テーマ:ё・ぼ・や・き・ё(1794)
カテゴリ:いきもの(creatures)
これまでのお話 その1 その2 その3 相変わらずのほほんとした日記を書きながらも 毎晩毎晩、ヨン様軍団との激しい攻防が繰り返されていた今日この頃。 土曜日にやっと、害獣駆除の業者さんがやってきた。 業者さんは庭に出ると、すぐにあちこち歩き回り 庭から路地へ続く階段の上で私に手招きをした。 階段と路地は、鋼鉄の扉と目隠しをしたフェンスで遮られているが フェンスの隙間から路地を覗くと… 道の向かい側に… ヨン様のお家が見えた。 寿司屋の裏側である。 そうなのだ。ヨン様は大変なグルメなのであった。 「最初にネズミに気付いたのはいつ?」 ブログを書いていると便利なこともあるものだ。 最初の日記を書いたのは6月23日。 それからちまちまと忌避作戦を展開していたのだが 数が一気に増えたのに気付いたのが約1ヶ月後である。 「やっぱりね。6月中旬から近所で工事が始まったでしょう。 それから7月18日だったかにスチームの大爆発があったね。」 ニューヨークの地下は穴だらけだ。 地下鉄に、スチーム、電気や電話の配管、下水道。 冬でも暖かいそれらの穴と豊富な食料 そして、人間が天敵を駆逐してしまったおかげで 実に、人間1人に対して9匹という恐ろしい数のネズミが ニューヨークに住んでいるのだそうだ。 工事や事故があると、ネズミ達は大移動をし 近隣の地域は、一気にネズミで溢れることになる。 つまり、ヨン様軍団は避難民だったらしい。 我が家の庭は避難先のオアシスだったのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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