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studio PINE SQUARE

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RC200t

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Comments

RC200t@ Re[1]:セナのいた季節(1989-1994)(05/21) 元H@さんへ >やっぱりあの時代の象徴な…
元H@@ Re:セナのいた季節(1989-1994)(05/21) あの頃のF1はセナを軸に面白いレースが数…
元H@@ Re:ミスター・フォゲッタブル(プロスト JS45 無限ホンダ)(04/08) お久しぶりです。 このクルマ、私も購入し…
2010.12.04
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カテゴリ:F1
​​ ​歴史は繰り返すっつーのか、過去から何も学んでねーのなっつーのか。
何があったか出来映えレベルが今までよりも段違いで、まぁまぁ買ってもいーかなレベルにようやく
達したかなと思えたマテルのフェラーリ642だが、ミニカーの出来とは裏腹に、実車の実力は
お世辞にも駿馬とは言い難く、つーかはっきり言って駄馬だった。
その辺は前にもネタにしたわけだが、そのオリジンたるマシン群もまたマテルからリリース。

312t4
マテル1/43 フェラーリ312T4 “南アフリカGP”
#12 ジル・ビルヌーヴ

 チーム・ロータスによるグランドエフェクト時代の幕開けから3年。
他人のアイデアをかっぱらい、さも自分が祖といったふうに装い、さらにそこに独自の解釈を加えて
始祖を上回る新技術に昇華する才能に長けた連中(つか、それこそがF1チームの本質)が闊歩する
F1サーカスゆえに、グランドエフェクトに始祖たるチーム・ロータスも急速にその魔力をなくして
凋落の道を歩み始めた1979年。
 ロータスに追いつけ追い越せの一斉スタートラインに立ったグランドエフェクト後発チームの中で
フォードDFVじゃないエンジンがあったフェラーリは、ロータスの見よう見まねで外見こそ
真似したもののまだ本質が見えてなかった他チーム(フェラーリだってその枠内だが)を出し抜いて
ジョディ・シェクターとジル・ビルヌーヴそれぞれ3勝しシーズンを圧勝。
シェクターのドライバータイトルとコンストラクタータイトルの2冠を達成。
 312T4のその外見からは予想しがたい強さは、他チーム同様のそこそこのグランドエフェクト
シャシーに他チームにない強力エンジンの組み合わせが効を奏しに他ならない。
さらに更なるマージン確保のため空力を突き詰めて失敗したトップコンテンダーの失速が相まって、タイトル獲るならここしかない絶妙のタイミングだったわけだ。
でなければ、本来シャシー下面のベンチュリ効果に不利となるはずの幅広F12エンジンを擁する
312T4が勝ち抜けるはずがない、ということをチームの誰もが見誤ったのだな。
翌年もT4系シャシープラスF12エンジンのレイアウトを踏襲してしまうのだが、チャンピオン
マシンを放棄して心機一転ニューマシンを投入する必要性を感じないのは不思議ではない。
既存マシンを熟成し継続開発していく手法は別に奇異なハナシではないし現代でもセオリーだ。
問題はその方法論。
有限要素法などの解析技術も確立されていない時代にも関わらず、机上計算の「~だろう」理論で
実車確認もないままマシン全体にモディファイを施していった。
しかもマヌケなことにその肝心の計算が合っておらずに、せっかくのチャンピオンマシンを
ビルヌーヴ曰く「クズ鉄」の塊にしてしまったわけだ。
多分イタリアには「勝って兜の緒を締めよ」ってコトバはないんじゃろな(笑)
312t5
マテル1/43 フェラーリ312T5 “アルゼンチンGP”
#2 ジル・ビルヌーヴ

 その「クズ鉄」マシンは、見てのとおりチャンピオンマシンT4の面影を多く残す、
T4が素晴らしくよく走るマシンなら、これだってそうだろうと思わせるほどクリソツだが
端々に施したモディファイがことごとく失敗し、まったくダウンフォースがない駄馬だった。
なにせチャンピオンを予選落ち(カナダGP)させるほどの壊滅的な遅さである。
本来、結果は別としてチームが心血注いだマシンを「クズ鉄」呼ばわりするなど、即刻クビでも
おかしくはない。
コマンダトーレ・エンツォが去った時代に「トラック」呼ばわりしプロストが即クビなのに、
「トラック」ならまだクルマの端くれだが「クズ鉄」なんてそれ以上の侮蔑だろうに、それでも
クビにならんかったところからするとチームも納得の駄馬さ加減だったんだろう(笑)
しかし、そんな「クズ鉄」も役に立つ。
開幕アルゼンチンGP、駄馬に鞭打つビルヌーヴは、予選8位から死に物狂いの走りで2位まで
登りつめて望外のポイント獲得もあわやというストレートエンドであろうことかサスがぶっ壊れ
ドンガラガッシャン。
マシンは部品をまき散らしながら二転三転する大クラッシュだが、ビルヌーブは奇跡的に無傷。
「312T5はマシンと呼べるほどの性能を持っていない、ただのクズ鉄さ。
だけどクズ鉄なだけに頑丈でドライバーを守ってくれるんだね。おかげで僕は無傷なんだから」笑
ところがビルヌーヴの評価はこの駄馬によって高まっていくことになるから、皮肉なもんである。
 そんな駄馬を商品化したマテルは凄いんだか何も考えてないんだか、ようわからん。
まあ、どっこも手を出してない最後のメジャータイトルにつられたってだけのハナシかも知らんが
その初登場商品は、惜しいかな上下に分厚く、つかコックピットハイトがかなり高め。
T4がいい感じの高さなのになして?って感じ。
そんなとこも賢兄愚弟かよ!ってか(笑)





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Last updated  2021.07.30 02:21:57
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