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2024年01月01日
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カテゴリ:ニュース







被災された「自閉症・発達障害の人」を案じる
~児童精神科医・佐々木正美さんのメッセージから普遍的に学ぶこと




​時を超えて寄り添うメッセージ​



児童精神科医として半世紀以上、子どもの育ちを見続け、
お母さんたちの悩みに寄り添ってきた佐々木正美先生。

逝去から6年経った今も、
先生の残された子育てのについての著作や言葉は
私たちの支えとなっています。

2011年の東日本大震災に際して寄せられた
佐々木先生のメッセージを、
この度の能登半島大地震により被災され、
不安な生活が続いていらっしゃる方々に
エールをお送りする意味で再びお伝えします。




​佐々木正美さんが新聞に投稿した被災者の方々への思い​



東日本大震災が起こった当時、
佐々木正美さんは福島県の
「自閉症児を持つ親の会」とお付き合いがあり、
震災が起こった3月にも講演を控えていらしたそうです。

混乱の中ようやっと連絡がつくと、会の保護者の方たちは、
避難所で過ごす子どもたちの対応に大きな不安を抱いていました。

アドバイスを伝えるとホッとしたという声が数多く届いたことで、
同じことを新聞で伝えたら
より多くの被災地の人々に届くのではないか
と考えた佐々木さんは
朝日新聞の「声」欄に、
ファクスで投稿をされたのでした。

投稿は思いがけず掲載され、被災地だけでなく、
全国から「こういう心を配っている人がいることに救われた」
という声がたくさん届き、
こんなことで力になれるのだと改めて思われた、
と佐々木さんは語られました。

以下、投稿された当時の佐々木正美さんの思いをお伝えします。





​自分が守られていることを実感すれば、不安は和らぎます​




投稿記事のなかでつづった子どもへの対応は、
自閉症や発達障がいのある子どもだけでなく、
すべての子どもに共通して行っていただきたいことです。

子どもは皆、親の不安を敏感に察知して、
自閉症や発達障がいの子どもほどではありませんが、
不安定になります。

たとえば震災をきっかけに始まった、
夜泣きや赤ちゃん返りのような行動は
そうした不安のひとつの表れです。

また、「地震ごっこ」をする子どもがいるようですが、
それも何らかの不安を感じて行っているのだと思います。

もし、お子さんがそうした不安定な行動をしていたなら、
「してはいけないよ」と否定せず、
温あたたかい目で見守って、
「部屋に入ってパズルをしよう」とか、
「ブランコに乗ろう」などと
次への行動を具体的に簡潔に伝えましょう。

重要なのは言葉をかけるより、
子どもに寄り添い抱きしめてあげること。

〝自分が守られている〟
という実感がわくと子どもは自然に安定していきます。


​ひとつのことに集中することが不安の解消につながります

今回の震災では、
未来への不安や死への恐怖を抱いた親御さんも多いと思います。

けれども、こんなときはあれこれ多くのことを考えず、
ひとつのことに集中すると不安の解消につながります。

たとえば今夜の夕飯を何にするか、子どもに何を着せるかなど、
実に単純なことでいいのです。

自分がしなければならないことを実行することで、
ある種の自信や安心感が生まれ、
それを積み重ねていくことが希望につながります。

そして、それがひいては子どもの心の安定につながるのです。



​貧しく不自由な時代には家族の強い絆があった

私は昭和10年生まれで、
小学1年生になった年に第二次世界大戦が勃発。

小学3年生から高校を卒業するまでは、
東京から疎開して父の故郷である滋賀県の農村で育ちました。

父は東京では軍需工場の工場長で、
私たち家族はある程度豊かな生活をしていましたが、
疎開をしてからは貧しい生活になりました。

農村で田畑を持たず
生きていかなければならなかった私の両親は、
日雇いで農家の手伝いなどをしながら、
懸命に3人の子どもを育ててくれました。

それは過酷な生活で、学校へ持っていく弁当だけでなく、
その日の食事にも事欠いたことがありました。

今から思えば、
私は母が子どもといっしょに
食事をしている姿を見た覚えがありません。

いったい母は何を食べていたのだろうと思います。

私たち兄弟は、

子どもなりにそうした貧しさを実感していましたが、
自分たちの生活をひがんだり、
卑屈になったことは一度もありませんでした。

むしろ、自分たちの貧しさが村のなかで
どの程度なのか兄弟で話し合うことができるくらい、
貧しさを真摯に受け止め暮らしていました。

なぜなら、私たち兄弟は両親が必死に働いて
努力をして育ててくれていることを、知っていたからです。

近隣の人たちや友人も、そんな私たち家族をさげすむこともなく、
やさしく見守り接してくれました。

​人間は苦しみや悲しみといった困難をいっしょに乗り越えたとき、よりいっそう絆が深まります

今なぜこんな話をしたかといえば、
私は被災した日本人に、
自分の子ども時代と同じことを思うからです。
被災された方々の生活は、
モノが不足して不自由でつらいものでしょう。

しかし、食べ物を分け合ったり、
助け合うといった人間の強い絆を目にします。

その姿は世界の人々をも感動させました。

戦後、豊かで平和で自由な時代を生きた私たちは、
物理的な豊かさを得た反面、
人間関係をおろそかにして生きてきました。

しかし本来、人間は人間関係が豊かでなければ、
自分の存在意義や生きる価値を見いだすことはできません。

安易な気休めをいうつもりはありませんが、
私は今回の震災は、
そうした人間関係を修復する契機に
なるのではないかと思っています。

人間は喜びを分かち合ったときよりも、

苦しみや悲しみといった困難をいっしょに乗り越えたとき、
よりいっそう絆が深まります。

多大な犠牲と代償を払いましたが、
今後私たちは人と人との絆の大切さを、
被災された方々の生き方を通して
学ぶことになるのではないでしょうか。

そして、家族や友人、地域社会の人たちと人間関係を紡ぐなかで、
夢や希望を見いだすことができるようになると確信しています。



【佐々木正美さん|児童精神科医】

1935年、群馬県生まれ。
新潟大学医学部卒業後、東京大学で精神医学を学び、
ブリティッシュ・コロンビア大学で児童精神医学の臨床訓練を受ける。
帰国後、国立秩父学園や東京女子医科大学などで
多数の臨床に携わる傍ら、全国の保育園、幼稚園、学校、
児童相談所などで勉強会、講演会を40年以上続けた。

『子どもへのまなざし』(福音館書店)、
『育てたように子は育つ――相田みつをいのちのことば』
『ひとり親でも子どもは健全に育ちます』
(小学館)など著書多数。
2017年逝去。
半世紀にわたる臨床経験から著したこれら数多くの育児書は、
今も多くの母親たちの厚い信頼と支持を得ている。

*『いま、思うこと だから、伝えたい』edu増刊号(2011年)記事から再構成 




HugKum

[YAHOOニュース]






戦争を経験された方の生き様は今回の地震でも感じますね。

人間誰でも同じ、ただ表現の仕方が違うだけですね。

安心材料が増えれば落ち着くものですね。







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Last updated  2024年02月05日 19時25分11秒
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