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テーマ:ミニカー大好き(3244)
カテゴリ:F1
今年のF1日本GPは、何が何でも優勝!なガキの走りじゃなくて、戴冠に必要な最小限を考えたオトナの走りで3位表彰台(それだって、やれっつっても早々出来るもんじゃないが)に滑り込んで、セバスチャン・ベッテルの連覇で幕を閉じたが、その11ヶ月前(って考えると、ほんっと一年過ぎるのは早いよな)黄昏のアブダビでフェラーリ=アロンソの野望を打ち砕いたマシン。
とっくの昔に手にしてたんだが、出すタイミングを逸してて今更ながらの登場、ではある。 ミニチャンプス1/43 ルノーR30 #12 ヴィタリー・ペトロフ 2009年のクラッシュゲート発覚でメインスポンサーであるINGが撤退し、ワークスであるにも拘らず財政苦境に陥ったルノーチームの救世主はロシアン・マネーを後ろ盾のルーキー、ヴィタリー・ペトロフ。 フェラーリに去ったエースの穴は、BMW撤退で浮き草状態だったロバート・クビサを獲得して、戦力的には若干弱めだがほぼ同等のものが得られる見込みがたったから、セカンドドライバーには大した実力もなくとも(むしろダメドライバーのほうが、クビサに一極集中できるから)カネさえもってくれば何でもよかったわけで、ペトロフは(いにしえのペドロ・ディニスのように)そのような色眼鏡で見られてたと思う。 ところがぎっちょん、試合慣れしてくると第4戦で最強マシンを擁するマーク・ウェバーや(腐っても鯛)のミハエル・シューマッハをぶっちぎって初ポイント、第7戦で初ファステストラップを記録して、その評価もペドロ・ディニス同様、自身の実力で以って覆していくなかなかのクワセ者だったり。 そして迎えた最終戦で、スタート直後のセーフティカーラン中にタイヤ交換をすませ、先行するドライバーがタイヤ交換するたびに順位を上げていき、ピット作業を終えて真後ろにつけたアロンソを延々と押さえ続けて、アロンソ戴冠を阻止する大金星(ってほどじゃあないが、2010シーズンのハイライトのひとつではあるだろ) 惜しむらくは、ワークスがサテライトのチャンピオン獲得を助けるってシチュエーションそのものがルノーにとっては屈辱的なハナシだったわけで、これが逆だったら(ペトロフがレッドブルに乗ってルノーのチャンピオンを助けたら)殊勲の意味合いも扱いももっと違ってきたろうにね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.07.30 01:16:01
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