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テーマ:国を憂いて(3492)
カテゴリ:憂国の嘆き
2018.2.10 05:04更新
【産経抄】 2月10日 「台湾加油(頑張れ)」。安倍晋三首相は8日、自身のフェイスブックに、毛筆でこう記す姿を投稿した。台湾東部の花蓮市で6日発生したマグニチュード6・4の地震を受けてのメッセージである。また、蔡英文総統宛てのお見舞いには「古くからの友人である台湾」としたため、全力支援を表明した。 ▼これに対し、蔡氏も早速、8日のツイッターに日本語で「まさかの時の友は真の友」と書き込んだ。もちろん被災者にとってはそれどころではないだろうし、国家間に永続する友情はないというものの、日台の絆が強まっていることに心温まる。 ▼東日本大震災の際の台湾の人々による支援を、日本人は忘れていない。地震発生時に台湾に滞在中だった俳優の阿部寛さんは8日、台北市で開かれた電気製品発表会で1千万円を寄付すると発表した。台湾各地から、たくさんの感謝の声が寄せられているという。 ▼ところが、中国はこうした日台の親密さが気にくわないようである。蔡政権が中国の救援申し入れは断りながら、高性能の生命探査装置を持つ日本の警察庁や消防庁などの専門家チームは受け入れたことに、中国紙がかみついている。 ▼「日本の皆様、今年は実のある素晴らしい一年となりますよう、心よりお祈り致します」。蔡氏が昨年1月、日本語でツイッターにこんな新年のあいさつを投稿した際も、中国からの批判のコメントが相次いだ。台湾が絡むと、中国の大国らしからぬ狭量さが目立つ。 ▼もっとも隣国同士は常に何かしらの問題を抱え、おおむね仲が悪いものだと相場が決まっている。中国も安倍首相が訪問中の韓国もロシアも、日本にとって厄介な国ばかりである。せめて台湾との友情は、あたう限り大切にしたい。 2018.2.12 05:02更新 【主張】 台湾東部地震 今度は日本が支える番だ 台湾加油(頑張れ)。東部を襲った6日深夜(日本時間7日未明)の地震で、花蓮市の12階建て集合住宅兼ホテル「雲門翠堤大楼」など4棟が倒壊状態となり、多くの死傷者が出た。 日本政府は警察庁、消防庁などからの専門家チーム7人を被災現場に派遣し、人命救助活動を支援している。 地震発生直後に100人を超えていた安否不明者の多くは無事が確認された。しかし、現地は強い余震が続き、被災者は不安を募らせている。 被災者の医療、生活支援、仮設住宅の建設など、今後は時間の経過とともに必要とされる人員、物資は多様化していく。被災者の立場に立った効果的な支援で台湾の人たちの力になりたい。 東日本大震災では、台湾からの温かい支援が被災者の心の支えになった。今回の台湾東部地震では「今度は私たちが台湾の人たちを支える番だ」といった東北からの呼びかけがインターネットなどで広がった。安倍晋三首相も蔡英文総統へのお見舞いメッセージで同じ趣旨の支援の意思を伝えた。 台湾と日本列島は一連の地震多発帯に位置する。1999年の集集地震(台湾大地震)の犠牲者は約2400人にのぼり、2年前の台湾南部地震も死者が100人を超える大災害となった。 今回の地震で被害が大きかった4棟は、6~12階建てビルの低層階が押しつぶされ、全体が倒壊したり大きく傾いたりした。2年前の熊本地震でも同じように低層階が押しつぶされたマンションがあった。 また、4棟はいずれも活断層の直近に建つビルだった。日本にも上町断層がある大阪市をはじめ市街地の直下を活断層が走っている都市がある。 災害時の相互支援とともに、地震学や土木、建築の専門家レベルでも日台が緊密に連携、協力することも重要だ。地震による揺れや建物への影響、倒壊の原因などを詳しく分析し、耐震化や都市防災の取り組みに生かしたい。 今回の地震で台湾が海外の支援を受け入れたのは日本だけだ。中国が申し出た支援は「人員、物資は足りている」と辞退した。 大切なのは信頼関係である。政府レベルでも市民同士でも、支え合い、互いに向上していける日本と台湾の関係を大事にしたい。 以上二本産経ニュースより引用 まだ、日本赤十字社のHPには、この地震に対する義援金の募集の項目が掲載されていない。 掲載されれば、皆様方にお知らせするとともに、義援金のお願いをさせていただきたい。 文責 上田 和哉 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.02.12 16:02:45
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