命拾いされたご夫婦のお話の続き・・・9ヶ月の妊婦さん
昨日9ヶ月になった彼女からお電話を頂きました。「両足が痛くて、歩くのも辛い」とのこと。9ヶ月になって、急に大きくなったお腹を見て、我々は少々運動が足りなくなっているね、と話していました。骨盤の開きが大きくなってゆくのは、妊娠の経過の中で当たり前のことですが、時として過剰に開いてしまっている場合があります。大抵は運動不足なのです。また腹帯などに頼りすぎている場合も、腹筋が弱くなりお腹にしまりの無い状態になります。本当は腹帯は必要ないのです。自分の腹筋に意識を向け、腹帯代わりに出来ればそれが一番なのです。彼女は来月末の出産を控え、不安でしょうがいない様子でした。今ここで、足の痛みを取るのは簡単なのですが、(妊娠中毒症などの要素は無いそうです)もし10ヶ月を目前とされているのならば「すぐ来てください」と言ったでしょう。しかし、それは安産を導く施術方法なので、少し早いのです。院長は彼女に宿題を出していました。「3日間様子を見てください。そしてお散歩をして下さい」と。5日にまた電話が来ますが、来院して頂こうと思っています。今起きている痛みは、痛みではなく『変化』であるということと、彼女の中の『不安』という要素は胎児にも伝わっていますからそれを取り除く手段をとろうと思います。彼女達にはすでに5ヶ月の段階で「赤ちゃんとの対話の仕方」を指導してきました。胎動を利用しての「Yes,No」です。ご主人は毎日一生懸命話掛けをしてくださいました。8ヶ月まで逆子でしたが「00ちゃん、頭はそこじゃないよ。こっちだよ」と赤ちゃんの位置が逆であることを知らせたのです。そしてちゃんと正常位置に戻ってくれました。明後日、彼女のお腹に触れるのが楽しみです。眉間に皺を寄せた彼女の美顔マッサージでもやれば『気が澄む(すむ)』でしょう。新しい命に生まれる前からコンタクトを取っているというのは実に楽しいものです。自分達に子供が授かったとき、それはそれは旦那が凄い状態になるでしょうね。早く「恋」「鯉」、子供の日!