テーマ:日々自然観察(9898)
カテゴリ:がーでん(grrl of soil)
今回2年ぶりに、コロラドを訪ねて ひとつだけ、本当に心配だったことがあった。 皆さんは覚えていらっしゃるだろうか。 2年前に、コロラドの山を訪ねた時 山には異変が起きていた。 コロラドからカナダまで 恐ろしい範囲の地域に 松くい虫の大被害が出ていたのである。 (詳しいことは、この日記(←クリック)を参照) この2年の間に、山がどうなってしまったのか デンバーから、山方面へ向かう車内で 私は、本当にそれだけが心配だった。 やがて視界に入ってきた山並みは… 2011 Tabitha All rights reserved. 2年前と比べて、落ち着いた色をしていた。 あの、燃えるような赤い色の木が ずいぶん減っていたのである。 松くい虫にやられた松は 断末魔の叫びのように、赤い色に染まり それからやがて、灰色になっていく。 灰色の木の数が断然多いということは それらの木々が死んでしまってから ずいぶん、長い時間がたっていることを意味する。 この地域以外の被害状況を知らないし 灰色の木々の間に見える緑の木は 生き残った松であることもあるし、 違う種類の木々であることもあるので 今現在、被害がどんな状況であるのかなんて 専門家でも何でもない私が、遠くから眺めるくらいでは 推測はできない。 けれども、 少なくともその地域では 新しくダメージを受けている木は少ないようで 一番ひどいピークは去った。 そう感じた。 ハイキングにでかけた森の中で、 私はうれしくて 灰色の木に囲まれながらも 生き残って、元気にしている松達の枝と 握手をして回った。 そして 灰色のガイコツのような松の根元には… 2011 Tabitha All rights reserved. 松の赤ちゃん達が、次々と生えてきていた。 森は生きている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[がーでん(grrl of soil)] カテゴリの最新記事
|
|