宇宙エレベータ(軌道エレベータ)が舞台装置として登場するSFの古典だ。
宇宙エレベータの物理学はもちろんのこと、20 世紀末になって発見され、宇宙エレベータの素材に最も適していると言われるカーボンナノチューブをも予言している。
一方で、地球外知的生命体が送り込んだ人工知能を搭載した無人探査機「スターグライダー」が宗教を論破する下りが面白い。
アーサー・ C ・クラークならではのウィットに富んだ SF は、発刊から 30 年を経た後でも楽しく読むことができる。
■メーカーサイト⇒アーサー・チャールズ・クラーク/山高昭/早川書房/2006年1月 楽園の泉
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