Bar UK 写真日記(45)/5月8日(日)
昨日に続きBar UK写真日記です(By うらんかんろ)。 マスターは4月から、毎月一つずつ、古い時代のクラシック・カクテルを紹介し、メニューに加えていっています。5月は、メアリー・ピックフォード(Mary Pickford)です。レシピはラム・ベースで、パイナップル・ジュース、マラスキーノ、レモンジュース、グレナディン・シロップ。トロピカルな雰囲気も漂う、爽やかな味わいです。ある程度数がまとまってくれば、「クラシック・カクテルだけに絞ったメニュー・ブックもつくりたい」とのこと。今後も楽しみですね。 マスターは、コアントローのカクテルメニュー・コンペに応募しました。バーUKは、ウイスキーがメインのバーなので、「カクテルバーのバーテンダーの皆さんと競い合うつもりは全然なくて、まぁメーカーさんとのお付き合いです」と言っていますが、そうは言いながらも、密かにコアントローを使った新しいカクテルも考えているとか。どんな作品が生まれるでしょうか? お客様のリクエストに応えて、スコッチの新しいシングルモルトが1本仲間入りしました。スペイサイド・モルトのバルヴェニー(Balvenie)です。これでスコットランドの稼働蒸留所のオフィシャルボトルは46種類となりましたが、「全稼働蒸留所の数(約120)からすれば、3分の1程度。まだまだですよ」とはマスターの弁。 きょうは営業前に、映画のお勉強です。今年のアカデミー賞の作品賞を受けた「スポットライト」です。記者の正義感が胸に響く、とても見応えのある映画だったそうです。権力を監視し、不正があれば告発するというジャーナリズム本来の役割を改めて再認識した時間とのことで、「日本の報道機関も、今こそしっかりしてほしいね。大本営発表のような政府広報だけを流す御用機関なら要らないよ」とマスター。元ジャーナリストの血が騒いだそうです。 バラ栽培とともに、マスターが大切にしているのがブドウの一株。なんと、あのカベルネソーヴィニョンなのだとか。5年目の今年、初めて花が咲いて、実がなりそうな雰囲気ということで、マスターの期待もふくらみますね。 マスターの大好きなシングルモルト、グレンドロナック(Glendronach)に新しい仲間が。シェリー樽がメインのドロナック蒸留所にしては、極めて珍しい(ひょっとして初めての?)ヴァージンオーク樽熟成の、日本向け限定の12年熟成ものです。ボディもしっかりした、とても素晴らしい味わいとのこと。ぜひ皆さんもお試しを! きょうのマスターは、営業終了後にご近所で仲良くしているスペイン・バル「Q」へ。店内では、マスターが大好きな串カツのイベントを開催中だったので、ついつい食べ過ぎてしまったそうです。 黄金連休の休日。マスターは高校の先輩でもある森村泰昌氏の展覧会へ(@国立国際美術館)。斬新で、ユニークで、多彩な発想。まさに現代美術家のなかでも、異才中の異才と言っていい方でしょう。6月19日まで開催中ですので、まだご覧になってない方はぜひ! 休日の話題をもう一つ。マスターはこの日、阪神タイガースを応援に甲子園球場へ。しかし、残念ながらヤクルトに完敗。「でも、美味しい弁当を肴に、旨いビールをいっぱい飲めたので、まぁ満足だよ」と悔しさも少しにじませたコメントでした。【Bar UK】 大阪市北区曽根崎新地1-5-20 大川ビルB1F 電話06-6342-0035 営業時間 → 平日=午後4時~10時半(金曜のみ11時まで)、土曜=午後2時~8時半、定休日=日曜・祝日、別途土曜に月2回、水曜に月1回不定休(月によっては変更されることも有り)。店内の基本キャパは、カウンター7席、テーブルが一つ(4~5席)。オープン~午後7時まではノーチャージ、午後7時以降はサービス料300円こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】