セイシュンノカガヤキ
BigC2階のタイマッサージは1時間190バーツで中々よろしいと聞き、早速行ってみた。場所はヤマハミュージックスクールのとなり。ははぁ、すすめてくれたMちゃんは息子のレッスン中に受けてるのだな。ところで、この日同じ2階のファンクションスペースではYAMAHA MUSIC Teen Chalenge2007というコンテストが行われていた。フットマッサージを受けながらなので、音しか聞こえないが、なかには「どーしても顔を見てみたい」というナイスなボーカルや、四人囃子の『空飛ぶ円盤に弟が乗ったよ』を思わせるプログレな曲があったりして、「やるじゃん」って感じなのであった。昔、同じYAMAHA主催のコンテストで、LMC(Light Music Contest)ってのがあった。ワシはその日会場である中野サンプラザにいた。そこで出会ったのが「幼稚マン Co., Limited」。コミックバンドみたいな名前だけど、ルックスも演奏も楽曲もすっごくカッコよくて、グランプリ間違いなしとワシは思った。LMCはいくつかのブロックのグランプリバンドだけが参加できるコンテストで、幼稚マンは関東甲信越大会であるEast Westの覇者であった。すべてのバンドの演奏が終わり、エントリーバンドのメンバーは客席に散らばって結果を待つ。賞を取ったらステージへ駆け上がっていくのである。ワシが座っていた席の左1メートルのところにヤツはいた。幼稚マンコーポレーションのG&Vo。グランプリは最後の最後に呼ばれるわけだが、幼稚マンはその一つ前、優秀賞で呼ばれてしまった。その瞬間、ヤツはフッと短いため息をつき、そらからステージを見上げげるとダッと駆け出していった。あの時の葛城クンの横顔を昨日のことのように思い出す。幼稚マンはその後ワシの憧れの“ダディ竹千代と東京おとぼけキャッツ”の事務所に入り、ポリスターレコードからデビューし、ワシの友だちが宣伝担当になった。それがきっかけでダディのお世話になったり、幼稚マンあらためT.Vのファンクラブをちょこっと手伝ったり、ワシの青春の思い出の一つになった。タイの音楽、特に歌謡曲や演歌にあたるものは半音上がるのが特徴的で、ワシにはなんだかすわりが悪い。でもロックは世界共通だ。歌詞の意味がわからないけれど、スピリットは伝わってくる。この日のコンテストはフットマッサージの快感とともにワシのセイシュンの日々を呼び起こしてくれたのであった。なんと、T.Vの楽曲が着歌になっていた。http://interdeco.co.jp/music/music_v2.asp?WK=GID&AID=A-000275&SWID=W-002083