テーマ:今日聴いた音楽(73703)
カテゴリ:ウクレレ・ハワイ音楽・沖縄
アマチュア・ウクレレ・ファンの有志の努力のおかげで、採算度外視で凄いストラム(右手で弦を高速でかきむしる)で有名なトラヴィス・ハレソン氏と友人のスタンレー・ヴァーディさんがやってきました。
トラヴィスさんは、1929年生まれ、75歳、52年ぶりの来日だそうです。 Welcome Live Party とワークショップが2日間にわたって行われましたが、私は、Welcome Liveの方に参加しました。 まずは、日本のアマチュア・ウクレレ・プレイヤーの有志が、歓迎のウクレレ演奏を行いました。 この演奏者たちは、ライブ・ハウスやイベントであちらこちらで活躍中の有名な方々で、ウクレレ・ファンの間では相当名前が知られている人たちでしたが、無謀にも私も参加して演奏させていただきました。 まず、英語でトラヴィスさんとスタンレーさんにご挨拶したあと、ちょっとしたインフォメーションして、それからウクレレ演奏となりました。 01. Dance With Me (オーリアンズ、アール・クルーなど) 02. Desperado (The Eagles)(弾き語り) ステージは、ちょっと演芸会場のような感じで、「座布団5枚」といったほうが似合うところで面白いのですが、いろいろありまして私の演奏は近来まれにみるメタメタでありました(いつも、そうか) にもかかわらず、最前列左に座っておられたトラヴィスさんとスタンレーさんは、ステージから降りてくる私に向かって彼らのほうから手を差伸べて握手をしてくれました。お二方とも大きくて分厚い手でしたが、暖かく柔らかでした。お二人の優しさに感激しました。 自分の出番が終わって、ほっと一息ついて後ろの席のほうにいくと、いつも某オフ会でお会いするKさんが、「いつも選曲いいですね。よかったですよ」と声をかけてくれたので、「でも、メタメタな演奏だったでしょう」と私がいうと、手振りをまじえて「でも、気持ちが伝わってきますよ」といわれました。 なんと嬉しい言葉でしょうか!私は、ひとりでも、こんなことを言ってくれる方がいるかぎり、何度でもメタメタ・ヘロヘロ演奏でも、次にチャレンジしようと思いました。 さて、アマチュアの大御所(若手もベテランも)の素晴しい演奏(この演奏だけでも聴きごたえがありました)のあと、いよいよトラヴィスさんとスタンレーさんのステージです。 トラヴィスさんはストラムの魔術師といわれているので、凄い速弾きやテクニックを披露するかと思いきや、そんなものは曲の中でさらりとさりげなくやるだけで、スタンレーさんが主に歌と伴奏、トラヴィスさんが主にウクレレ演奏する、その様子はユーモアがあり、ゆとりがあり、とても暖かいものでした。ひとがらと同じように音楽も暖かいものでした。 おそらく、翌日のワークショップでは、さりげなく弾くストラムは実は難しいのだということが分かったのではないかと思いますが、あくまで音楽性を優先し、年輪を重ねてきたゆとりとリラックシングを大切にした、味のある演奏でした。とても暖かい気持ちになるとてもいい演奏でした。 トラヴィス・ハレソンさんとのスタンレー・ヴァーディさんの来日に尽力されたMさんとそれをささえた多くの方々に感謝したいと思います。ありがとうございました。 (本当に手弁当で、うまくいって収支とんとんなんですよ) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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