ラスタ・パスタのレレ日記

日本一といわれているウクレレ・プレイヤーIWAOさんが、自分の楽器を調整してもらったのを確認するために弾いているではないか！

お店の中で。

実は、先日ぼくのサニーＤのウクレレの調整を相談しに行った楽器屋さんに、別のウクレレの調子を見てもらいに行ったのです。

そしたら、いきなりそういう光景に出くわしたのだ！！

お店の外から、あれ、いつもと違ってウクレレではなくてギターっぽい音がしているなあ。誰が弾いているんだろう、とおもって、お店に入ったらIWAOさんだったのだ。

ここからは、特別情報。

IWAOさんは、使っているウクレレをいろいろ変えてきているが、最近は、シモ・ギターの志茂さんが作ってくれた、５弦ウクレレを使っているはず。

ところが、今日弾いていたのは、コアロハの５弦ウクレレ。
アンプにつないで、試弾しているが、なかなかいい音がしている。



ぼくが、IWAOさんの左手の指使いをなにげなく見ていたら、ちょっと気になったみたいで、こっちをちらっと見ている。

ぼくは、プロのミュージシャンがステージやライブハウスやサイン会にいる時は、機会があれば積極的にお話したいと思っている。
それは、彼らにとっては、仕事の場所であり、演奏の延長線上にファンとの交流があると思っているからだ。

でも、彼らがプライベートで何かしている時には、なるべくはなしかけないようにしている。彼らは芸能人ではないので、普通に電車に乗ったりしているときに、話しかけられたら迷惑だろうと思うから。

しかし、今日の楽器屋さんでの接近遭遇は、びみょ～なところだ。

というのも、IWAOさんの仕事の場ではないが、楽器をチェックしているというのは、彼の仕事の準備をしている場ということだ。

話しかけてもいいし、話しかけないほうがいいかもしれない。
で、結局、話しかけなかった。というのも、コアロハの５弦ウクレレの弦高やびびり、や、巻き弦が響きすぎることなどをチェックしているようだったが、そういう真剣な時に、ヘンなファンに声をかけられても、返事のしようがないと思うからだ。

コアロハは、最近、テナー（普通の４弦）を出して、Herb Ohta Jr.にエンドースメント契約をして、使ってもらっているし、ジュニアのお父さんのOhta-sanがかなりアドバイザーとして、コアロハのテナーを作成しているようだが、きっとIWAOさんも、最近、コアルハからエンドースメント契約を持ちかけられたのだろう。

あたらしく入手したコアロハの５弦テナーをレコーデエィングやライブで使えるように、微妙に調整しているらしい。

そこで、ぼくは、ぽかんと彼を見ていたのではなく、自分のコーラウのコンサート・ウクレレの弦を張り替えて、弾きやすさをチェックし始めた。

このコーラウのコンサート・ウクレレは、ハワイの工房に何度もインターネットで、やりとししながらカスタム・メイドしたもので、今のところ、ぼくの持っている一番高いウクレレだ。

IWAOさんが、アンプにつないだコアロハの５弦テナーを弾いている横で、ぼくも、椅子に腰掛けて、コーラウの４弦コンサートを弾き始めた。

なるだけ沢山の、暗譜している曲を弾きまくった。
われながら、ばかだなあ、と思いながら。
ウクレレの弦は、張り替えた直後は、すぐ音程が狂うので、弾いている先から、チューニングしなおし、また別の曲を弾いている。

IWAOさんは、どう思っただろうか。
アマチュアがへたなウクレレ弾いてうるさいなぁ、と思ったか？
それとも、ありゃ、こいつなかなか弾けるじゃん、と思ったか？
まあ、そんあこと思うわけないんだけれども。
彼も、ウクレレ教室をやっているはずだし（今は忙しくてあんまり教えていないのかな？）、そこの生徒で、なかなか上手いアマチュア・プレイヤーが何人かいることはぼくも知っているので。

しかし、奇妙な風景だったに違いない。

IWAOさんが、真剣に、プロとしての商売道具の調整のチェックをしている横で、まるでおばかさんみたいに、ぼくも一生懸命、まけずにウクレレを弾いている。

IWAOさんは、「リペアのひとにどういう調整をしたか聞いといて下さい」、と楽器屋のオヤジさんに行っている。「何かの時に知っておきたいので。」どあそうだ。

そして、ならんでいるウクレレのＣＤやＤＶＤを見ながら、「ぼくのＤＶＤも入れておいてね」と、商売も忘れていない（笑）

IWAOさんが帰った後、ぼくは楽器屋のおやじさんと話をして、あのコアロハ、例の奴ですよね。なんて会話した。

ここから、さらに極秘情報。

あたらないかもしれないので、その時は、ご勘弁を！

３月２６日（土）に、よみうりホールで、Ukulele Super Jam 2005というイベントがあって、Herb Ohta Jr. James Hill, ラウラなどが出演するのだが、
どうも顔を出しにIWAOさんも行くらしい。

Herb Ohta Jr.がコアロハとエンドースメント契約をしているので、その関係でいくのかもしれない。
顔を出したからには、１曲飛び入りで弾いてよ、なんてことになるかもしれないので、一応、ウクレレを持っていくそうだ。

そう、たった今、調整していたコアロハの５弦ウクレレを持って。

IWAOさんのファンのかた、もしかしたら、土曜日のUkulele Super Jam 2005、IWAOさんの飛び入り演奏が見られるかもよ。

でも、これはあくまで、非公式かつ未確認情報なので、外れても怒らないでね。