テーマ:海外生活(7779)
ニューヨークに住んでいると有名人と知り合いになるかとよく聞かれる。 同じ街に住んでいるとは言え、そのようなお方達とは世界がまったく違うので、 道を歩いていたら松井選手が「やぁ!」と話しかけてくるとか ジュリア・ロバーツがお隣さんで、ゴミを捨てに出るとついでに立ち話をするだとか そんなことは、私に限って決してありえない。 しかし、本当に色々なバックグランドの人々が集まっている街なので 日本で普通に生活をしていたら決して出会えないような人々に出会い 奇妙な話を聞いたりすることは、ちょくちょく、ある。 ある年、パーティに出席したら、たまたま話をした女性のご主人がプロのハンターだった。 かなり年配の方だったのだが、ワシントン条約で禁止になる前には 毎年のようにアフリカに行って野生動物を撃ちまくっていたのだという。 自慢げに見せてくれたアルバムにはお宅の写真もあった。 壁などにかける剥製の動物の首のことを英語で 『トロフィ(trophy)』(戦利品の意)というのだが 写真ではライオンやらチータやらインパラやら数え切れない程のトロフィが 壁に所狭しと並び、シマウマやヒョウの皮が ソファというソファに無数にかかっていた。 今はベーグル関連という平和な仕事を生業とする彼の映画のような冒険話に、 私は、ただただあっけに取られ「はぁ、はぁ」と頷き 目を点にして、写真を見つめるしかなかった。 ちなみに、私は野生動物保護派で、家にも野生動物が歩き回っているが 実はアフリカにも鼻の長い隠し子がいる。 ハンターに親を殺された象やサイの子供を育て、 自然に帰すという努力を行っている団体があるのだ。 そんな私のトロフィは… (マエオキナガイゾ) 過去の消化栓は… こちら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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