘南・西湘及び県央地域の皆様に供給するために築造されたものです。また、この浄水池は地震などの災害が発生した場合に、応急給水に必要な飲料水を貯えておく施設として指定されており、浄水池に貯えられた水は給水区域内の市や町の給水車などに注水します。 神奈川県企業庁寒川浄水場寒川浄水場平面図概 要 構 造 鉄筋コンクリート造 大 き さ 第2浄水場 56.0m×28.0m×3.0m×2池 第3浄水場 (72.0m×13.0m×4.0m+72.0m×6.3m×2.2m) ×4池 容 量 28,376m3(6池) 確保水量 (災害時)19,620m3左側には新しい設備「活性炭注入設備」が建っていた。門扉の横の壁に「寒川浄水場 活性炭注入設備」。設備の建屋には、名 称 粉末活性炭内 容 貯蔵槽 50m3 × 3槽活性炭注入設備の西側から。神奈川県企業庁 寒川浄水場所在地:神奈川県高座郡寒川町宮山4271業務内容 ・相模川の表流水を寒川取水堰から取水し、浄水処理(凝集沈澱・ろ過・消毒)と水質管理 を行い、安全な水を安定して供給しています。また、配水池やポンプ所等の監視や制御を 行うための配水運用管理システムを設置し、その運用管理を行っています。 ・寒川浄水場では、浄水した水道水を次の11市4町に給水しています。 平塚市、茅ケ崎市、鎌倉市、藤沢市、小田原市、逗子市、厚木市、大和市、伊勢原市、 海老名市、綾瀬市、寒川町、大磯町、二宮町、葉山町。門柱には、神奈川県知事 内山岩太郎書の「寒川浄水場」の銘板。相模川の河川敷にある「川とのふれあい公園 野球場」。所在地:神奈川県高座郡寒川町一之宮この野球場ではかつて何度も試合を行っているが最近は球場確保が難しく。神奈川県企業庁 寒川取水施設所在地:神奈川県高座郡寒川町一之宮川とのふれあい公園 野球場の横を通り抜けるとフェンスに囲まれた寒川取水施設。フェンスにはいろんな看板が掲示されていた。ステンレス製の門扉に「神奈川県企業庁 寒川取水施設」と。フェンス越しに見る。ズームアップするが寒川取水施設辺りは、平塚市になる。寒川取水施設概要寒川取水施設は、取水せき、取水口、導水路、沈砂池、等の構造物からなっており、神奈川県、横浜市、横須賀市の各水道事業者に安定した水を供給するために建設されたものです。●取水せきの高さは6m、長さは全長270mあり、せきには洪水吐水門幅20mx高さ2.5mが3門、 土砂吐水門幅13mx高さ3mが1門あります。●魚道はH10年度に、より多くの魚類が遡上できるよう、船通しデニール式(流水幅7.2m )に 改修しました。●取水口には流芥よけのスクリーンが5門取付けられ、取水ゲートが4門あります。●導水路は2本あり、長さが約300mで最大毎秒18.155m3の水を導水し沈砂池に連絡しています。●この施設は各水道事業者の共同事業として建設され、神奈川県企業庁が委託を受けて管理して います。 神奈川県企業庁相模川水系ダム管理事務所寒川取水施設概要取水せきの配置。左から、デニール式魚道、呼び水水路、呼び水水路、階段式魚道。右側には、洪水吐水門×3門、右に土砂吐水門。右上には沈砂池への取水口、取水ゲート。水利権水量各事業所の最大取水量水利使用標識二枚の看板は、「注意」、「水利使用標識」。注 意神奈川県条例 第94号に基づき寒川取水えん堤上流端の上流800メートルから神川橋上流端までの水域においては非常災害その他緊急やむを得ない場合及び漁業権に基づき漁業を営む場合を除き次に掲げる行為を禁止する。(1) 水泳及び水浴・水上スキー等。(2) 舟艇・いかだ・その他これらの類する物の運行・けい留・浮遊。 神奈川県取水せきの後方には、大山、丹沢連峰。対岸からは違った写真に。神奈川県企業庁 寒川取水施設のゲートは施錠され設備もフェンスで囲まれていた。上流側から、寒川取水施設を見る。手前の取水口には流芥よけのスクリーンが5門取付けられ、取水ゲートが4門ある。取水せきには洪水吐水門×3門、土砂吐水門×1門。下流側にはフェンス越しに伊勢原藤沢線(県道44号線)の神川橋。以下2枚の写真は神川橋上から (撮影:2021年5月8日(土))その時のブログは「平塚から寒川町ー4」👈をクリック願います。寒川取水堰所在地は、左岸:神奈川県高座郡寒川町宮山字十二天 右岸:神奈川県平塚市田村字天神下 上流側を東海道新幹線が横切っている。ズームアップ。寒川取水堰は、高度経済成長で急増する水需要に対し、城山ダムから放流された水に加えて、ダム下流域の流量を取水することを目的に、相模川総合開発共同事業の基幹施設として、昭和39年(1964年)に完成した。その後、相模川高度利用事業で取水堰の増強が行われている。寒川取水施設から戻り寒川神社参集殿へ。11:40寒川神社参集殿所在地:神奈川県高座郡寒川町宮山3835-1参集殿は、相模国一之宮「寒川神社」の結婚式場。古式ゆかしい婚礼の儀に則った厳かな神社挙式。「八方除 はっぽうよけ」の神様、寒川大明神がふたりの絆を結びますと。寒川神社参集殿南側。参集殿内の1階にはレストランあおば。お料理は、和・洋・中・デザート(甘味)を取り揃え、寒川神社名物「八福餅」も召し上がれますと。参集殿入口に掲げられている扁額「参集殿」。入口左側に建つこの像は「浄明正宜 寒川神社宮司・・・・」と。参集殿前の三角地に「八重紅枝垂」が植えられている。例祭があるのか業者が木々の刈込、パイプで棚を造営していた。12時前になりこの日も暑く、ここで引返すことに。寒川行政センター所在地:神奈川県高座郡寒川町宮山165寒川神社参集殿からの帰路、途中にあった寒川町役場へ立ち寄る。寒川町役場入口寒川町は、神奈川県の湘南地域北部に位置し、高座郡に属する町。相模国一之宮である寒川神社が町の中央に鎮座する。2022年1月1日現在、茨城県阿見町に次いで東日本で2番目に人口の多い町であり、神奈川県の三浦市、南足柄市を上回っている。町の木「もくせい」、町の花「すいせん」、町の鳥「だいさぎ」。館内に入ると「町の市章?」「相模國高座郡寒川町」と。庁舎内に入り。令和5年8月1日現在の人口及び世帯総数:48,624人 (男:24,670人、女:23,954人)世帯:20,656世帯、人口密度:3,623人/平方キロメートル町役場入口から。寒川町は標高は約5〜27mで、おおむね平坦な地形で、東部は相模野台地の南西部に位置し、そのほかは相模川、小出川及び目久尻川によって形成された沖積低地となっています。台地部分は宅地と畑が大部分を占め、山林はわずかしかありません。沖積低地は、水田の割合が多いものの、昭和30年代以降の埋立てにより宅地化された地域もかなりあります。また、江戸時代は11か村に分かれ、多くの旗本の知行地に分割されていましたが、その中には大岡忠相や田沼意次といった著名人もいたと。中庭に建っていた「寒川町民憲章」碑。寒川は相模川のほとり、水とみどりに恵まれた自然と、歴史と伝統にはぐくまれた文化のあるまちです。わたくしたちは、このまちを愛し、限りない発展をねがってここに町民憲章を定めます。1 木とみどりを大切にし、住みよいまちをつくりましょう。1 ゆずりあい、力をあわせ、助けあいましょう。1 きまりを守り、だれにも迷惑をかけないようにしましょう。1 元気に働き、幸せな家庭をつくりましょう。1 学びあい、明るい豊かな心を育てましょう。 昭和55年3月〇日制定中庭に建つ像「水辺」。ヨーロッパではこのような裸婦像は美術館内にあると。鳥のオブジェ。中庭から戻り右側に町役場庁舎。産業道路の寒川町役場前交差点から寒川駅への道。寒川町役場前の左奥の花壇には「さむかわ花物語」の看板。道路の街路樹には夏の花サルスベリが咲いていた。この道はいつもは車で走るのだが、いつのまにか稲穂も色づいていた。右側の架線はJR相模線。稲穂をズームアップ。この夏の暑さでコメの出来高はどうであろうか。12:20中華 洛神 (らくじん)所在地:神奈川県茅ヶ崎市高田5丁目4-44昼食は以前から気になっていた中華の「洛神」へ立ち寄る。駐車場のスペースは9台。ちょうど昼時で店内は満席であった。中国人の方が経営されているようで厨房では中国語が飛びまわっていた。五目チャーハンをオーダー、650円と割安。すべて完食したが量が多かった、二人で違うものをオーダーしてシェアーした方が良い。寒川町の寺社史蹟巡りは北部地区の宮山、倉見が残っておりますが、今年は残暑が厳しいので秋らしくなった時期に訪れたいと思います。 ー 続く ー