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テーマ:ミニカー大好き(3256)
カテゴリ:F1
「ブラバム」っていう響きは、人に何か郷愁を想起させるんだろうか。大した戦績を残せなかったのに「ロム特注日本グランプリ仕様」「レースランド特注ドイツグランプリ仕様」そして今回の通常品と三回もモデル化に恵まれた。翌年の醜悪なカラーリング車を含めれば四度目の登場ということになる。まぁなかなかにヘンテコなデザインが、モデラー魂に火をつけただけなのかもしれないが。
スパーク1/43 ブラバム BT60Y ヤマハ 1991年サンマリノGP 8位 #7 マーティン・ブランドル 1991年と言えば、まだハイノーズ+吊り下げウイングは一般的ではなくマクラーレン、ウィリアムズ、フェラーリといったトップチームはローノーズ、ティレルとジョーダンがアンヘドラルといった具合でベネトンもまだローノーズ+吊り下げウイングだった。アンヘドラルが車体下面への空気の取り込みに有利な反面、フロントウイングの翼面積が減ってダウンフォースが不足するという問題に対して未だ適正解が見つけらない五里霧中の時代にセルジオ・リンランドが提示したのは、後のF92Aのような楕円ノーズに一本ステーで吊り下げられたウイングという個性的なデザインだった。復帰を果たしたワークスヤマハエンジンとのマッチングで飛躍を図ったが、信頼性に足をすくわれ前半はリタイアの山。後半になってようやく2回の入賞で3ポイントを獲得するに留まり、翌年のヤマハは新進気鋭のジョーダンと組むことになりブラバムとのジョイントはわずか1年で結果を残すこともなく解消された。こんなマシンが何故かモデル化に恵まれる不可思議。 発売3種のBT60Yを整理するとこうなる。 ロム特注日本GP:後期型サイドポンツーン+ノーマルリアウイング レースランド特注ドイツGP:後期型サイドポンツーン+高速リアウイング 通常品サンマリノGP:前期型サイドポンツーン+高速リアウイング 正直、3種いずれも購入機会は与えられたのだけれど、後期型サイドポンツーンはまんまBT60Bのデザインなんで(ホントかどうかは判らんが)ここはあえて前期型をチョイスというのは建前で、ぶっちゃけ販価の問題よ。購入時には後出しジャンケンみたいに価格が上がっちゃってんだけど、予約当初はまだ八千円台だったから特注品との彼我の差は二千円弱、これはデカいでしょ。最終的には千円台になっちゃから今考えれば日本GPでも良かったかなぁとは思うけどさ。ショップの人ともしみじみ高くなったよねえ~ミニチャンなんかついに二万台だよBBRと大差ねぇじゃん。昔はオニキスでも十分満足できてたのにあれこれ目が肥えちゃったからさ~コストアップもある意味しゃあないね、みたいな話したんだけど、であるならば。。。であるならばですよ(翡翠登場)笑 このフロントウイングを支える筈のテンションワイヤーのテンションのかかってなさ具合はなんだ? 生産着手がどっちがどうだかは知らんが、BT60Bの時はこれほどひどくはなかったぞ。 ほれ、このとおり。ちゃんとモノコックの内側からテンションワイヤーが貼られてるように見える。 もう一度言う。BT60Yのテンションワイヤーのテンションのかかってなさ具合はよ! こうして正面から見るともうどーしようもない。ワイヤー先端がボディから浮き上がって、まるでウイングから伸びた棒がモノコックに立てかけられてるだけにしか見えない。ここがある意味このマシンのキモなのにこれはないだろ。というわけで修正は自明。幸いにしてこのテンションワイヤー、ほんとにモノコックに乗っかってるだけなんで(笑)ボディが傷つくことなく簡単に外せる。でもって現物合わせしながらニッパーで短くしていって(1ミリは切ってない気がする)、再接着もやっぱりフロントウイング側だけ。乾くと透明になる木工用ボンドで固定すりゃ一丁上がり。 これで、ちったあ見られるようになったぜ!これでぐっずり眠れるわってなわけよ。ちょっと切っただけで全然印象が変わるから、これはオススメ工作よ。 やっぱりブラバムはシックでスタイリッシュな白紺が一番。こうなったらBT60Bの序盤戦仕様(もちろんドライバーはアマティで)を期待するしかない。 ブラバムお得意のネガポジ反転カラーリング、渋い! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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