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テーマ:ミニカー大好き(3244)
カテゴリ:F1
井の中の蛙大海を知らず:見識が狭く自分の範囲内でしか物事を考えられないこと。
二番煎じ:一度煎じた茶などを再び煎じることから、同じことが行われ新鮮味のないこと。 ミニカーサーチを日課にするくせに「分冊百科のミニカーはハコ車はともかく80年代以降のF1なんざリアルさに欠けて買う価値なし」との先入観でレアマシンを延々と見逃していたことはローラ・フェラーリの回で書いたが、一度あることは二度あるのたとえ通りの二番煎じである。 エディションズアトラス(多分)1/43 レッドブル RB4 ルノー 2008年ブラジルGP DNF #9 デビッド・クルサード 2008年のブラジルGPはこの年の最終戦で、レース終盤の雨によってフェラーリ駆るフェリペ・マッサが40秒間だけワールドチャンピオンだったドラマチックな展開として記憶されているレースだ。そしてすでに引退を表明していたデビクルは全チームの承諾を得てスペシャルカラーで臨んだ。 チームメイトのマーク・ウェバーは通常カラー。2台まとめてカラー変更する方が楽(というか申請の必要なし)なのに1台だけを変えたところに、それは引退ドライバーへのリスペクトなのか窓際に追いやられた哀愁なのか判断に困るところだ。BARホンダの例を出すまでもなく、同一チームで別カラーは基本NG。意義のある変更で全チームの賛同が得られればというまずまずハードルの高い行為。まぁマシン上の「ウィングス・フォー・ライフ財団」は営利団体じゃなく脊髄損傷治療法研究財団だから、これを蹴っ飛ばすということはいかな金儲け優先のFOM(当時)でも道義上なかなか出来なかろう。 ご覧のように(↑)みんなが賛同して無事エントリー終了(笑) しかしね、そもそも「ウィングス・オブ・ライフ財団」はレッドブル肝いりの財団なんだから、知名度アップするなら単純に2台とも白牛にすれば良かったのだ。実際デビクルの白牛はスタート直後にニコ・ロズベルグに追突されてリタイア1号となってレース映像にまったく露出することなく終わり、同僚ウェバーが完走9位だったことを考えれば2台ともカラー変更するのがどう考えても正解だろうに。 でもそのおかげで0周リタイアであっても(というか0周リタイアであったからこそ)幻のスペシャルカラーということになり我々好事家の記憶に残るマシンになったのだろう。当時ミニチャンプスから(あるいは別注で)絶対出ると思っていたのに、それこそ0周リタイアが祟ったのか頑として出なかった。それから今日に至るまでいろいろなスペシャルカラーマシンが出る度に、ショップにデビクルの白牛でないのかねぇ?と言い続け、ちょっと前には記事にもした。 それが個人的に格下と見下していたデアゴスティーニから発売されるとは!しかも記事からたったの9ヵ月後に!限定何台ってわけじゃなく全世界で数知れないほど売りに出された。なのにそれにまったく気がつかない、まさに井の中の蛙。 さらにこれ、ローラ・フェラーリと同じく廉価F1の悪しき特徴であるフロントドライブシャフトがなくかなり出来がいい、とういうかこの値段だったらコスパ良好、全然オッケー。 だけれど「美は細部に宿る」をモットーとするから何かとケチをつけたがる(汗) 一番大事なシャークフィンの「ウィングス・フォー・ライフ」のロゴがちゃうのよね。ちゃうっつーのはちょっとニュアンスが違って解像度が悪いっつーか何つーか。 上:実車 下:ミニカー まぁここら辺が分冊百科よと言われればそれまでだし、そこまで分冊百科に求めるなよというのも尤もだ。けどそれでも一家言しちゃうのが「細かいところが気になる僕の悪い癖by杉下右京」 ~追記~ 頑として発売してないと思ってたミニチャン製ウィングス・フォー・ライフ、別注だか特注かわからんが存在するねえ。。。鈴鹿のほうで売ってた形跡がある。といっても諭吉4枚じゃあまず手は出さなかったな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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