カテゴリ:音楽:CD
自分が元気なときは、ウェザーリポートやU2などハードな音楽を聴きたくなるし、聴いていてますます元気になるが、自分が心底疲れてしまった時には、やっぱり静かな音楽、ハワイ音楽や、ハワイ音楽でもとりわけ心に優しい音楽を聴きたくなる。 元気なときには、ちょっと物足りない、とおもっちゃうような音楽でも。 ぼくは、このブログでは、今まで極力ネガティブなことは書かないようにしてきた。 (一回だけ、飛行機の中で倒れた話を書いたけれども) というのは、ひとはそれぞれ、いろいろ大変な事情を抱えており みんな、それをなんとかやりくりしたり、折り合いをつけて生きていると思うから。 それぞれの背負ったものは、他人からはなんでもない事と思うかもしれない。 しかし、背負っている個々人にとっては、それぞれが、その問題が一番重要なわけで、 その本当の大変さは、本人にしかわからないと思うからだ。 Aさんにとって、大変なことは、他人の目から見たらたいしたことじゃないかもしっれない。 でも、Aさんにとっては、それは場合によっては生きるか死ぬかくらいに深刻なことかもしれない。 例えば、介護であったり育児であったり、本人の病気であったり。仕事であったり。人間関係であったり。今でこそマスコミで取り上げられているけれども、いじめやドメスティック・バイオレンスであったり。ひとになかなか言えない、打ち明けられない状況の中で、きっとみんな、それぞれの事情を背負いながら生きているんだと思う。 だから、ぼくはなるべくネガティブなことは書かないで来た。 でも、やっぱり自分にもキャパシティというものがあったのだ。 気をはってやっていたが、ついにダウンしてしまった。 原因は過労と心労。 個人のことなので、詳しくは書かないけれども 過労の原因は仕事の量 心労の原因は家族の病気 で、今は無性にハワイ・ヒーリング・ミュージックが聴きたくて聴いている。 Nick Castillo & Ozzie Kotaniというアーティストの Hawai'i National Park Seriesの『The Sounds of Hawai'ian Hana Hou』というCD ハワイの鳥の鳴き声や海岸に打ち寄せる静かな波の音。 そこに、スラック・キー・ギターの音。 優しい女性のボーカル。 元気なときには、ただ聞き流しているだけのサウンドだけれども、 今は、鳥の鳴き声、波の音。その一音一音が心にしみわたっって来る。 スラックキー・ギターのゆったりとしたリズムと音色。 ハワイのカイルアの民宿に泊まって、毎朝、日の出前に海岸に行ってみた朝焼けの景色。 あの、この世のものとは思えないほど美しい景色を思い出す。 ハワイに行ったことがない人でも、 自分の知っている鳥の鳴き声や海岸を思い出しながら聴けばいいと思う。 心が弱った今は、じっとその一音一音をじっくりと味わいながら、 優しい自然に取り囲まれた自分を想像しながら、 そっと自分を癒している。 オススメです、というのは変な話だけれども、 もしも、みんのなかでもそういう状況があるひとがいたら、聴いてみてください。 きっと疲れた心がふわっと少しはほぐれると思うから。 そんな時には、少し自分を甘やかしてもいいんじゃないかと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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