テーマ:海外生活(7781)
カテゴリ:我が社のないしょ話
先週金曜の朝、おっと秘書のわたしは、おっとの所用を終えてからの出勤だったので昼休みもなく、ぶっ続けで働くはめになった。我が社は「なんちゃってフレックス」なので、とにかく1日8時間働けばいいのだ。
で、昼休みになり、みんなが外に食事に出たのを見計らってカバンの中から持参のパニーノを取り出す。 あ、水を取ってこなきゃ。 立ち上がって入り口近くの休憩室に向かうと入り口の外が騒がしい。 出てみると秘書のおばさんと、ドイツ人のミリアム、いったいいつ来たのか、あの変態だんなが立っていた。 みればミリアムが泣いている。 (彼女のことを知りたい方は過去の日記 http://plaza.rakuten.co.jp/piccolaitalia/diary/200411080000/ を読んでね。) 「ど、どうしたの?」 変態だんな「今日はこの近くをたまたま通ったから一緒に昼食をとろうと思ってきたんだけど、ミリアムの具合がおかしいんだ。」 秘書のおばさん「下腹部が痛くて歩けないんですって。もしかしたら流産の危険性があるかも。。。」 わたし「え!そりゃ大変だ。早くお医者さんに連れて行かないと!!」 変態だんな「もう、知り合いの私立の産婦人科医に電話したんだよ。そしたら予約は12月22日だって。」 わたし / 秘書のおばさん「何、悠長なこと言ってるの!こんなときはすぐ救急車でしょ!!」 変態だんな「わ、わかった。じゃあ、クルマで救急病院に連れて行くよ。」 そして変態だんなはミリアムの抱えて、わたしたちはミリアムのコートとバックを持って駐車場に降り、クルマに乗せた。 そして2人を見送ってから秘書のおばさんと「大事にならなきゃいいけどねえ。。。」とため息をついた。 1時間後、外に食事に出た同僚たちがゾロゾロと帰ってきた。 わたしはこのことをさっそく皆に話す。 話し終わったと同時ぐらいにミリアムから電話があった。ラケーレが取った。 弱々しい声で「救急病院に行ってきたわ。すぐに内診してもらってお医者さんの話も聞いた。5日間の休養が必要ですって。」 ラケーレ「まあ、大変。それって入院?」 ミリアム「ううん、今はもう家に帰ってきてベッドの上よ。ヘタして大変なことになりたくないから来週は休みたいの。」 ラケ-レ「そうなの?くれぐれもお大事に。」 この時点までみんなびっくりして心配すると思っていた。 が、 ラケーレ「彼ら、やるわねえ。なかなかの芝居よ。」 わたし「え?」 アンナ「わからない?再来週は連休続きでしょ?つまり来週1週間休みを取ったらそれにちょっと有給付け足すだけで2週間も休めるじゃない!」 わたし「え~?でもあんだけ泣いて具合悪そうだったのに。」 アンナ「何言ってんのよ、今朝なんかピンピンして昼休みちょっと前まで普通にしてたんだから!」 ラケーレ「そうよ、それになんで都合よく、今日に限って変態だんなが会社までミリアムを迎えに来るのよ!?」 わたし「う。。。。?」 そういえばたった1時間以内で、病院まで行って、診察して、内診して、郊外にある家までたどり。。。着けないよな、絶対。 。。。。。。またしてもミリアムにやられてしまった? **************************** 前回の日記ではみなさま、いろいろとアドバイスをありがとうございました! シャロンローズさんのアイデアからヒントを得て、教えてもらったあのアグリトゥーリズモ(ちょっとお高いけど、ぴっぴぃさんのお墨付きだし)か、これからヒントに探したボローニャからちょっと南に下ったところのエステコースのアグリトゥーリズモ(予算にぴったり)の間で決めかねている時点です。 いや。。。しかし。。。。 エステコースなんて冗談でおっとにプレゼンしたのに、大喜びで乗ってきた! こういうことって好きな男もいることは知っていたけど(日本のエステのCMをキムタクがやってたのをみたことあるし。)、 やっぱりおっともそうだったか。。。。 でも、ひとにバカンス計画を考えさせておきながら、昨日はローマに滞在しているわたしの日本人友達(女)からの電話を受けたときには「クリスマスから年末にかけてうちに泊まりにおいでよ!」とデレデレと誘っていた。 そのあと、ジェノバに住むいとこたちに電話をかけて「クリスマスから年末にかけて、そっちに泊まりに行くから!」と言ってるし、 どうしたらこの全部のことを(しかも予算内で)出来ると思ってるわけ、おっとよ!!?? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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